予想外に収穫
全体3位でQB”サム・ダーノルド”を手に入れ、最高の滑り出しを見せたドラフト。
激動の3日間が終了しましたので、全PICKを確認しましょう。
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ジェッツ、ドラフト2018まとめ
1巡(全体3位):QB”サム・ダーノルド(Sam Darnold)” From 南カルフォニア大(USC)
3巡(全体72位):DT”ネイサン・シェパード(Nathan Shepherd)” From フォートヘイズ州立大学
4巡(全体107位):TE”クリストファー・ハーンドン(Christopher Herndon)” From マイアミ大
3日目はまず、抜けたTE”オースティン・セフィリアン=ジェンキンス”の穴を埋めるTEを獲得。
ハーンドンは身長193㎝114kgの大型TE。ブロックのみならず、ショートパスのレシーブもこなす今ドラフトで最もバランスの取れたTEという評価です。
しかし、2017年に左ひざのMCL(膝の内側側副靱帯)を断裂し数試合と、シニアボウルを欠場したことが評価を落しました。
ジェッツのキャンプでは、昨シーズンのドラフトの5巡で獲得した”ジョーダン・レゲッツ”とウェーバーで流れてきた元レイダースの”クライブ・ウォルフォード”と先発を競います。
5巡目(全体143位):既に49ersのCB”ラシャード・ロビンソン(Rashard Robinson)”のトレードに使用済
かなり前の話なので忘れていましたが、5巡目のPICKは2017年のトレード期限ギリギリに49ersのCB”ラシャード・ロビンソン”とのトレードに使用していました。
5巡目(全体157位 Fromカウボーイズ):バイキングスとのトレードに使用
そして、カウボーイズから既にもらっていた今回PICKに使う5巡目をバイキングとトレード。その詳細は、
・ジェッツ
バイキングスの6巡目(全体167位)と7巡目(全体225位)をゲット。
・バイキングス
ジェッツの5巡目(全体157位)をゲット。
6巡目(全体179位)CB”パリ―・ニッカ―ソン (Parry Nickerson) ” From テューレン大
6巡目でCBの層を厚く!ニッカ―ソンは大学で4年間スターターを務めた経験豊かなCB。
ウリは40yd走4.32秒のスピードで相手WRをガッチリとカバーします。
逆に欠点は、そのスピードと引き換えとなるフィジカルの弱さ。身長178㎝体重82㎏と小柄で、WRとの競り合いに不安があること。とにかく、スピードでねじ伏せるしかない!
6巡目(全体180位)DT”フォロルンソ・ファツカシィ (Folorunso Fatukasi) ” From コネチカット大
連続PICKでDTを獲得しましたが、これまた非常に変わった名前。
PICKした時の動画の音声からカナをふりました。「ファツカシィ」の「ファ」にイントネーションをあげて「ふあっ!つぅかし~~い」と言いましょう。
かつ、Folorunso は省略され「Foley Fatukasi」と明記される事も多いです。めんどくせー。
そんな話はさておき、彼の特徴は身長190cm体重144㎏の巨体とパワーのみ。全てをパワーでねじ伏せてきましたが、スピードと俊敏性やバランスに欠点があり、タックルミスしちゃいそうです。
JETSに来たからには、頑張れ。
6巡目(全体204位)RB”トレントン・キャノン (Trenton Cannon) ” From バージニア州立大
3回目の6巡目でRBを指名。
RB“トレント・キャノン”は身長180cm体重83kgで、小カンファレンスですが2017年はラン1638yd(1試合平均148yd)獲得17TD、2キック・オフ・リターンTDを記録しております。しかし、レシーブ能力に難があるとのこと。
まさにジェッツが彼に求めているのは、リターナーとしての能力です。昔は強みであったリターンが今や死んでいるジェッツに彼は光を刺す事ができるのか?
7巡目(全体235位)→コルツとトレードし、DE”ヘンリー・アンダーソン(Henry Anderson)”を獲得
7巡目は全体3位獲得の相手だったコルツと再びトレード。ジェッツは7巡目と引き換えにコルツのDE”ヘンリー・アンダーソン”を獲得しました。
アンダーソンは2015年ドラフトにて3巡目でコルツが獲得した選手。198㎝136kgという超巨漢のパスラッシャーです。
コルツでは、3シーズンで29試合出場し65タックルを記録。昨シーズンに関しては9試合(8試合先発)出場し、2サック1ファンブルフォースを記録しています。
コルツが彼を手放す理由は健康問題。ACL断裂を2回している上に、昨シーズンは手術が必要とする喉頭の障害によりシーズンエンドしました。
かつ、コルツは新DC” Matt Eberflus”以下で4-3D#にシフトするため、彼の役割が不透明でした。
しかしながら、この健康問題をクリアすれば宝に化ける可能性は大いにあります。
アンダーソンは
「喉の障害を通告された時、すぐ良くなるだろうと思っていたのだが、スキャンの結果を聞いた時、うんざりした。」
「私は新たにスタートできて気分がいい、ラッキーだ」
とコメントしています。
彼が上手く機能すれば、しゃーなしに獲得する7巡目が元3巡目のベテランに変わるという超絶ラッキーな展開。
ジェッツのパスラッシュ問題をなんとかしてくれ。
総評
全体3位で”サム・ダーノルド”を獲得し、DL、CBに加えてリターナーを獲得でき、いつものドラフトより満足しています。7巡目で元ドラ3を獲れたのも良し!
しかしながら、OLを全くPICKしなかったところに疑問を感じますが、これもPICKするタイミングでの判断なのでしょう。
とにかく、古株を全員撤廃し、若手中心のチームに切り替えた改革の2年目。HC”トッド・ボウルズ”の本気はこれからです。(こんどこそ)
で、ペティとハッケンバーグはどうするのよ?
(;´Д`)ノ
その他のニュース
OLB”David Bass”と再契約。
全体ではOLのpick がなかったこと、またDLかよってとこに疑問が残りますが、TEは層が薄いので、4巡のTEハーンドンに期待したいですね。そして、ついにダーノルドという希望の星を手にしたのですから、無理に最初から出さなくてもいいのでしっかり育てて欲しいです。
過剰なQB問題はペティは昨シーズンのパフォーマンスから、もう残す必要はないでしょう。そしてダーノルドを得た今、ブリッジウォーターを残す意味はないのでは?むしろ、ハッケンバーグを残してダーノルドがスターターになった時にベテランと若手の控えで十分です。
ぼぴちゃんさん>
ペティはもうイランとして、経験値はあるがケガの不安を残すブリッジウォーターとなぜか公式戦に出さないハッケンバーグのどちらを3rdQBに残すかの問題ですね。
たしかに、ブリッジウォーターよりハッケンバーグの方が伸びしろがあり、ブリッジウォーターの方が不要な気になってきました。
しかし、これでダーノルドがジャマーカス級のBUSTだったら、ショックであと10年は暗黒時代が続きそうです。
どうやら若手主体の編成に切り替えたようですね。今期ではなく2・3年後に期待が持てそうですね(今度こそ頼みますよ)
ふて猫さん>
昨シーズンからキャップを多く締めるベテランをガンガン切ったおかげで、今シーズンはかなりキャップスペースが空いて自由な補強が出来ています。
モック全体1位のQBを獲得したからには、期待するしかないでしょう!
サム・ダーノルドは、「From オクラホマ大」ではなく「From USC」ですよ~
匿名さん>
そのとおりです。以前にここの欄がコピペミスでメイフィールドになっていて、名前は変更しましたがカレッジ名はそのまま残ってしまいました。
JETS狂の宴は、みなさまに支えられて生きております!