病み上がりQB対決

盛り上がるプレーオフですが、ワイルドカード4戦目はこれまでと少し状況が変わります。

両QBが直前まで負傷を抱えているチーム同士の対決となりました。

 

パッカーズのQB”ジョーダン・ラブ”はWeek18のベアーズ戦で第2Qに右肘の痛みを訴えて途中降板。

 

イーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”はWeek16のコマンダーズ戦の第1Qに頭部にヒットを喰らった事による脳震とうによりWeek17とWeek18を欠場し、この試合が復帰戦となります。

 

病み上がりの両QBを支えるチームの戦略が重要となる一戦となりました。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

パッカーズ

0

0

3

7

10

イーグルス

10

0

6

6

22

総評

パッカーズをまず襲った悲劇が試合開始のキックオフ・リターン・ファンブルロスト。

 

パッカーズCB”キーション・ニクソン”が最初のリターンで自陣深くでタックルされた際にポロリして、イーグルスにカバーされます。

 

野球で例えるなら1回表で先頭打者が打席に入る前にチェンジ!かつ、その裏は2塁ランナーがいる状態でスタートという酷い事がアメフトでは起こります。

 

これを起点イーグルスにTDを奪われますが、最初のTDパスでOLが6.5秒も耐えた事が話題になりました。

 

 

パッカーズはスタートからハンデを背負った上に、QB”ジョーダン・ラブ”は肘の負傷の影響もあったのかオフェンスに精彩を欠きます。

 

ドラゴンスクリューみたいなサックを喰らいます。

 

さらにインターセプト献上。CB”ダリアス・スレイJr”が張り付いているレシーバーに投げるとはどうかしてるぜ!

 

前半最後も見事なインターセプト。

 

さらにFG失敗もありパッカーズは前半0点で、最悪の3ターンーオーバー。

イーグルス相手にこの展開だと3ポゼッション差ぐらいついてそうなのですが、前半終了時点のスコアはなんと

0-10

ハーツもコンディションは万全では無かったようです。

 

QBを支えるべく目立ったのがTE”ダラス・ゴーダート”。パワーで押し切ってTD。

 

一方、パッカーズは第4QにRB”ジョシュ・ジェイコブス”が根性の31ydTDラン。

硬いイーグルスのディフェンス相手に苦戦し続けたため、これがパッカーズ唯一のTDでした。

 

両チームのタイムポゼッションもプレー数もほぼ同じ。

ただパッカーズは前半でターンオーバーを量産して得点出来なかったことが響いて、10-22でイーグルスが勝利し2回戦にコマを進めました。

 

 

イーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”のスタッツは、13/21回131yd獲得、2TD。ランは6回36yd。

このパス獲得ヤードの少なさに関しては、脳震とうからの復帰戦で正直、本調子では無かったでしょう。

 

ハーツを支えたRB”セイクワン・バークリー”はラン25回119yd獲得。

しかしながら、この勝利はディフェンスの貢献度の方が大きいです。

 

 

敗れたパッカーズQB”ジョーダン・ラブ”のスタッツは、20/33回212yd獲得、0TD,3INT。

シーズン後半はずっと0INTでミスの少ないプレーを続けてきたものの、この試合は3INTを献上してラブらしからぬ敗戦でした。

 

先週の右肘の負傷に関して、試合後の会見では「敗戦と右肘の負傷は関係ない」というコメントを残していますが、少なくとも影響はあったでしょう。

 

一発勝負のプレーオフにおいて、コンディションの維持やトラブルのフォローも明暗を分けます。