ロスリスバーガー・ザ・ファイナルシーズン

ワイルドカード・プレーオフ5戦目は、奇跡的にプレーオフに出場となったスティーラーズが、第2シードかつスーパーボウル2年連続出場の強豪チーフスと対戦。

スティーラーズQB”ベン・ロスリスバーガー”は既に今シーズン限りでの引退引退を表明しているだけに、最後に3度目のスーパーボウル制覇を達成するメイクドラマ(死語)に期待したいところですが、さすがに初戦の相手がチーフスでは厳しいでしょう。

しかし、勝負はやってみないと分からない!

ビッグベン!もう1度奇跡を見せてくれ!!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

スティーラーズ

0

7

7

7

21

チーフス

0

21

14

7

42

総評

序盤はD#が締まった互角の展開から、チーフスはインターセプトでチャンスを潰し、さらにスティーラーズのサック王”T.Jワット”のファンブルリカバーTDがさく裂!!

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チーフスは痛いミスでリードされるも、そこは毎度おなじみのミスってからエンジンがかかるカウンター仕様。

やっぱりオフェンスが爆発し、3シリーズ連続でTDを決め21-7で前半終了(超割愛)。

もう前半でこのスタッツ差。スティーラーズは1Qだけ、チーフスは試合終了後のようなトータルヤードです。

後半もチーフスはケルシー、ヒル、ハードマンとお馴染みのメンツで攻め立て、さらにOLにTDレシーブをさせる奇策まで飛び出し、2TDを決めて35-7。

ダメ押しはケルシーにTDパスを投げされる余裕を見せて、大差でスティーラーズを倒しました。

 

一方スティーラーズはディフェンスで先制するも、肝心のオフェンスが機能せず。

ドラ1RB”ナジー・ハリス”を止められ、エースWR”ジュジュ・スミスシュスター”が復帰するも成績は5レシーブ26ydと不発。

ロスリスバーガーが奥へ大砲のようなロングを見せることなく、どうもプレーが消極的だった印象です。

 

勝利したチーフスQBパトリック・マホームズのスタッツは、パス30/39回404yd獲得、5TD1INT。レーティングは138.1。

プレーオフ初戦から5TDの400yd越えという大爆発。

最悪の出だしから圧倒的なオフェンスで挽回するところは、わざとやってるかと思えるぐらい恒例のパターンです。

 

ちなみに負傷中の2020年ドラ1RB”クライド・エドワーズ・エレイラの代わりにRBを務めたのが、背中のNo「1」で目立ったRB”ジェリック・マッキノン”。

ラン12回で61yd、平均5yd以上。要所でオフェンスのリズムを作るのに、役立ちました。

 

一方、ロスリスバーガーは首の皮一枚繋がった状況でプレーオフに進むも、ラストゲームはその皮を斧でフルスイングでぶった斬られるような敗北。

ヌルヌル逃げてドッカンと1発TDを決める豪快さは影を潜め、「鉄のカーテン」と呼ばれたディフェンスもチーフスの前では「ニトリのカーテン」並みに緩やかでした。

このような最後になるならば、やはりプレーオフにはコルツが出るべきだったと思うところがありますが、ロスリスバーガーの最後の試合をLIVEで見れて良かったです。

 

長きにわたりスティーラーズを率いて3度のスーパーボウル出場と2度の制覇を達成したロスリスバーガー。

NFL史に名を残す素晴らしいQBですが、ジェッツのスーパーボウル出場を阻んだ恨みは忘れてやんねーからな!

なにわともあれ、お疲れさまでした!