ラストゲーム

最終戦はドルフィンズがプレーオフを賭けてジェッツに挑みます。

ドルフィンズがジェッツに勝利、かつ、ペイトリオッツがビルズに敗北すれば、ドルフィンズのプレーオフ出場が決定します。

 

ジェッツにとって勝利しても得るものは無く、戦う理由はプライドのみです。

果たしてQB”ジョー・フラッコ”はシーズン最後に勝利を挙げれるのか!?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ジェッツ

0

3

0

3

6

ドルフィンズ

0

3

3

5

11

オフェンス

本来1stQBの”マイク・ホワイト”は、前回シーホークス戦にて前半最後のサックで肋骨を5本も骨折しており、この試合はOUT。

QB”ジョー・フラッコ”が先発、QB”ザック・ウィルソン”がバックアップという布陣で最終戦に挑みました。

 

OLもOT”デュアン・ブラウン”とOT”ジョージ・ファント”の両タックル、G”ネイト・ハービッグ”がOUT。

この間PSから昇格させたOL”ローレント・デュバネイ=ターディフ”などブランクがあるOLを先発にするほど苦しいOL事情でした。

 

そもそもフラッコ自体のパフォーマンスとやる気に問題があるのに、OLが弱いとオフェンスは進まず。

もはや頼りはWR”ギャレット・ウィルソン”のみです!

 

前半は個人技でD#を4人抜いてロングゲインを見せます。

 

後半ではパス6回連続でターゲットになり、もはや”ギャレット・ウィルソン”無双。両プレーともFGに繋げました。

 

しかし、オフェンスはそこまで。

シーズン序盤と同様、今のフラッコはFGレンジまで進むのが限界でTDは取れないQBです。

よって、この試合もTDなしで、得点はたった6点止まりでした。

 

QB”ジョー・フラッコ”のスタッツは、パス149/33回149yd獲得、0TD、0INT。

ランはトータルたった38ydの大爆死。

WR”ギャレット・ウィルソン”のみが9レシーブ89yd獲得とマトモに機能しました。

ディフェンス

毎度ながら本日も頑張ったD#陣。

ドルフィンズはQB”トゥア・タゴバイロア”が未だ脳震とうプロトコルのために欠場、バックアップのQB”テディ・ブリッジウォーター”は前試合で指を痛めたため、この試合の先発は今年のドラフト7巡QB”スカイラー・トンプソン”が務めました。

 

相変わらずジェッツはランD#が弱点で162ydも走られるものの、パスD#は優秀で140ydに抑えています。

ドルフィンズの2大レシーバーWR”ジェイレン・ワドル”を5レシーブ44yd、WR”タイリーク・ヒル”をわずか2レシーブ23ydに封じました。

 

特にCB”ソース・ガードナー”に着かれたヒルはフラストレーション溜まりまくり。

 

しっかし、毎回ガードナーのカバーが反則にならないのは何故なんでしょ。

 

このシーンはギリギリOKですかね?

味方ながら彼を見ているとインターフェアの基準が分からなくなるプレーがあります。

 

サックはDE”クインシー・ウィリアムス”の1サックのみながら、第1Qでギャンブルを阻止し、激しいラッシュでロスタックルを量産してTDを与えませんでした。

 

しかしながら、今回もオフェンスの援護射撃が得れず、6-6のまま残り23秒に50ydまで進まれてFGにより敗北しました。

スペシャルチーム

K”グレッグ・ズーライン”が55ydのFGを失敗。毎度ながらロングFGを決めれません。

難しいFGとはいえ、貴重な3点を失ったことが敗北に繋がりました。

総評

ジェッツは泥沼の6連敗。7勝10敗で2022年シーズンを終えました。

11月末まで7勝4敗でプレーオフに進むかと思ったら12月から1勝もできませんでした。

敗戦のほとんどが1ポゼッション差内の接戦というのが、悔しいです。

 

この試合でジェッツが勝利すれば、QB”ジョー・フラッコ”はレギュラーシーズン100勝目だったらしいのですが、それは叶わず。

というか、そんな理由だけで先発に指名したのでしょうか?

QB”クリス・ストレベラー”を先発にすれば、まだ勝利していたかもしれません。

 

QB”ザック・ウィルソン”に関しては、試合前にHC”ロバート・サラー”が「彼は少しフットボールから離れた方がいい」と意味深い発言をしており、精神的に出せる状態では無かったのでしょう。

 

今シーズンもプレーオフに進めませんでしたが、今シーズンはこれまでと違いWeek17までプレーオフ出場の可能性を残し、最後まで戦い抜きました。

その原動力がD#の向上。

昨シーズンのD#はほぼリーグ最下位であったのに、今シーズンはリーグTOPクラスに引き上げた事は大きな改革です。

 

加えてドラフトの大成功が大きな収穫です。

ドラフト全体4位のCB”ソース・ガードナー”は、各チームのエースWRを封じ込め、20パスディフェンスを記録。

ドラフト全体10位の WR”ギャレット・ウィルソン”は、1103ydレシーブで、ジェッツ初のルーキー1000yd越えを記録しています。

 

ドラフト2巡のRB”ブリース・ホール”は途中でIR入りするも、それまでの試合で爆発的なランを見せて勝利に貢献し、来シーズンも期待出来る逸材となりました。

 

ドラフト全体26位のEDGE”ジャーメイン・ジョンソンⅡ”は2.5サックと伸びませんでしたが、要所で才能の片りんを見せました。

 

以下OL”マックス・ミッチェル”や、ドラフト外ルーキーながらシーズン終盤に頭角を現して今試合でも先発を務めたS”トニー・アダムス”など、とにかくルーキーに多くを支えられたシーズンでしたので、彼らの2年目はさらに飛躍するでしょう。

 

 

プレーオフ枠争いはペイトリオッツがビルズに敗れたため、ドルフィンズが第7シードからプレーオフ出場となりました。

イルカ、おめ。

あのペイトリオッツもプレーオフを落とす新時代。ジェッツのダイナスティ構築も近未来にあり得る話だと思います。

 

ジェッツファンの皆様は来シーズンに大きな希望を抱いて、あとはプレーオフを楽しんでいきましょう。