とうとう明日、スーパーボウル出場をかけたコルツ戦です。
世間的にはコルツ勝利と多くの方が見てますが、これまで何度も世論を覆し続けてここまできたので、逆に不利と予想されるのはありがたい。
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そのミラクルチームのルーキーQB”マーク・サンチェス”は野球映画「ナチュラル」(1984)で、スラッガーのロイ・ホッブスのバットに書かれている「ワンダーボーイ」と書かれているTシャツを着て記者会見に登場。
この映画は若くして野球の天才と呼ばれるが、凶弾によって球界入りを遅らされ、35歳にして”奇跡のルーキー”として活躍する事になった男ロイ・ホッブス(ロバート・レッドホード)の半生を「レインマン」のバリ・レビンソン監督が描いたものです。
その奇跡にあやかってサンチェスもこのTシャツを好んで着ているのだとか。
ついでに1試合ごとに野性味が増してくると思ったら、ゲン担ぎでアゴ髭を伸ばしまくって、ライアンから散発も染み付きスェットも洗らわないように指示を受けて、ゲン担ぎに徹底しているようです。
そんなもんで勝てたら苦労はいらないのですが、2戦連続で相手のフィールドゴールが入らないという現実には何か科学では証明できないものが動いているようにしか思えないです。コルツ戦でも名キッカーのビナティエリはFGを外すのかも注目するところです。
あと、実況の近藤さんはNFL JAPANに「どんな状況でもJETSは何が起こっても不思議ではないチーム」という内容のコラムを書いています。
数字と現実に負けるか?ゲンと勢いで勝つのか?運命の決戦まであと数時間です。
[引用:NFL JAPAN]
>これぞ”ギャンググリーン”、ジェッツ快進撃の秘密は? [近藤 祐司]
激戦を勝ち抜き、カンファレンス・チャンピオンシップに出場する4チームがいよいよ出揃った。今年のディビジョナル・プレイオフは、NFC、AFC共にシード順位が高いホームチームが順当に勝ち進んでいるように思えた。だが、最後に行われた現地17日のナイトゲームでニューヨーク・ジェッツが敵地でサンディエゴ・チャージャーズを破るアップセットで、負ければ終わり、一発勝負のプレイオフは、今シーズンもエキサイティングな展開を見せている。
レギュラーシーズン最終週に勝利してプレイオフに滑り込んで入ったジェッツの今季の戦いぶりは神懸かり的だ。
プレイオフに入ってからも相手に2試合で合計5本のフィールドゴールを外させたほどだ。シンシナティ・ベンガルズ戦では、ベテランキッカーのシェイン・グラハム(ベンガルズ)が2本外し、チャージャーズ戦ではプロボウルに選ばれたネイト・ケディングが69本ぶりに40ヤード以内のFGを外すという”幸運”にも恵まれた。
守備MVP候補だったジェッツCBダレル・レビスも相手QBフィリップ・リバースのパスをジャグリングしながらキャッチする奇跡的なインターセプトを見せ、自陣まで攻めこんできたチャージャーズの得点機を奪った。
ルーキーQBのマーク・サンチェスもこの試合のパッシングヤードはわずか100ヤード程だったが、数少ないゴール前のチャンスでロールアウトしながらTEダスティン・ケラーに勝ち越しのタッチダウンパスを決め、昨年のジョー・フラッコ(ボルティモア・レイブンス)に続いて、新人QBとして史上2人目のプレイオフ2勝目を上げた。
また、シーズン終盤戦から頭角を現してきたルーキーRBのション・グリーンは、ジェッツのプレイオフ史上最長となる53ヤードの独走タッチダウンランで値千金のダメ押しタッチダウンを奪った。
だが、ジェッツ快進撃の最大の要因は、なんといっても、ルーキーヘッドコーチのレックス・ライアン氏のリーダーシップと決断力だ。第4Q残り1分40秒、3点リードで迎えたジェッツのチャージャーズ陣29ヤード地点での第4ダウン残り1ヤード。 ここでライアンヘッドコーチは、6点差にするFGでも、パントでもなく、迷わずギャンブルを選択してファーストダウンを更新を狙った。結果、ジェッツは得意のランプレイで2ヤードをゲインして試合を決めた。
ジェッツは、第2Q残り8分になるまでファーストダウンを一度も更新できないほど、チャージャーズとの力の差は歴然だった。おそらく、チャージャーズと10回戦っても4回も勝てないくらい力の差があったように思えた。だが、ジェッツの全てのゲームプランが”ハマった”見事なアップセット勝利だった。
そんな”神懸かりな力”を感じさせるジェッツは、今週、カンファレンス・チャンピオンシップで天才QBペイトン・マニング率いるインディアナポリス・コルツと対戦する。ジェッツにとっては、さらに厳しい戦いを強いられることになる。
この両チームはすでに今季の第16週で対戦し、その時はマニングを試合中にベンチに下げたコルツが、ジェッツに逆転負けを喫した。奇しくも、コルツのレギュラーシーズン連勝記録が23でストップした試合であった。
当然、今回も下馬評は、マニングを擁し、ホームで戦うコルツが断然有利とされている。だが、これまでのジェッツの戦いぶりと勢いをもってすれば、何が起こっても不思議ではない。
ジェッツがスーパーボウル進出を決めれば、第3回大会(1968年シーズン)、あの伝説QBのジョー・ネイマス以来となる。入団時からネイマス以来の大
物QBと騒がれたサンチェスが、果たして、ニューヨークに約40年ぶりの歓喜をもたらすことができるのだろうか? ジェッツの戦いには、注目だ!