プレシーズンは結果より内容だ!

前試合の記事でプレシーズン3戦目で「ジェッツのQBに対する方針が分かる」と書きましたが、その通りこの試合でジェッツが誰を開幕先発QBにするのかがハッキリとしました。

この試合の課題は、「そのQBがこの試合で期待に応えれるか?」ですが、期待以上のパフォーマンスを見せました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

2018年 8月 24日

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジャイアンツ

7

12

0

3

22

ジェッツ

7

6

0

3

16

オフェンス

だいたいのチームが先発に1stチームを長く出場させて、開幕への最終調整を行うプレシーズン3戦目。その試合の先発QBは#15”ジョシュ・マッカウン”ではなく、今年ドラ1QB#14”サム・ダーノルド”でした。

前試合のように前半をダーノルド、後半にQB#05”テディ・ブリッジウォーター”を出して、また競争させるのかと思いきや、ダーノルドと1stチームは後半も1シリーズをプレー。

もはや、開幕先発はQB”サム・ダーノルド”にまかせる方針であることが明らかになりました。

 

そして、ダーノルドが前試合よりも成長を見せ、2TDを演出する活躍を見せて期待に応えます。

ダーノルドのみのハイライト

ダーノルドのパスは、ほとんどのパスが10yd以上のミドルで、パスプロの向上が今回のダーノルドのパフォーマンスを助けました。

スタッツはパス8/16回86yd獲得、1TD、0INT。ラン13yd獲得。

 

とにかく、ダーノルドはパス失敗時もボールはレシーバーの先に行っており、ターンボールなどのミスが無いのが素晴らしいです。

さらに、前試合では相手D#にブロックされて浮いたボールをINTされた経緯からか、今回はD#のブロックが届かない弾道でパスを決めるという復習にも似たプレーを見せます。

 

さらに投げ捨てる時は投げ捨てる(インテンション取られたけど)判断ができ、さらに14ydのロングスクランブルを初披露。意外に足が速く、プレーの幅広さを見せます。

このスクランブルは、今後の対戦相手が警戒せざる得なくなるほどインパクトがあり、相手DCの頭を悩ませるでしょう。

 

先発WRに本来は2017年シーズンのエース候補であったがキャンプで負傷しシーズンエンドしたWR#81″クインシー・エヌンワ”と、そのエヌンワ欠場のおかげで繰り上がって先発となったために大ブレイクしたWR#11″ロビー・アンダーソン”という異色のドラフト外コンビ。
(※コメントからエヌンワは2014年ドラ6である指摘がありました。JETS狂の宴は皆様に支えられて生きております)

エヌンワはプレシーズン発出場で2レシーブ28ydと数字的には物足りないものの、ハイボールへの強さを見せるインパクトのあるプレーでアピール。

WR#11″ロビー・アンダーソン”は、相手D#のブロックの上を超えてくる難しいパスに対処し、1レシーブ11yd獲得ながらも、こちらもインパクトのあるプレーを見せます。

 

そしてダーノルドのパスから個人技でTDを決めたのが、初出場のWR#01″テレル・プライアー”。クロスルートでフィールドを横切りながらパスを受け、そのままD#を振り切ってエンドゾーン左端に走り込むスピードを見せます。

 

プレーコールは前試合の反省からか、RB#29″ビラル・パウェル”のランで組み立てて、ダーノルドを助けます。

パウェルはラン10回24yd、1TDという、数字的に効率が悪いながらも決める時はきっちり走る活躍。

そして私が期待しているRB#20″アイゼイア・クロウェル”はラン6ydですが、レシーブが2回18yd。ラン・アフター・キャッチでキレキレの走りを見せます。

クロウェルに関して、ジェッツが獲得した時に「レシーブが苦手」という情報を見たのですが、実際にプレシーズンではレシーブに問題は無く、むしろ上手い部類に見えます。

 

一方、後半の2シリーズ目から登場したQB#05″テディ・ブリッジウォーター”ですが、同時にO#全体が2ndチームに切り替わり、OLがパスラッシュを正面からの侵入を許すなどの脆弱ぶりで大苦戦。

