課題は多い

戦力強化のオフシーズン。さて、まずは何をすべきなのでしょうか?

そこでESPNの記事、「Five moves each AFC East team should make this offseason」から、AFC東で各チームがオフにすべき5つの事をお伝えします。

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JETS編

1:キャップスペースを空けろ

現在、キャップが6.7Mもオーバーしており、とにかくキャップスペースを空けねば自由に戦力強化もできません。

昨シーズン、ファーガソンの後釜としてとった元ブロンコスの”ライアン・クレディ”が居なくなれば10Mドルほど余裕ができます。

あとは、マーシャル&デッカー、OT”ブレア・ジャコミニ”、C”ニック・マンゴールド”、LB”デビット・ハリス”などの高給取りのベテラン勢の契約を見直す必要があります。

2:CB”ダレル・リーヴィス”、減給に応じなければカットも視野。

2015シーズンより5年70Mという高給でJETSに復帰したリーヴィスですが、ご存知のとおり「パス不毛地帯」と呼ばれた「リーヴィス・アイランド」も今や「いらっしゃいませ、ええパス取れまっせ!」の観光地。若手のWRにやられまくっています。

もはやリーヴィスも32歳。セーフティーへのコンバート案も出ており、高すぎるサラリーを減給しなけりゃ割に合いません。

パッツをSB制覇に貢献した後に「古巣JETSを制覇させる」という勢いで帰ってきたのですが、JETSのSB制覇に協力してくれるなら減給してくれるよね?

3:DE”シェルドン・リチャードソン”をトレード

ドラフト1巡でDEばっかり獲ったためにDEが飽和状態。ドラ1ばかり並べてもサック数が上がるわけもなく、むしろ2016-2017シーズンでは起用法に迷いが出ました。

残すべきDEは”モハメド・ウィルカーソン”と”レナード・ウィリアムズ”の2名にして、元新人王の”シェルドン・リチャードソン”はトレードに持っていくべきとの事。

トレードすれば、まだ2巡目ぐらい交換できる価値はあります。

4:焦るなQB問題

一番重要な問題ですが、ここにキャップを割いてはいけません。

“ライアン・フィッツパトリック”&”ジーノ・スミス”が去り、”ブライス・ペティ”&”クリスチャン・ハッケンバーグ”の先発経験が非常に浅い2名が残るJETSのQB。

だからと言って、ガロポロの獲得やロモをトレードで獲得すること、ドラフト1巡QBをトレードアップして獲得するなど、リスクを背負ったQB獲得はやってはいけません。

 

狙うなら中級レベルの”マイク・グレノン”がBEST。バックアップとしては少々高くなるものの、高いパス成功率を記録しているグレノンならば高級QBやドラ1QBを狙うよりも安価です。

5:タイトエンド(TE)問題をなんとかする

昨シーズン、ほぼレシーブの無かったTE。近年ドラ2で獲得したTE”ジェイス・アマロ”は大失敗で既にタイタンズに移籍しています。

パッツからFAとなる”マーテラス・ベネット”を高いサラリーで獲得することも解決になず、FA市場よりもドラフトで獲得する方が良いでしょう。

 

・・・とにかくお金(キャップ)の問題が大きいです。「DB全般が弱い」とか「RBやリターナー不足」などの問題は2の次です。こう見るとJETSって、いいところ無いなぁ。

 

・・・AFC東の他のチームに関してはかなり省略して、適当に。

ペイトリオッツ編

1:LB”ドンタ・ハイタワー”と再契約

→彼のファンブルフォースが無ければパッツのスーパーボウル制覇は無かったでしょう。

再契約は必須か!?

2:CB”マルコム・バトラー”との長期契約、CB”ローガン・ライアン”はさよなら

→もはやパッツDBに不可欠な存在となったバトラー。彼も引き留めなければなりませんな。

3:WR”マイケル・フロイド”とRB”ルギャレット・ブラント”は再契約し、TE”マーテラス・ベネット”はさよなら

→またもFAの話。なんせパッツはFAが多いですから。

4:DT”ドンタリ・ポー”(チーフス)、DT”カライス・キャンベル”(カーディナルス)、OLB”チャンドラー・ジョーンズ”の誰かを獲れ!

→おいおい、”チャンドラー・ジョーンズ”を戻すってのかい。カーディナルスで爆発したからって、調子良くね?

5:QB”ジミー・ガロポロ”をトレード

→最後にコレです。ブレイディの後釜を探していたハズなのに、「ブレイディ、まだまだイケるじゃん」ということで、ガロポロは売れそうなときに売り飛ばすのがヨシ!

「チーフスがアスミスの代役に狙ってる」とのことですが、それこそ”マット・キャッセル”の二の舞になりそうで、チーフスの学習能力が問われる事になるでしょう。

ドルフィンズ編

1:DE”マリオ・ウィリアムス”のカット

→テキサンズのスーパーマリオも今や球団のお荷物。カットすれば、かなりのキャップスペースができます。

2:QBタネヒルの2017年は見守ろう

→2017年に20.3M のキャップヒットが発生するタネヒルの契約は、イジらないのがBEST。

バックアップの”マット・ムーア”の費用対効果も素晴らしいので。

3:WR”ジャービス・ランドリー”と契約延長しとけ

→3年目終了の”ジャービス・ランドリー”はFAになる前に長期契約しとけとのこと。

4:WR”ケニー・スティール”は不要

→ジャービスとは逆に、セインツからやってきた彼は、もういらないとのこと。

5:DE”アンドレ・ブランチ”&LB”キコ・アロンソ”とは再契約

→制限付きFAのキコは、他に獲られにくいので、じっくりと再契約。ジャガーズから来たブランチとも再契約しておくとヨシ。

ビルズ編

1:QB”タイロッド・テイラー”について、もう1回考えよう

→昨シーズンは2年40.5M で契約したテイラーについて、これでいいのか考えてみよう。

2:QB”ジェイ・カトラー”と契約

→と、いうことでQBを獲るならカトラーがBEST。

ケガしやすいロモ、若いガロポロ、低い評価のドラフトQBと比較すると、カトラーを引き入れるべきとのこと。

3:CB”スティーブン・ギルモア”をなんとしても確保

→プロボウルCBギルモアがFAになりますが、彼を逃してはならない。

フランチャイズタグを張ってでも流出を阻止。たとえテイラーをリリースしてでも・・・

4:LB”ロレンゾ・アレキサンダー”は移籍しても、LB”ザック・ブラウン”はキープ

→意外な話かと思ったら、問題は年齢なんですよね。33歳のアレキサンダーに固執せず、27歳のブラウンはチームに残せという事。

5:多くのドラフトPICKの獲得に集中

→とにかく若手をかき集めて、ダイアの原石を掘り出してチーム再建です。

総評

ということで、2、3日前の記事なので、現在ではこの記事のとおり、JETSはライアン・クレディとの延長オプションを行使しませんし、ドルフィンズのマリオもリリース予定のようです。

ガロポロもトレードするとなると、移籍先でのパフォーマンスが気になりますね。「次期ブレイディ」の期待をして、彼のジャージを買ったファンはどうなるのでしょうか?

それより、JETSにも早くジャージを買っても長持ちを保証するようなスターが現れて欲しいものです。
観戦会にサンチェスのジャージを着ていくのが痛くて、”ケレン・クレメンス”(現チャージャーズ)のジャージを着ていったぐらいですから。

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