末は別にヒマじゃないですよ
8勝チームが5つ並んで最終のWeek17に突入しました。JETSはWeek17のベンガルズに勝利するとプレーオフに出場できます。
と、ここで疑問に思うのは同地区対決にボロボロに負けまくったJETSがなぜ、他の同勝率チームが勝利しようが、ベンガルズに勝つと無条件でプレーオフに行けるのか?

初心者に優しいサイトをうたっているので一応、その理由を説明しときます。

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▼タイブレーク
まず地区優勝を逃したチームだけで全試合の勝率を比較します。
そうするとジェッツ、ブロンコス、レイブンズ、テキサンズ、スティーラーズの5チームが8勝で並びます。
この5チームはWeek17で直接対決しないので、全員Week17で勝利して9勝で並ぶ可能性があります。

最終戦終了時に同勝率のチームが並んだ場合、「タイブレーク」ルールが発動します。
タイブレークとは「同数均衡 (tie) を破る (break)」から派生した言葉で、一般の人がタイブレークと聞くと、テニスでエンドレスに試合が続く状況を想像すると、思いますがこれは全く別物です。
(今年のフェデラーの決勝はマジで永遠に続くかと思った(=0=;))

 

▼直接対決
同勝率のチームが並んだ場合は直接対決したときの勝率で優越が決まります。
3チーム以上で直接対決を比較する場合,比較するすべてのチームに勝ち越しているか,負け越しているチームがある場合のみなので、現時点で並ぶこの5チームに適用されません。

 

▼AFC内の勝率
現時点でAFC内のみの勝数はジェッツ、レイブンズ、ブロンコスが6勝でテキサンズ、スティーラーズが5勝なのです。これが同勝率でもテキサンズ、スティーラーズが不利となる理由です。

 

▼共通対戦相手。
残るジェッツ、ブロンコス、レイブンズの3チームはジェッツのみ直接対決していないので、共通の対戦相手との勝率で優越を決めます。(共通の対戦相手が3チーム以下だとこのルールは適用されず)
最終戦でこの3チームが勝利すると共通の対戦相手との勝敗はこうなります。

           ジェッツ  ブロンコス  レイブンズ
ペイトリオッツ   △     ◎       × 
レイダース     ◎     △       ◎
コルツ       ◎     ×        ×       
ベンガルズ    ◎     ◎       ×

⇒ジェッツは共通対戦相手のペイトリオッツに1勝1敗、レイダース、コルツ、ベンガルズに勝利で他の2チームより上になります。よってJETSはベンガルズに勝利すると、他のチームの勝敗関係なしでプレーオフにいけるのです。
そう、Week15まで全勝しているコルツや地区優勝チームに勝利するということは、普通の1勝とは重みが違うのです。

ただし、次にブロンコスとレイブンズを比較するとブロンコスの方が有利に見えますが、この2チームは直接対決をしてレイブンズが勝っているため、勝率で並ぶとレイブンズが上になります。
ブロンコスは本当に運が無い(=0=;)

 

▼8勝チームが全て負けてもJETSはプレーオフに行けるのか?
それはノー。スティーラーズvsドルフィンズが直接対決するので、8勝のスティーラーズが負けるということはドルフィンズが勝利して8勝ラインにならびます。ジェッツはドルフィンズに直接対決で負けているので、ドルフィンズはジェッツを上回るからです。
(テキサンズが勝利していれば、テキサンズがドルフィンズの上を行く)
もう一つのワクは、ベンガルズに負けると共通対戦相手の勝率でブロンコスにならび、次の条件の対戦相手の勝率で負けるようなのでJETSはプレーオフに行けません。

新年早々勝つしかないこの大一番、さぁどうなる!!