モニイコウ (byヴィッセル神戸)
1週間空きましたが、ドラフトのまとめです。
ちょっと予想と違えどまぁニーズは埋めれたのではないでしょうか。

それでは・・・
AFC東の頂点を目指す新たな同士よ!デテクイヤ!!
(未だに高田ネタに頼りがち(´・ω・`) )

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▼Round 1, Pick 16 (16)
DE”クイントン・コプルス”(Quinton Coples)
Height:6’6″
Weight:284
College:ノースカロライナ大(North Carolina)


てっきりイングラムかと思ってたので、驚きました。まぁモックではもっと上位で獲られる予想だったのでいいでしょう。
“クイントン・コプルス”は身長198cm、体重129kgの大型DE。それに加えて40yd走は4.7秒と超早い。
当然、長いリーチが武器であり、多彩なパスラッシュを仕掛けるテクニックもあるとの事。

カレッジの最後の方で成績を落とし、「負傷しないように手を抜いてる」情熱不足を指摘されていましたが、JETSのスカウトはポテンシャルを見切って、獲得いたしました。
VGⅡ(バーノン・ゴルストンⅡ)とか変なあだ名がつかないように祈りましょ。
[youtube]http://youtu.be/DUuDsWH48M8[/youtube]

▼Round 2, Pick 11 (43) (From Seahawks)
WR”スティーブン・ヒル”(Stephen Hill)
Height:6’4″
Weight:215
College:ジョージア工科大学(Georgia Tech)
シーホークスとのトレードUPで獲得した”スティーブン・ヒル”は身長193cm、40yd走4.3秒の大型快速WR。
ジョージア工科大学はトリプルオプションオフェンスを多様するため、彼はブロッカーの役割が多かったのですが、ロングパスのチャンスには期待に応え、2011年の平均レシーブydは29.3yd。

2011シーズンにWR”ブレイロン・エドワーズ”の穴埋めに加入した”プレキシコ・バレス”は、ブランクと高齢のためスピードが無くロングパスがほとんど出ませんでした。

相手D#にロングパスの恐怖を与えD#を縦に引っ張るタレントが必要だったため、FAでもWRを獲得しましたが、2巡目に”スティーブン・ヒル”が残っているためトレードUPに動きました。

ちなみにトリプルオプションとは、Iフォーメーションやウィッシュボーン体型から、QBが相手D#の状況を見てプレイを判断し、QBが自分で持って走ったり、HBにピッチしたり、FBに持たせて正面へ突っ込んだりするO#の事。
つまり、彼はティーボウを活かすブロッカーも兼ねているわけです。これはお得だ!(o^-‘)b
(NFL.comでは彼が技術的に未熟で「彼をなんで採ったの?」とか言われてますが、個人的にはいいと思います。)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=UaGVDE6Xcbc[/youtube]

▼Round 3, Pick 14 (77)
OLB”デマリオ・デーヴィス” (Demario Davis)
Height:6’2″
Weight:235
College:アーカンソー州立大(Arkansas State)
やはり高齢化の進むLBの補強が必要。1巡で獲得したコプルスをOLBにコンバートするかと思いきや、3巡でOLBを獲得しました。
彼はコンバインでLBトップのベンチプレス32回を叩き出し、さらに40yd走は4.5秒で4位。垂直跳びと幅跳びでもLB陣2位の成績を叩き出したスーパーアスリート。

こいつはゴルストン臭がプンプンしたきたぞ。( ̄∩ ̄#゛

しかし、カレッジでは4-2-5という体型をとっていた為、OLBと言ってもパスラッシュを仕掛ける事はほとんどありません。
トレード要員であるバート・スコットの代わりに採ったと考えてもいいでしょう。
荒削りでテクニックがない為に3巡に落ちましたが、成長に期待しましょう。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=rAoEhVwgm8Q[/youtube]

▼Round 6, Pick 17 (187) (From Eagles through Colts)
S”ジョシュ・ブッシュ”(Josh Bush)
Height:5’11”
Weight:208
College:ウェイク・ホレスト大(Wake Forest)
4巡目はティーボウのトレードで失い、5巡目をトレードしたため次は6巡目。
やはりSが弱いので層を厚くするためS”ジョシュ・ブッシュ”を獲得です。

