平均以上によくやった編

次は、まぁドラ1であろう平均レベル以上の人たちです。

11位:WR”サンタナ・モス”(Santana Moss, WR)

・2001年、全体16位

レッドスキンズ臭が強すぎて驚く方もいると思いますが、元はJETSの選手です。

レッドスキンズに行った後も1年だけ謎のトレードで帰ってきた事もありました。(たしか)

私が初めて買ったマッデンNFLで、「モスに投げてりゃ勝てるゲーム」と思わせたぐらい優秀なレシーバーでした。

10位:DE”シェルドン・リチャードソン”(Sheldon Richardson, DE)

・2013年、全体13位

この間、トレードの噂を書いたのですが、そんな彼も近年では優秀レベル。

ルーキー時代にプロボウル選出&新人王の活躍をいたしました。

しかし、現在のJETSにはDTが多すぎて彼は弾きだされそうな状況。これはJETSの下手なドラフト戦略の功罪でしょう。

9位:QB”チャド・ペニントン”(Chad Pennington, QB)

・2000年、全体18位

ご存知、フィールドの貴公子ペニントンが9位にランクイン。

トム・ブレイディがこの年の6巡目でペイトリオッツに獲得され、まさにブレイディにとって倒すべきライバルでしたが、ブレイディはあっという間にスーパーボウルを制覇しちゃって、逆に埋められない差をつけられました。
(この年にドラフトでブレイディより先に獲得され、ブレイディに負けたQB6人を『ブレイディ6』 と呼ぶ)

ペニントンは、肩が無いものの勉強熱心でリーダーシップにあふれた非常にさわやかなQBでしたが、隔年でケガするガラスのような弱さが致命的でした。

 

しかし、2008年にはファーブの電撃移籍の煽りでJETSを解雇され、前年わずか1勝の弱小ドルフィンズに移籍するや否や地区優勝させるという偉業をやってのけました。
(2000年以降、AFC東で優勝したQBはブレイディとペニントンだけというのはトリビア)

8位:LB”ジョナサン・ビルマ”(Jonathan Vilma, LB)

こちらもセインツ臭がバリバリしてますが、元はJETSです。

JETSが3-4D#に移行した時にD#に合わず、ILB”デビット・ハリス”に弾き出される形でセインツにトレードされました。

しかし、セインツで活躍しまくってスーパーボウル制覇に貢献。惜しい選手を出しちまったものだ。

7位:DE”レナード・ウィリアムズ”(Leonard Williams, DE)

・2015年、全体6位

まさか全体6位に落ちるとは思っていなかった逸材で、落ちてきたので思わず取ってしまってDE飽和状態を作ってしまったDE。(JETSの人事が悪いのですが)

2016年シーズンは繰り上がりでプロボウルに選出。堅実な働きをしていますが、欲をいえばもっとサックが欲しいです。

6位:DE”モハメド・ウィルカーソン”(Muhammad Wilkerson, DE)

転機は長期契約を渋った2015年でした。契約最終年の前年に契約延長しなかったら、ようやく本気をだしたのかサックにランストップに活躍しまくり、それが2016年にややこしい契約問題に発展いたしました。

そして、大型契約を結んだ2016年には成績が落ちるという なんとも分かりやすい選手ですが、それでもキーパーソンです。

5位:DE”ショーン・エリス”(Shaun Ellis, DE)

・2000年、全体12位

「あれ?そんなにスゴイ選手だった?」と思ったら2004年と2005年は22.5サックも上げてるのですね。私が知ってるのは晩年の姿のみでした。

エリート編

ダレル・リーヴィス最後はドラフト成功の証、エリートクラスです。

4位:”ジョン・エイブラム”(John Abraham, DE)

・2000年、全体13位

こちらもファルコンズ臭がぬぐえませえんが、JETSがドラフトで獲得した選手です。2006年にドラ1と引き換えにファルコンズにトレードされたんですね。

プロボウルに5回、オールプロに3回も選出され、さすがエリートです。

 

お気づきかと思いますが2000年のドラフトはペニントン、アンソニー・ベクト、エリス、エイブラムと4人もドラ1でPICKしています。なんて贅沢なんだ!

3位:LT”ド・ブリカショー・ファーガソン”(D’Brickashaw Ferguson, OT)

・2006年、全体4位

世間では「LTがめっちゃ重要だよ!」と騒がれた時期、JETSファンにとって大した問題ではありませんでした。ファーガソンがいたから。

何が凄いって2006年から2015年の引退までの10年間の公式戦で、彼が参加しなかったスナップが1回だけです。試合数じゃありません、スナップ回数ですよ!とんでもないタフガイです。

それが2015年に引退し、2016年に代役として仕入れた”ライアン・クレディ”は速攻でケガして今シーズンは契約しませんでした。

そういえば、LT。どうするよ?

2位:C”ニック・マンゴールド”(Nick Mangold, C)

・2006年、全体29位

まさにこの間 解雇されたマンゴールドが2位。3位のファーガソンと並ぶJETSのOL不動のコンビでした。まだチームは決まっていませんが、現役続行の意思を表示しています。

 

プロボウルに7回、オールプロに2回選出され、AFCを代表するCであり、JETSは彼のおかげでほぼ正面からはサックされない恩恵を預かっていました。

ヨソのチームでも頑張ってね。

1位:CB”ダレル・リーヴィス”(Darrelle Revis,CB)

・2007位、全体14位

堂々の1位もこの間 解雇されたばかりのCB”ダレル・リーヴィス”です。プロボウル7回、オールプロ4回、最優秀D#選手1回 と文句なしのエリートです。

1年だけ所属したペイトリオッツではスーパーボウル制覇にも貢献しました。

 

近年は足の衰えが隠せませんが、「リーヴィスアイランド」という言葉を生んだ絶頂期の超人ぶりは無視できません。

彼もチームは決まっていませんが、現時点で引退はしておりません。

総評

やっぱりDEが多いですね。そしてWRとRBをドラ1で採っていません。ドラ1で採ったWRで思い出すのは悪名高き”キーション・ジョンソン”ぐらいでしょうか。

 

以前の記事で「2017年のドラ1、JETSはTEを採る」と書いたのですけど、改めて考えるとLTが死んでますね。TEはいなくても成り立つし、LTの方が重要でしょう。

なんにせよ、今度のドラフトでは10年間は一線で活躍できる選手を引いてほしいものです。