イメージ 西海岸には魔物がいるのか?
アメリカ横断4往復の厳しいスケジュールである終盤戦に突入。1発目はホームのニューヨークと真逆に位置する西海岸サンフランシスコで49ersとの試合です。

チャージャーズ、レイダースと西海岸では不振チームに敗北しているJETSにとって鬼門ですが、ここで勝たないと単独首位はキープできない可能性が高い。
さぁどうなる??

 

 

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[JETS]
49ersのキックオフは奇を狙った大胆なオンサイドキック!
だがしかし、WR”ブラッド・スミス”カバーし敵陣46ydの好ポジションから攻撃開始!!
でも1stDown更新できずパントで終了(T_T)

[49ers]
RB”フランク・ゴア”は前評判どうり強い!そしてQB”ショーン・ヒル”もサックに捕まるギリギリまでターゲットを探してパスを成功させ、あっちゅうまに敵陣26yd。
しかし”M.Robinson”が痛恨のファンブル!それをLB”カルビン・ペイス”が抑えてターンオーバー。
これが不振チームの力ってやつですな( ̄ー+ ̄)

[JETS]
今日はRB”トーマス・ジョーンズ”の中央突破で試合を組み立てる。
だが3th-1ydからの中央突破はさすがに読まれて止められる。せっかくターンーオーバーで得た攻撃をパントで終了。49ersリターナーがボールをこぼすもキッチリカバーして結局49ersボール。

[49ers]
ショートパスから”D.Zeigle”のランで敵陣15ydまで持っていかれる。やはりJETSの守備は問題アリアリ。
ショートパスを49ersがファンブルするも”J.Staley”がエンドゾーンでカバーしてタッチダウン!!
またも追う展開となります
0 – 7

▼第2Q
[JETS]
49ersはRB”トーマス・ジョーンズ”ラン対策が出来ており、なかなか攻撃のリズムをつかめず反撃のドライブもパントで終了。49ersのランは出てJETSのランが出ない非常にマズイ展開です。

[49ers]
49ersレシーバーの複雑なフェイントにCB”ドリュー・コールマン”はコバンザメのようなしつこいマークで見事にピッタリくっついてパスをカットし攻撃を止める。よくやったコールマン。

[JETS]
コールズのランアフターキャッチで敵陣30ydまで進み、RB”トーマス・ジョーンズ”もショートパスからのランで敵陣20yd。ようやく攻撃が乗ってきたか!?
そしてジョーンズのラン連発で敵陣7yd→敵陣3dyとゴリゴリ進む。
最後はQB”ブレット・ファーブ”がパスターゲット探しながら、移動しているとハッと自分の正面がガラ空きに気づいて、猛ダッシュでスクランブル。そしてタッチダウン!!!!!
パスが出ればRB”トーマス・ジョーンズ”のランが生き、ようやく本来の強さが出てきました。
7 – 7

[49ers]
落球するレシーバー陣に足を引っ張られながらもQB”ショーン・ヒル”はスクランブルで1stDownを更新。4th-1ydのギャンブルも成功させ、”J.Dearth”へのロングパスで一気に敵陣30yd。
粘り強い攻撃にJETS守備陣は強烈なパスラッシュに出て復活の”デビット・ハリス”がサックで10ydも大きく下げる!
しかし攻撃を止めるチャンスもパスを通され、さらにホールディングで敵陣4yd。
ここもパRB”フランク・ゴア”へパスを通されタッチダウン!前半終了直前にリードを広げられるとは・・
7 – 14

しかし、この時点でペイトリオッツも前半終了し、10 – 14でなんとシーホークスにリードされています。頑張れシーホークス!!!!

▼第3Q
[49ers]
前半に続きRB”フランク・ゴア”のランが止められない。と思ったらRB”フランク・ゴア”が負傷。2人に肩を抱えられて自力ではサイドラインに戻れないぐらい大ダメージの様子。不謹慎だがこれはラッキーか?

