温故知新

この前間書いた記事とそのコメントにて、「近年のJETSのドラフトは酷い」事が話題になりました。

そんな中、タイムリーに面白い記事がありましたので紹介します。

ずばり、「JETSドラフトの歴史」です。

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JETS、2000年以後のドラフトで1巡目のまとめ

参考:NFL Draft history: Who’s the Jets best 1st-round pick since 2000?

最悪の巡からNo1までさっそく、2000年以降のドラ1を見てみましょう。

カウント~~~ダウン!

THE BUST(期待ハズレ編)

まずは期待ハズレのBUST編です。カレッジで大活躍したにも関わらず、NFLではボールボーイよりも役立たずな人たちです。

大金だけかすめ取る詐欺師と言っても過言ではありません。

22位:OLB”バーノン・ゴルストン”(Vernon Gholston, OLB) 

・2008年、全体6位

JETS狂の宴でおなじみのBUSTと言えば、この人。口に出すのも恐れ多い(というか口に出す労力すらもったいない)ので、普段は一部を ふせ字にしていますが、今回はハッキリと言っちゃいましょう。

バ~~~ノン・ゴルスト~~~ン!!

 

カレッジ時代のハイライト映像ではQBとOLをまとめて串刺しにして倒す迫力を見せ、コンバインでは全てトップクラスの成績。そんなゴルストンを獲得し、JETSファンはサックの大量生産に期待したのですが、フタを開けてみたらOLに簡単に弾かれるわ 、ミスタックルしまくるわで もう目が当てられない。

コンバートしながらもJETSで粘りましたが、結局使い物にならず。他のチームに移籍しても使えないのは同じで、NFLから自然消滅しました。

 

コンバインの成績はフィールドと直結しない「コンバイン詐欺」という言葉もここから生まれ、私はコンバインに全く興味が無くなりました。

2008年シーズン、彼が本物だったら電撃復帰したファーブがプレーオフに出場していたのだろうと妄想したら悔しくて悔しくて・・・もう今日は飲むぞ!

21位:CB”ディー・ミリナー”(Dee Milliner, CB)

・2013年、全体9位

リーヴィスと契約が続かないことを見越し、後継者として獲得したのがミリナー。

しかし、負傷ばかりしてルーキーイヤーは13試合。2014年と2015年の2年間に関しては32試合中わずか8試合しか出ておりません。

実力も無く、2016年シーズン開幕前にカットしました。

女房を質に入れてでも欲しいドラ1PICKを返してくれよ~。

20位:DE”クイントン・コプルス”(Quinton Coples, DE)

・2012年、全体16位

巨体と長い腕で少しはいいプレーを見せて期待はさせたのですが、基本的に元HC”レックス・ライアン”のD#とマッチせず。OLBにコンバートしても”カルビン・ペイス”のように華開くことはありませんでした。あと、怠け癖と素行の悪さがダメでした。

 

すこしは期待させた彼がなぜ21位かと言うと、このあと全体21位でペイトリオッツが”チャンドラー・ジョーンズ”をPICKしてる残念さも理由にあります。もし、逆だったらどうなっていたのでしょう?

19位:CB”カイル・ウィルソン”(Kyle Wilson, CB)

・2010年、全体29位

一応、長い間スロット封じには活躍したのですが、ドラ1なのにインパクトは全く無く、先発レベルではありませんでした。結局、この年はリーヴィスの反対側を埋めるために、チャージャーズからクロマティを獲得しています。

18位:DT”デウェイン・ロバートソン”(Dewayne Robertson, DT)

・2003年、全体4位

ぶっちゃけリアルタイムで知りません。この頃はWWEが面白しろすぎて、そっちに夢中でしたので。

全体4位らしい活躍は無くともJETSに5年間、ブロンコスに1年所属して引退したとのことです。

ぼちぼち編

次は、ボチボチはやってくれたけどドラ1レベルじゃない人らです。

17位:DE“ブライアン・トーマス”(Bryan Thomas, DE)

・2002年:全体22位

2002年から2012年の11年間もJETS一筋でプレーし、不動のDEだった割にはたしかに目立ってないですね。キャリアハイが2006年の8.5サックですので。

たしかに彼と この時期にJETSにいたG”ブランドン・ムーア”は「ベテランだけど目立たない」点で区別がつきにくい存在でした。

16位:TE”ダスティン・ケラー”(Dustin Keller, TE)

・2008年、ドラフト30位

ゴルストンを獲得したあとにトレードUPで30位で獲得したTEダスティン・ケラー。

QB”マーク・サンチェス”とのコンビで2009年、2010年のチャンピオンシップ出場に貢献しましたが、これもドラ1レベルでは無かったという評価。

ドルフィンズに移籍したら直ぐに負傷して、その後は全く名前を聞かなくなりました。

15位:S”カルビン・プライアー”(Calvin Pryor, S)

・2014年、全体18位

クソGM”ジョン・イジク”の置き土産。ルーキーイヤーこそ期待はずれだったものの、その翌年は強烈なタックルを武器に活躍。

特に2015年ブラウンズ戦のエンドゾーン1yd手前でQBをぶっとばしてファンブルを誘発させたシーンは感動ものでした。

昨シーズンは、負傷したりパフォーマンスを落としたので評価を下げましたが、伸びしろはあります!今後に期待!!

14位:QB”マーク・サンチェス”(Mark Sanchez, QB)

・2009年、全体5位

JETSは辞めても、このブログのマスコットキャラ的なQBサンチェスが14位。
おそらくサンチェスがいなければ、このブログもこんなに続いてなかったでしょう。

 

2009年、2010年シーズンの2年連続でチャンピオンシップ出場に導く活躍をするのですが、変なミラクルパワーがあるだけで、フランチャイズQBというレベルではありませんでした。

あと伝説のバットファンブル(Butt Fumble)が彼の代名詞となりました。

13位:TE”アンソニー・ベクト”(Anthony Becht, TE)

・2000年、全体27位

11年もNFLに居ましたが、それほど目立った活躍は無かった選手。まぁ11年もリーグにいれば立派です。

12位:ILB”ダロン・リー”(Darron Lee, ILB)

・2016年、全体20位

昨年ドラフトで獲得したリーが予想以上に上でランクイン。

カレッジではOLBなのでパスラッシュに期待したら、起用したのはILB。

昨シーズンのボロボロのDBと押せないパスラッシュの中でランストップに貢献しました。とにかくスピードがあり、来シーズンも期待です。

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