しかしながら、TDは無いものの、パス11/15回104yd獲得0TD、0INT。1FGを演出し、不利な状況でもパフォーマンスの高さを見せました。

 

ちなみに#10WR”ジャーメイン・カース”は腹部を負傷して欠場したという情報のみで、どの程度の負傷なのか現時点で不明です。

ディフェンス

22失点ですが、TDを取られたのはパントリーターンTDのみで、今回もFGは許すがTDは許さない「曲がるが折れない」D#を見せました。

 

ジャイアンツQB#10″イーライ・マニング”にWR#87″スターリング・シェパード”へ次々とパスを通されるも、最終的には守り切ってFGで終わらせます。

しかしながら、WR#87″スターリング・シェパード”は凄いですね。後ろから来るロングパスを全力で走りながら前に出した手でレシーブします。

カバーしていたのにレシーブを許してしまったDB#41″バスター・スクライン”が「シェパード半端ないって。後ろから来たボール、レシーブするやん。そんなん出来ひんやん」と言った気がしました。
(もう、このネタは賞味期限切れかな・・)

 

シェパードといえば今年3月にモデル”シャネル・イマン”と結婚。

元VSエンジェルスのシャネル・イマン、アメフト選手のスターリング・シェパードと結婚! | Hollywood News – ハリウッドニュース

さらに5月には”シャネル・イマン”が妊娠を発表し(つまり、できちゃった婚)、8月に出産しております。「シェパード、半端ないって!」

 

そんな話はさておき、2016年ドラ1のLB#58″ダロン・リー”が絶好調。相方のLB”デマリオ・デービス”がいなくなっても、俊敏な動きでタックルを稼いでおります。

ランD#が鉄壁なのは、リーのおかげでしょう。そのうち、名LBで「リー」と言えば”ショーン・リー”でなく、”ダロン・リー”となる日が近いかもしれません。

 

そして2015年ドラ1DT#92″レオナード・ウィリアムス”もパスラッシュやランストップにインパクトのあるプレーを見せます。

 

他にもいろいろ言いたいのですが、そこは割愛。とにかくプレシーズン3試合を通して、レッドゾーンD#でTDを1回も取られておりません。

物足りないのは1stチームが0サックであること。“カリル・マック”、ウチ来る?

スペシャルチーム

今試合の戦犯はSTだ!

パントリターンTDを決めらるわ、ビッグリターンを許すわ、K”テイラー・バートレット”がエクストラポイントを外すわ、#40”トレント・キャノン”がファンブルロストするわ、真面目にやれ!!

ヘ(゜∀゜*)ノ

総評

反則が多いものの内容的には悪くなく、ダーノルドが新たな一面を見せて開幕先発は確実でしょう。

ブリッジウォーターも悪くはないのですが、ダーノルドとマッカウンの存在と、活躍すると高額なサラリーが発生する契約から、トレードは必須かと思います。

 

しかしブリッジウォーター的には、修復不能と思えるぐらい膝がズタズタになり選手生命が終わるような重症から立ち直り、ジェッツに獲得されることで世間に高い能力と不屈の精神をアピールできたのですから、ジェッツには感謝でしょう。

加えて、トラウマになるレベルであろう重症を負いながらも、パスラッシュに全くビビっていない根性には、目を見張るものがあります。

 

負け越しているプレシーズンですが、”ジーノ・スミス”と”マーク・サンチェス”の先発争いを見せられてる時期に比べりゃ、ストレスは全くありません。パスがちゃんとレシーバーに行ってくれるって素晴らしい。(当たり前)

 

とにかく、昨シーズンは第4QになるとD#が大崩れする傾向があるものの、近年のジェッツはQBがターンオーバーを連発しなけりゃD#が粘って勝てるチームなので、的外れな所に投げないダーノルドのパスには、非常に期待できます。

今年こそ、プレーオフに行けそうな気がする~~。