[49ers]
JETSの攻撃はパントで終了し、49ersのドライブ。
またも4th-1ydをギャンブル!これをJETSのDT”クリス・ジェンキンス”のエンクローチメントで1stDownを更新されてしまう。完全に試合巧者は49ersです。
しかし、この悪い流れLB”デビッド・ボーウェンス”のインターセプトで脱出!
これはいろんな意味でデカイです。

[JETS]
敵陣45ydの好ポジションから攻撃。RB”トーマス・ジョーンズ”のランとTE”クリス・ベーカー”のパスで前進し、敵陣23dyからのRB”トーマス・ジョーンズ”のランで真ん中を突き抜けてエンドゾーンまで駆け抜けてタッチダウン!!やっとの事で振り出しに戻しました。
14 – 14

[49ers]
49ersすぐさま猛反撃。敵陣35ydからパスを通されタッチダウンを奪われるが、ホールディングで無効!!助かった(=0=;)
だが、JETSのDBはパスを止められず敵陣15ydまで進められる。何やってんだか(-_-:)
ここで第3Q終了。

▼第4Q
[49ers]
ここはJETSも止めてFGで攻撃を終了。またもリードされました。
14 – 17

[JETS]
出たRB”レオン・ワシントン”の激烈リターン~~!で49ers守備を一気に抜き去りタッチダウン!!
と、思いきやホールディングで自陣20ydに戻される。さすがにJETSコーチ陣も猛抗議するが判定は覆らず。そんな殺生な・・(=0=;)
次の攻撃もホールディングで10yd罰退。これがアウェイの洗礼か!?
逆転かと思われたドライブも結局、パントで終了。

[49ers]
QB”ショーン・ヒル”がレシーバーを分散させて次々と1stDownを更新し、あっという間に敵陣3yd。そこからWR”ブライアント・ジョンソン”へやってはならぬタッチダウンパスをヒット!
残り約6分で2ポゼッション差に追い込まれました(=0=;)。
14 – 24

[JETS]
反撃のリターンをWR”ブラッド・スミス”がファンブル!!RB”レオン・ワシントン”がカバーするも自陣2ydからの攻撃。アカン!!
次の攻撃もQB”ブレット・ファーブ”がサックされもう最悪。断腸の思いでパントで終了。

[49ers]>残り4:20
反則も手伝ってパントで終了。

[JETS]残り>2:40
WR”ブラッド・スミス”がパスを捕球するも挟まれる形でヘルメットからクラッシュされ動かない。なんとか立ち上がってサイドラインに下がるがこれはスピアリングの反則やないの!?
4th-3ydギャンブルをTE”ダスティン・ケラー”のパスで1stDown更新して2ミニッツ。

[JETS]>残り2:00
QB”ブレット・ファーブ”起死回生の特大ロングパス!!・・・もインターセプト。終わりかと思ったらパスインターフェアランスだ!。ああ、JETSのかよ~。結局ターンオーバー。

この後49ersの攻撃もパントで終了するもタイムアウト0で残り44秒。
QB”ブレット・ファーブ”もサックされGAMEOVER
まさか、まさかの2連敗でプレーオフ進出に暗雲が立ち込めてきました。

★総評
ペイトリオッツ、タイタンズと強豪を撃破してきたのに、なぜか格下のチームに弱い不思議なチームJETS。
今回は守備のマズさが浮き彫りになりました。試合中一連として49ersQB”ショーン・ヒル”へのパスラッシュをOLに簡単に抑えられて、その間にヒルは余裕を持ってぐるっと見回して近くにいるノーマークのRBやTEにピッチ。ボールをピッチされた選手がそのまま突っ走ってDBを抜き差ってロングゲインに繋がるというパターンが多く見られました。

序盤あれだけ出ていたLB”カルビ
ン・ペイス”のサックも最近は無いし、チーム自体のサック数が減っています。DBは一度抜かれると同じパターンで何度もヤラれて1stDownを謙譲してしまう。
そして一度崩れるともう修復不能で攻められっぱなしになります。D#コーチが悪いのか選手の調子が悪いのか、とにかく守備が悪い。

