どこまでやれるか・・
既にシーズンエンドしているジェッツのサーズデイナイトの対戦相手は、第1シードを狙う9連勝中のレイブンズ。
ペイトリオッツすら倒すグラウンドアタックを果たしてジェッツは止める事ができるのか?
せめて最後まで見れる試合を頼む!
[SPONSORED LINK]
スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ジェッツ |
0 |
7 |
0 |
14 |
21 |
レイブンズ |
13 |
8 |
14 |
7 |
42 |
オフェンス
レイブンズ相手に意外とOLが粘り、3rdDownコンバージョンの成功率が良かったものの撃沈。
特にQB”サム・ダーノルド”のレッドゾーン付近での不用意なINTが痛すぎました。
OLが持てば、どうしてもファーストターゲットに固執するクセがあるようで、ターゲットが少しでも空いていれば力強く精度の高いパスを投げ込んでくれるのですが、空いて無くてもムリ投げしてINTされます。
もうちょっと視野を広く持つのが課題です。
とはいえ、WR”ジェイミソン・クラウダー”やWR”ロビー・アンダーソン”へのパスは素晴らしく、ドラ1の根性を見せました。
本日のスタッツは、パス18/32回218yd、2TD、1INT。レイブンズはDB陣も強力でかなりパスを阻まれました。
WR”デマリアス・トーマス”が欠場しましたが、その分WR”ビンセント・スミス”の出番が増えて活躍。リターナーのみならずレシーバーとしも成長を期待できる選手です。
カゼから立ち直ったRB”レベオン・ベル”はラン21回87yd(平均4.1yd)獲得。
強靭な粘り腰を見せましたが、やはりOLありきのスタイルなので、ランブロックが押し込まれると抜けきるランは出ません。
RB”ビラル・パウエル”が欠場の分、もうちょっとRB”タイ・モンゴメリー”の出番を増やしくれれば良かったと思います。
ディフェンス
S”ジャマール・アダムス”は欠場。しかし、出ようが出まいがレイブンズのO#は止めれなかったでしょう。
末恐ろしいQB”ラマー・ジャクソン”。今宵もRB”マーク・イングラム”とのコンビにかく乱され、ランD#2位のジェッツでもレイブンズの地上戦を封じる事は不可能。
QB”ラマー・ジャクソン”好調の秘訣は、ジャクソンだけが凄いのではなく、レイブンズのランブロックの秀逸さもあります。
さらにレイブンズのOCは、今シーズンにアシスタントHCから昇格した”グレッグ・ローマン”。
彼は元49ersのOCで、QB”コリン・キャパニック”を活かしてスーパーボウルに進出したをという背景があります。まさにモバイルQBの専門家が戦術を組み立てているわけです。
ジャクソンの脅威は足が速いだけでなく、ランを警戒すればTEへのミドルパス攻勢でやられ、ロングパスの精度もあり、ジェッツは43ydの超ロング・パス・インターフェアランスをやらかします。
判断力もあり、走りながら投げてもミスをせず、ターンオーバーは0。
QB”マシュー・スタフォード”のように手首だけの下手投げでもパスを通す強靭なリストもあり、パフォーマンスはチーフスQB”パトリック・マホームズ”よりも洗練された印象を持ちました。
ジャクソンのスタッツは、パス15/23回212yd獲得、5TD。ラン8回86yd獲得(平均10.8yd)。
平均すればラン1回で1stDownが獲れるので、そりゃ抑えれません。今宵も全クォーターで点をコンスタントに獲れる強さを見せました。
スペシャルチーム
これぞスーパープレー!!LB”タレル・バシャム”が中央から割ってはいてパントブロック!素晴らしきパントブロックからLB”B.J・ベロ”がリカバーしてTD!
The @nyjets block the punt for a TD! #TakeFlight@TarellBasham blocks it. @bj_bello scoops & scores!
📺: #NYJvsBAL on @NFLNetwork | @NFLonFOX | @PrimeVideo
How to watch: https://t.co/I6INVckndX pic.twitter.com/MPARAtBMVA— NFL (@NFL) December 13, 2019
これを前半にやっていたら、もうちょっと面白い試合になっていたと思うと残念。
リターンでは、WR”ビンセント・スミス”とRB”タイ・モンゴメリー”がそこそこ頑張りました。
そして、今宵もK”サム・フィッケン”は、FG1本とエクストラポイント1本を外す酷さ。
何度でも言いますが、来シーズンはチームにいません。
総評
レイブンズが破竹の10連勝。
そして、QB”ラマー・ジャクソン”が1シーズンのQBラン1103ydを記録し、とうとう”マイケル・ビック”の記録を抜きました。ここから80yd以上ロスタックルを喰らう事はないので、記録更新おめ。
かつ、シーズンTDパス数が33回を記録し、これは”ビニー・テスタバーディー”のフランチャイズレコードと同記録とのこと。残り2試合で抜きそうです。
This TD pass from Lamar Jackson — his 5th of the night and 33rd this season — ties Vinny Testaverde’s 1996 franchise single-season record. pic.twitter.com/VEka72e9EB
— Bobby Trosset (@BobbyWBAL) December 13, 2019
テスタバーディーは、ジェッツでも1シーズンTD記録をフィッツパトリックおじさんに抜かれる前に記録していました。伝説のQBは凄いのです。
“ラマー・ジャクソン”に対して「こいつは将来大物になる」と思ったのか、ベルとアンダーソンがジャクソンにジャージにサインを入れてもらい交換しました。
Lamar Jackson gotta charge the Jets for this private meet and greetpic.twitter.com/O66Ck1Z7Mk
— Master (@MasterTes) December 13, 2019
“ラマー・ジャクソン”のサイン入りジャージがヤフオクに出てたら、この2人が容疑者です。
そんな話はさておき、ランD#リーグ2位がウリのジェッツでしたが、こんなO#を止めるのは正直なところ・・・
ムリです!!
