嘘だと言ってよスパラノ
キャンプ目前での悲報です。
現在バイキングスのOLコーチ”トニー・スパラノ”氏が亡くなりました。
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“トニー・スパラノ(Tony Sparano)”、56歳で死去
この度、バイキングスから公式にOLコーチである”トニー・スパラノ”氏の死去が報じられました。
With deep regret the Minnesota Vikings announce that Offensive Line Coach Tony Sparano unexpectedly passed away early this morning.https://t.co/AEjLksRoUp pic.twitter.com/sCJtnEvCVA
— Minnesota Vikings (@Vikings) 2018年7月22日
スパラノ氏は先週の現地木曜日に突如、胸の痛みを訴えて病院に行きました。
病院で検査を受けて金曜日には退院しましたが、スパラノの妻は日曜日には既に教会と接触していたらしく、病院の検査の時点で、もはや手遅れの状態であったと推測できます。
死因に関しては「突然死」とだけで、詳細は現在発表されておりません。
“トニー・スパラノ”は、2016年よりバイキングのOLコーチを務めておりますが、1999年からアシスタントコーチとしてコーチ業をデビューし、ブラウンズ、レッドスキンズ、ジャガーズ、カウボーイズ、ドルフィンズ、ジェッツ、レイダース、49ers、そしてバイキングスと9チームを渡り歩きました。
そして、なんと言っても彼がNFL史に名を残す功績は、2008-2009シーズンに前年1勝だったドルフィンズのHCに就任し、AFC東の地区優勝に導いたことです。
これは過去15年間でペイトリオッツが唯一地区優勝できなかったシーズンとなります。
スパラノのドルフィンズが地区優勝できた理由はいくつもあり、まずジェッツが”ブレッド・ファーブ”の電撃移籍により、それまでのフランチャイズQBであったガラスの貴公子”チャド・ペニントン”をカットしたため、ドルフィンズはペニントンと速攻で契約し、彼の優れたリーダーシップがチームを1つにしたこと。
そして、スパラノが当時のNFLでは珍しいカレッジ戦法であったワイルドキャットフォーメーションを多用する事で、ペイトリオッツを大差で破る快挙を成した事。
さらに、Week01でペイトリオッツの“トム・ブレイディ”が負傷によりシーズンエンドしたことでした。
(しかしながら、ペイトリオッツは代役のマット・キャッセルで11勝もするもプレーオフを落す厳しいシーズンだったのでブレイディが健在でも、プレーオフを落していた可能性は高かった。)
HCの成績としてはレイダース時代と合わせて32-41と負け越しており、ジェッツにはOCとして1年しかいませんでしたが、やはり常勝軍団ペイトリオッツから地区優勝を奪い、ワイルドキャットブームを生んだ功績は色あせる事は無いでしょう。
かつ、その人柄から多くの人に好かれておりました。
ウチでもデニス・アレン更迭の尻拭いでHCに就任して、当時のボロボロ状態のチームを頑張って指揮してくれました。
マックやカーなどの若手の成長に一役買ってくれていたのは間違いありません。
ご冥福をお祈り致します。
John riderさん>
見た目では怖そうなオッサンですが、人望は厚かったエピソードは聞かれました。
バイキングも昨シーズンはスーパーボウル出場直前まで行っただけに、今シーズンも手腕をふるって惜しかったのですが、残念です。
まだ56歳の若さで亡くなるとは、ご冥福をお祈りします
ふて猫さん>
コーチ業としてはまだまだ中堅の年齢です。それだけに残念な事件でした。
あの頃はオーナーも今のゴミカス野郎じゃなく、楽しかったなぁ・・・・
コーチとしてはまだまだやれたことも多かったであろうにさぞかし無念だったでしょう。
遺された家族、チームメイトに幸多かれん事を祈りつつ、R.I.P
負海豚根性さん>
2009シーズン、まずぺニントン恒例の負傷が痛かったですね。それからまた没落しました。
ペニントン健在でもう1シーズンできたら、2年連続でプレーオフだったかもしれません。
天国でベリチックが来るのを待っていてもらいましょ。