ビバリーヒルズのショッピング街の事ではない
2回しか書いてないのに常にアクセスがあり好評な「検証:アイシールド21」。
今回のお題は主人公「小早川セナ」と同じポジション、同じ体型、同じプレースタイルで性格だけ正反対のライバル「甲斐谷 陸」の必殺ワザ「ロデオ・ドライブ」です。
マンガの中では丁寧に「カット(行きたい方向と反対側に重心を移動して、すばやく行きたい方向にステップを踏む)を切る瞬間に、グースステップを入れる」と解説がありますが、グースステップって「ガチョウ歩き」。つまりこれですよ。⇒Wiki「ガチョウ足行進」
こんな走り方は現実にあるのでしょうか???
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まず、解説どうりラグビーで実際に使われているのか?という点から調べてみるとありました。
この走法を開発したのがラグビーチーム、オーストラリアン・ワラビーズ(オーストラリア代表)の”デビッド・キャンピージー”
彼は通算64トライの世界記録を樹立した(この記録は2006年5月14日、大畑大介選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)に更新されました。)伝説の選手。
常に観客の目を意識してボールを持つと必ずといっていいほど何か面白いことをし、引退するまで世界のラグビーファンを魅了し続けたそうです。
人の手記からなので正確な情報は分かりませんが1987年の試合でライン際を走るキャンピージーにディフェンダーが追いつきそうになったその瞬間、突然、キャンピージーの脚がおかしなリズムでバタバタッと地面を蹴ったと思った次の瞬間にはあっという間にディフェンスを置き去りにしていったそうです。
これは別に”キャンピージー”がいきなり早くなったのでは無く、膝を曲げずにまっすぐ伸ばした脚を、腰の高さ、ほとんど地面と水平になるまで高く振り上げて動くおかしなステップに敵は一瞬、キャンピージーが減速したと思い、動きを合わせて減速した瞬間に急激に”キャンピージー”はスピードアップをして敵を置き去りにする。いわゆるチェンジ・オブ・ペースの一種のようです。
使用できるテクニックという事が分かったので、週1回のランニングついでに全力で走りながら足を真っ直ぐ伸ばせるか実際にやってみました。
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結果:「欽ちゃん」になりました・・・(-_-#)
ちなみに後に登場する「ローピング・ロデオドライブ」というワザもラグビーの走法「スワープ」のようです。
※スワープ:
走るスピードを変えながら、相手の選手を中心に弧を描くように走り相手を抜き去ること。