基本的にはNFLと一緒

昔からワールドカップ、いやスポーツにつきものの誤審疑惑。

しかしながら、サッカーは審判に絶対的な権力があり、ワールドカップには毎回に誤審による問題がつきまといます。

 

しかし、遅すぎるぐらいですがワールドカップ ロシア大会から「VAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)」と呼ばれるビデオ判定が導入され、今回はそれが試合を動かす事態になりました。

大先輩であるNFLのビデオ判定とどう違うのか比較してみましょう。

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予選フランスvsオーストラリアにてVARにより、PKに判定が変わる。

VARが判定を覆したのが、6月16日の予選Dグループ、フランスvsオーストラリア戦。

後半8:53あたりにフランスの”A・グリーズマン”がペナルティエリアに入る直前で、オーストラリアの”J・リズドン”が後方からスライディングでクリアしたのですが、ファール臭いまま審判はプレーをそのまま続行しました。

フランス オーストラリア VAR ビデオ判定 PK

しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)の物言いが入り、ボールが外に出たところで、モスクワのオペレーションルームと主審によるビデオのチェックを開始。

 

足がボールかけられたのはペナルティエリア外ですが、スライディングの勢いでペナルティエリア内で足がかかり倒されたということで、判定が覆りPKになりました。

フランス オーストラリア VAR ビデオ判定 PK

このPKでフランスは貴重な1点を取り、結果2-1でフランスが勝利。まさにVARが勝敗を左右しました。
(VARで1点取った直後に、フランスはハンドでPK返しされ、速攻で同点にされるw)

 

そのVARにより、主審とモスクワのオペレーションルームでVTRをチェックしている姿こちら。

ワールドカップ2018 ロシア大会 VAR ビデオ判定 PK

NFLと違い、透明のスケスケの囲いの中で主審が2分割にされた別アングルでどのようなシーンを再チェックしているかが分かります。

 

そして古くからNFLで行われてきたビデオ判定のシーンがこれ。

初号機

NFL Review レビュー ビデオ判定

2号機

最新機(ニューヨークのコマンドセンターと連携)

NFL レビュー 2017

 

ワールドカップの堂々過ぎるスケスケのモニター確認シーンを見ると「なぜNFLは審判が見ているVTRを隠すのだろう?」と、NFLの歴史の方がはるかに長いのに今更ながら疑問に思いました。

 

まぁ、何より今回のロシア大会からVARによりファンの不満が残るような結果になることは避けられそうです。

 

おまけ:元ドイツのGK”オリバー・カーン”の名言

「誤審?そんなものは関係ない。全部止めればいい」

以上