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2019年3月4日

トリックプレー「殺人蜂(キラー・ホーネット)」は実在するのか?

キラー・ホーネット アイシールド21
コルツのロンリーセンターよりマシ

NFLはがっつりオフなので、久しぶりに「検証アイシールド21」をやります。

これまでマンガに登場する様々なトリックプレーについて書いてきましたが、まだ触れていないものがありました。

それは泥門と王城のライバル決戦のラストに繰り出され、勝負を決めたと言っても過言でない切り札「(殺人蜂)キラー・ホーネット」です。

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トリックプレー、殺人蜂(キラー・ホーネット)とは?

知らない人にまず解説。

アイシールド21第27巻、関東大会の準決勝で主人公「小早川セナ」が所属する「泥門デビルバッツ」と、マンガ開始当初からのライバルである「進清十郎」が所属する「王城ホワイトナイツ」がいよいよ激突します。

 

試合はあんなこんなで、泥門36-40王城で残り1秒。王城のキックオフを泥門はリターンTDせねば敗退決定という場面。

泥門は当然、東京大会の3位決定戦のようにセナのキックオフ・リターンTDに賭けるしかないのですが、普通に考えて王城がまともにキックするワケがなく、DL大田原の低空キックでリターン封じにでます。

アイシールド21

 

激しくバウンドするボールを取ったのはWRのモン太。アイシールド21  モン太

 

当然、セナがリターンするしか勝ち目が無いのに、モン太がリターンしたら勝率0%。ヒル魔は0.2秒で策を考えねばなりません。

工エエェェ(´゜д゜`)ェェエエ工

アイシールド21

 

ヒル魔が策を考えるよりも早くセナが反応し、モン太のそばに来ます。

アイシールド21

 

しかし、既に周りは王城に包囲されており、万事休す!

アイシールド21

 

この状況でヒル魔が考えた策は・・・

アイシールド21

アイシールド21

 

ヒル魔の呼びかけに応じて、一瞬で集まる4人。

 

練習しすぎて、もはやテレパシーレベルで作戦が伝わるのです。

アイシールド21

 

泥門の動きに、おもわず王城の監督が命名(?)したプレーが!

殺人蜂(キラーホーネット!)

アイシールド21

 

この続きは単行本を買って読んでもらう事になりますが、今回のテーマは果たしてこのプレーが実在するのかどうかです。

「殺人蜂(キラー・ホーネット)」は無い!が、プレーはある!!

Googleさんで「killer hornet(キラーホーネット)」で検索するとヒットするのは「スズメバチ」ばかり。

ならば「killer hornet trickplay」「killer hornet football」「killer hornet NFL」など、アメフト関連の言葉と一緒に検索しても、このようなプレーはヒットしません。

そのとおり、「殺人蜂(キラー・ホーネット)」は、このマンガで名付けられたプレー名であり、実際にアメリカにはありません。

 

しかし、プレー自体は存在します。それが以下の動画。

この動画ではキックオフ・リターンTDを見事に決めており、1回固まってから散る動きはまさに「キラー・ホーネット」なのですが、動画のタイトルは「Hidden Ball Kick Return TD」つまり「隠し玉キックリターンTD」なのです。

ためしに「Hidden Ball Trick」で検索すると、ヒットするのは野球で牽制球を返すふりをして実はボールを持っている、まさに「隠し玉」です。

 

つまり「殺人蜂(キラー・ホーネット)」の実際のプレーの名称は「隠し玉」であり、リターン以外にもウィッシュボーン体型からスナップを受けたQBとRB2名が固まってから散るバリエーションが存在します。

そして、このプレーをやるのは高校生までです。大学やプロでは固まるだけ時間の無駄で、非効率かつ通用しないのでしょう。

 

しかしながら、NFLではボールでなく選手を隠すトリックプレーが存在します。

このプレーは、2012年のイーグルスvsセインツにて、当時イーグルスのWR”ライリー・クーパー”が、エンドゾーンに寝っ転がり、身を隠します。

そして、逆サイドでレシーブしたCB”ブランドン・ボイキン”がリターンすると見せかけて、クーパーへパス!

クーパーはそのままリターンTDを決めるという、「隠し玉」ならぬ「隠しリターナー」が炸裂したトリックプレーでした。素晴らしい!

 

・・・・え?なんでNFCのヨソのチームのレアなプレーを覚えてるかですって?

それはジェッツがこのプレーをパクって、失敗したからだ!!!

イーグルスと同じ緑色だから、エンドゾーンで隠れれると思ったんでしょうかねぇ。。

バレバレでしっかりカバーされて、投げる前に潰されました。

かっこ悪いったらありゃしない。

乙.

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  1. とおりすがり より:

    僕は高校大学とアメフト齧ってたんですけどプレーの名前て全然違うかったんですよね。アイシールドではあんまり触れられないところですが、基本プレーの名前はけっこー同じですけどとくにスペシャルプレーの名前は全く違うんじゃないですか?

    1. JETS狂 より:

      とおりすがりさん>
      必殺技はオリジナル名として、ロンリーセンターやウィッシュボーン、ドラゴンフライってのも実在していたので、半分半分ですかね。
      少年マンガの部分と、青年マンガのうんちくと泥臭さが混じったところが、このマンガの魅力でもあります。
      最後は大崩壊しましたが。

  2. 通りすがりのイーグルスファン より:

    確かイーグルスのこのプレーも、イリーガル・フォワード・パスかなんかで取り消されたように記憶してます。
    ビデオリプレイで観たらパスがヤードラインをまたいで飛んでいたのを見た記憶があります。

    1. JETS狂 より:

      通りすがりのイーグルスファンさん>
      そうなんですね。もうジェッツがパクった事しか記憶になくて。
      反則取られる方が、パクって失敗するよりマシです。ああ、カッコ悪い。

  3. John rider より:

    ネーミング自体はドン・シュラ時代のMIAのキラービー・ディフェンスから頂いてる感じですよね。
    そういや大昔マガジンでスーパードクターKの作者が新人時代に読み切りでアメフト漫画描いてたの思い出しました。
    確か主人公はQBでランプレーでゲインするのにライバルチームの超巨漢DT毎回潰されていて、その攻略の為に廃棄されていた大型冷蔵庫を練習台にする…というお話でした。
    絶対CHIのペリーをライバルのモデルにしてんだろ!って当時思いました。
    つーか多分プロットのスタートがそこですよね。
    TV中継の選手紹介の顔写真もペリーだけ冷蔵庫とか有りましたし(笑)

    1. JETS狂 より:

      John riderさん>
      貴重な情報ありがとうございます。
      スーパードクターKもアメフトに手を出していたとは、隠れファンは多そうです。
      劇画タッチかつ、冷蔵庫を練習台にする無謀さ加減は何か5ヤーダーに通じるものがありますね。
      次回作はスーパーキッカーKでお願いしたいところです。

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