司会者にまで「潰してこい」と指示が出たのか・・

もう毎日毎日動きがある日大の悪質タックル問題。

宮川選手の勇気ある潔い記者会見の2日後に緊急で行われた日大の内田監督と井上コーチの記者会見は、宮川選手の会見とは正反対の非常に気分が悪くなる最悪のものとなりました。

[SPONSORED LINK]

分かりやすい嘘ばかりの奇襲の記者会見は何のため?

日大記者会見(Youtube)

日大の記者会見

 

まぁ、多くのメディアで伝えられてるので、ここであらためて詳細を説明することは無いと思いますが、日大の記者会見の内容は宮川選手の発言を否定する内容でした。

否定するというか、記者の質問と日大の2人の回答が噛み合っていないという方が正しいでしょう。

 

会見に記者として参加していた有馬さんが北川コーチに「宮川選手がウソをついている認識でよろしいでしょうか?」の質問に「そうではありません」と言いつつも、あらゆる宮川選手の発言を否定。

 

しかも、その内容があやふやで、最初は「言ってない」と言っていた事が会見の終盤では「記憶にない」にすり替わる、明らかな嘘を突きとおす日大の姿勢は誰でもハッキリと分かり、またも批判が殺到しました。

 

内田監督に関しては1プレー目の悪質タックルを「見ていなかった」「プレーがあれよあれよと進んで・・」など、当時悪質タックルに気づいていないと発言してましたが、映像からまるでラフプレーが最初から起こる事を知っていたかのように、パスを投げ終わったQBの方をガッツリ見ています。

内田監督 見てる

 

かつ、ノーハドルオフェンスならいざしらず、パーソナルファウルで15yd罰退があるのに試合が「あれよあれよと」進むはずがありません。

NFLを普段から見てる私たちからしたら、この矛盾に「そんなアホな!」と神速のインパルス級に反応できます。

 

さらに週間文春が公開した試合直後の内田監督のインタビューの音声データから、宮川選手を褒めている事も発覚し、ラフプレーがあった事も認識していました。

 

そもそも「ケガをさせる指示をしていない」という日大側の話が本当ならば、もっと早く記者会見をしているでしょう。

 

私は、宮川選手が経緯を全てまとめて、どのような発言があったのかまで詳細を明らかにした会見の後でしたから、日大が宮川選手の勇気に動かされ宮川選手の告白を認める内容だと思っていたので、正直、残念を通り越して気分が悪くなりました。

 

しかも、この記者会見を行う発表があったのは6月23日の午後7時ごろ。この記者会見は午後8時開始であり、記者に準備に与えられた時間はわずか1時間。

しかも午後8時というのは、NHKのニュースの間でゴールデンタイム中に各局がニュース番組を行わない唯一の時間帯ともいえるでしょう。

 

個人的には、日大は24日までに文章で回答すると発表していただけに、宮川選手が顔を出した以上、日大も顔を出さずに文章だけで回答すると、さらに炎上すると思って「顔を出した」という既成事実を作るためだけの奇襲会見だったと思います。

司会者の日大広報、米倉久邦(よねくら・ひさくに)の会見潰し

さらに炎上させるガソリン(というか、ジェット燃料)を放り込んだのが、司会をしていた日大広報の米倉久邦 氏。

司会者炎上(Youtube)

日大広報米倉

 

司会者とは開始と終わりのあいさつ、及び進行するのみが本来の役割のはずが、次々と記者の質問に割って入り、挙句の果てに会見を強制的に終わらそうとする暴挙にでます。

 

これが商品のキャンペーンの記者会見で、タレントに商品と関係ないプライベートな質問をしたのなら、打ち切るのは理解できますが、疑惑が晴れない課題に対しての質問に対して強制終了させるのは、記者会見ではありません。

 

さらに記者会見史上に残る名言を連発!

記者の「みんな見てるんですよ」の問いに

「見ても見ていなくてもいいんですけど」

 

記者の「納得できないから(会見を)続けるんじゃないですか?」の問いに

「納得するまでやったら2~3時間になる」

 

?「見なくていい」「納得させない」趣旨の記者会見って何なのでしょう?

 

この人も日大広報の上司に「記者会見を潰しに行け」「うやむやに終わらせたら、こっちの得」「やらなきゃ意味ないよ」など、日大メソッドの指示をされていたのでしょうか。

内田監督、広報の米倉氏 ともに入院

そして、オチが内田監督と司会で炎上した米倉氏の2人が心労を理由に同時入院です。

追及を逃れる政治家の使い古された手口ですね。

 

6月24日期限の日大の回答はいかに?そして6月26日にそれを受けて関学大が再び記者会見を行う予定ですが、どのような発言が飛び出すのか。

 

一体、いつ終わるの?この事件。