2011年に6INTを記録していますが身体能力に不安があり、即戦力とまでいかず、スペシャルチームでの活躍に期待です
CBとしても使えるらしいのでダイムのCBとしての器用もあるとのこと。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=xFpcQQm7WaU[/youtube]

▼Round 6, Pick 32 (202) (Compensatory selection)
RB”テランス・ギャナウェイ”(Terrance Ganaway)
Height:6’0″
Weight:239
College:ベイラー大(Baylor)
6巡目でJETSのお家芸「ゴリ押しラン」のキーパーソンをゲット。
RGⅢと同じベイラー大出身の”テランス・ギャナウェイ”は、昨シーズンに250キャリー1547yd,21TDを記録。平均1キャリー6.2ydを稼ぐ驚異のパワーバック。
だが、爆発したのがこの1年だけ、かつ加速力が無い事やパスプロが弱点として指摘されていますが、ゴリ押す重量級のRBの存在はありがたい。

昨シーズンは逃しまくったショートヤード獲得に使えますし、ロングパスのターゲット&ゴリ押しラン がそろえばサンチェスのプレイアクションパス復活の兆しとなるでしょう。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=re56U9PQubc[/youtube]

▼Round 6, Pick 33 (203) (Compensatory selection)
G”ロバート・T・グリフィン”(Robert T. Griffin)
Height:6’6″
Weight:335
College:ベイラー大(Baylor)
「ベイラー大のロバート・グリフィン!?」とは言っても、RGⅢとは別人です。ドラフトの目玉”ロバート・グリフィン・3世”を守っていたのも”ロバート・グリフィン”なのです。
彼は身長198cm、体重152kgを誇る超巨漢がウリ。ただそれだけ。All-big12のセカンドチームに選出されていますが、6巡ということで巨漢以外にウリがなさげです。

つまり先に獲得した同級生の”テランス・ギャナウェイ”とワンセットで、「とにかくゴリ押せ!」って事ですね。こういうPICKからJETSの目指すO#が見えます。

▼Round 7, Pick 35 (242) (Compensatory selection)
SS”アントニオ・アレン”(Antonio Allen)
Height:6’1″
Weight:210
College:サウスカロライナ大(South Carolina)
おまけPICKでさらに弱点の穴埋め。7巡目でSSを獲得です。
SS”アントニオ・アレン”はサイズがあり身体能力が優れているアスリート系。
LB並みのパワーを兼ね備え、強烈なタックルでアウトサイドへのランストップや、スペシャルチームで活躍してくれるでしょう。
ドラフト3巡目の力はある選手を7巡でGET出来たことは、ラッキーです。

ただ、Sへコンバートしてから日が浅いためドラフトで残りました。NFLで飛躍的に成長する事に期待。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=jDrVWcj6NDY#![/youtube]

▼Round 7, Pick 37 (244) (Compensatory selection)
WR”ジョーダン・ホワイト”(Jordan White)
Height:6’0″
Weight:208
College:ウェスタンミシガン大(Western Michigan)
ラストはまたもWR。”ジョーダン・ホワイト”はフィジカルとルートランに優れたWR。
2011年に140レシーブ、1911yd獲得、17TDを記録。
カバーを外すテクニックが不足している事と、彼の大学が所属しているカンファレンスが最弱なため、評価ができず7巡目です。
頑張りたまえ。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=nhk7P_PCDOI[/youtube]

▼総括
さすがにドラフトから1週間も経ったので、NFL JAPANでもNFL.comの記事を訳したドラフト通信簿が出てました。
http://www.nfljapan.com/draft2012/evaluation/nyj.html

ドラフト上位のコプルス、ヒルは身体能力があるけども、カレッジの最終学年で成績を落としたりした懸念点であり、過去の例から活躍する可能性は低いと見られています。
3巡のデーヴィスもしかり、コンバインで注目を一気に集めた選手です。

身体能力を軸にしたPICK。つまり上位まとめてゴルストンの時と同じ失敗をする可能性があり、失敗すりゃニューヨークのメディアに「進歩ねぇ~」と、激しく叩かれるわけです。これはプレッシャーがかかるでしょう。

弱点の1つであるRTに関しては競わせて埋めるか、ゴリ押しメインのO#かつ3rd-downにティーボウを出して、パスラッシュの的を散らす方法でカバーするのかと考えられます。

この選手のポテンシャルに賭けたPICKの結果がどうなるのか楽しみです。