昨シーズのプレーオフではチャージャーズがDBを大量投入してジャクソン封じに成功しましたが、今シーズンは次元が違います。簡単に止められるシロモノではありません。
今後、対戦するチームが一体どのような策を用いるのか楽しみです。
ジェッツの残り2試合はスティーラーズとビルズ。勝敗が確実にワイルドカード争いに影響しますので、こんどこそ足を引っ張ってやりましょう。
ラマー・ジャクソンはすごかったですね。オプションプレーに上からの視点でも何度も騙されてしまいました…
想像以上にパスの精度も良くて、元々の印象が覆りました。
Jetsは前半のFGと前半終了間際の攻め込んだシーンでTDが取れていればもっと面白い試合になったかもしれませんね。サム・ダーナルドは輝くシーンもあり良かったと思いますが、上手くいかなった場面は今期活躍しているTEグリフィンの代わりのブラウンやPSから上がってきたばかりの16番のスミスとの連携の悪さによるところが多かったように感じました。もっとコミュニケーションが取れていればビッグプレーがもう少し生まれていたと思います。
今後の2チームはどちらも苦手な相手なので、ドラフトのことを考えると負けた方がいいですが、叩いておいて欲しいです。
ambieさん>
ダーノルドがINTされたシーンがターニングポイントでした。あそこでTDを取っていえば、もっと競った展開になっていたでしょう。
ケガ人が多すぎるのも致命的でした。
もうラスト2試合はドラフトは考えず、純粋に面白い試合を見せて欲しいところです。
今のJETSの実力ならこんなものですね(@_@)
ふて猫さん>
想像以上に点が取れましたが、やはりあのO#は止めようがないです。
プレーオフで各チームがどのような対策をとるのか、楽しみになってきました。
ジェッツも結構頑張れましたがただただレイブンズが強すぎましたね
圧倒的な攻撃力で前半にモメンタムを奪って4QでジェッツO#が息を吹き返しても時既に遅し、D#に責任を求めるのは酷でしょう
JETSを応援していましたが、やはりRavensは強かったですね。Lamarは今後2、3年は手がつけられないでしょう。モバイルQBはピークが衰えるのが早いという印象がありますが、この人はどうでしょう?
ところで、「アメフト用語集」にコメントしたいのですが、どこですればよいですか?
通りがかりさん>
そのうち対策ができると思いますが、当分の間は無双でしょう。
ちなみに用語集は固定ページなので、おそらくコメントできません。
あしからず。
ではここで書きます。間違いの指摘というほどのことはないのですが、ちょっと気になったので。
まず「オフセット・アイ」の「アイ」は、IフォーメーションのIです。このフォーメーションではCの後ろにQB、FB、RBが一直線に並ぶので「I」フォーメーションと呼びます。ここからFBが右か左にちょっとずれるので、Offset-Iとなります。
それとタイトエンドとスプリットエンドは対比語です。オフェンスはスクリメージラインに7人が並ばなければなりません。C、G、TのOLが5人いて、左右のTの両脇にエンド(E)がセットします。Tの外にEがいるのはDLと同じです。SEはWRの1人ですが、Tからちょっと離れているのでSplit Endと呼ばれます。TEの外側にはもう1人のWR(F、フランカーと言う)がいますが、ちょっと後ろにセットします。これは7人すでに並んでいるのでスクリメージラインに立つ必要はなく、ちょっと助走するために後に下がっています。Fと同じサイドにいるTEはちょっとTよりのところにセットするので、Tight(狭い、近くにいる)Endとなります。
横からですが、FLがスクリメージより後ろにセットしている理由は、「スクリメージライン上にいる選手のうち、両端にいるプレイヤーだけがボールをキャッチできる」というルールがあったからだと思います。
8人が並んでも問題ないですが、その場合、SEの内側のプレイヤーはパスキャッチできなくなり戦術的に不利になります。
じゃあ、OLの両側にTEとSEを配置せず、右(左)側に二人のレシーバーを配置したらLT(RT)がボールキャッチできるのかというと、OLは基本的にパスキャッチができないという別のルールがあるので、基本的にはキャッチできません。ただし、これも例ががあり、審判に事前にその旨の申告をしておくことで一時的にキャッチ可能なプレイヤーになれる というルールもあります。
(以前ルールはこうだったと思いますが、最新のルールではさらにいろいろな条件があるかもしれません)
> スクリメージライン上にいる選手のうち、両端にいるプレイヤーだけがボールをキャッチできる
これは知らなんだ。勉強になります。
以前RTの右にもう1人OLの選手を入れて、eligibleなLTがパスをキャッチしたのを見たことがあります。
ラマージャクソンはやっぱり化け物でしたね