JETSの攻撃に関しては傾向がハッキリ見えました。勝つ試合は序盤からRB”トーマス・ジョーンズ”のランが出て、1stドライブで先制してそのまま逃げ切るパターンですが、負ける試合は1stドライブでランを止められ相手に先制されると、もうその試合は負けです。
ランストップに集中されてQB”ブレット・ファーブ”のパス回数が増えると必然的に負けに向かう事を敵も既に理解しているようです。

シーズン中盤の連勝中はまだ6TDを決めた豪腕ファーブのイメージがあったためロングパスに注意を割く分、RB”トーマス・ジョーンズ”のランで行けましたが、最近のファーブはロングパスは投げず、相手のゾーンのつなぎ目に剛球をぶち込むスタイル。
ロングパスを投げれば通らないどころかインターセプトされる確立が非常に高いので、相手もロングパスはそれほど怖くは無いのでしょう。

ブロンコス戦、49ers戦と不振チームのなのに「あれ、以外と相手の守備が堅いな~」と何か違和感がありましたが、JETSの必勝パターンは読まれて、これから先も通用しなさそうです。

対して49ersは落球はするし序盤はファンブルばっかりで、決して強くはありません。しかしレシーバーが落球しても次はスクランブルしてでも1stDownを更新したり、味方のファンブルをほとんどカバーしてターンオーバーを渡さないお互いを補う精神力。そして4th-1ydは必ずギャンブルを仕掛けて成功させる底力を感じました。
既にカーディナルスが地区優勝を決めて、今シーズンは終了ですが来シーズンは新QB”ショーン・ヒル”とRB”フランク・ゴア”を中心とした新たなチームになるかと思います。

とにかく勝ち星として計算していた試合を落として、プレーオフ気分から一気にシーズン終了の危機に立たされたJETS。しかもアメリカ4往復の過酷スケージュールと、最後に待ち構えるラスボスは逆襲のチャド。もはや残り3試合1敗も許されません。

2008年12月07日 @モンスター・パーク

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ジェッツ (8-5-0) 0 7 7 0   14
49ers (5-8-0) 7 7 0 10   24
 
Game Stats

イメージ :終始渋い表情であったHC”エリック・マンジーニ”
勝ち星として計算していた試合を落とし、プレーオフ進出に赤信号です。

 

[引用:NFL JAPAN]

ニューヨーク・ジェッツが敵地でサンフランシスコ・49ersと対戦し、14対24で敗れる波乱が起きた。リーグ下位の49ers相手に痛い敗戦を喫してしまったジェッツは、今季5敗目となり、AFC東地区で単独トップの座から陥落。今週の試合に勝利したマイアミ・ドルフィンズ、ニューイングランド・ペイ
トリオッツに勝率で並ばれている。ジェッツは、QBブレット・ファーブがパス31回中20回成功、137ヤード、1INTに終わるなど、攻撃陣が今季ワーストの計182ヤード獲得と予想外の不振だった。また、守備陣も計375ヤード喪失と、スコア以上の完敗だった。

 ジェッツは第1Qに先制TDを奪われた後、第2QにQBファーブのTDランで追いつく。しかし、前半終了間際に相手RBフランク・ゴアにTDランを奪われ、7対14で試合を折り返す。第3Q、ジェッツはRBトーマス・ジョーンズの17ヤードTDランで同点とする。このまま一気に勝ち越したいジェッツだったが、逆に第4Q残り14分47秒にFGで再び勝ち越されると、残り6分12秒にもTDを許して10点差に突き放される。何とか追い上げたいジェッツだが、その後は敵陣にも進めずあっけなく敗れてしまった。

 今季5勝目をあげた49ersは、ここ4試合で3勝目と調子を上げている。QBショーン・ヒルは、パス39回中28回成功、285ヤード、2TD、
1INTと活躍。ここ4試合連続でQBレーティング96.5以上と、素晴らしいパフォーマンスを見せている。また、5ファンブルを喫したが、その内の4つをリカバーしたことで試合の流れをジェッツに渡さなかったことが勝利につながった。