そのPICKは一体?

2017年ドラフト初日にて、JETSは1巡目に全体6位ながら全体2,3位で獲得される予想が多かったS”ジャマール・アダムス”を獲得。

「プライア―と同じSSだけど、まぁリーダーシップある彼をFSに配置するのかな。」と思っていたら、2巡目で予想外のPICKをしました。

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2巡(全体39位)S”マーカス・メイ(Marcus Maye)”

身長/体重:182cm/90kg FROM:フロリダ大学

はぁ?はぁ?はぁ!!?
他にニーズがCB、TE、OL、QB、RBなど多くあるにも関わらず、なぜにまたセーフティーを獲る?

 S”マーカス・メイ”はパワーがあり身体能力が優れたFS。O#を読む鋭さもあり、さらにサイドラインの端から端まで一気に走るスピードを兼ね備えております。

弱点はボディバランスが悪くマンカバーが苦手で、レシーバーの急激なカットについていけません。なので、最後の砦としてゾーンカバーで構えているのがBESTでしょう。

 

さて、元ドラ1のSS”カルビン・プライア―”がいるにも関わらず1巡目に続けて2巡目でもSを獲得した意図は何なのか?。

これはJETSがPICKする時に良質のSが余っていたので、プライア―を昨シーズンの成績をかんがみて、新たに強固なS陣を敷くために先発を総入れする意図で2人を獲得したという予想ができます。

プライア―の弱点はターンオーバーに絡むビッグプレーの少なさ。過去44試合で2INT2ファンブルフォースしか記録してません。

 かつ、プライア―は実験的にLBとして使った事もあるので、OLBにコンバートするという道もあります。

もしくは、プライア―は全GM”ジョン・イジク”の置き土産なので、現GMマッカグナンがプライア―を排除したいという見方もあります。昨シーズンにイジクが獲得した選手、いわゆるイジクチルドレン(勝手に命名)を排除した経緯もあります。

ついでに言うと、プライア―はルーキー契約最後の年ですが、まだ5年目のオプション契約を結ぶ話はありません。

 

とはいえ、1巡2巡でSを連続で獲るのはいかがなものでしょうか。昨シーズンFSを務めた”マーカス・ギルクライスト”は成長が著しく期待できる選手であるのに、ドラフト組に押し出されて彼のプレータイムが減るのは残念です。

3巡(全体79位)WR”アーデアリウス・ステュワート(ArDarius Stewart)“

身長/体重:180cm/92kg FROM:アラバマ大学

3巡目の6位(全体70位)をバイキングスの3巡目(79位)と5巡(109位)と交換し、トレードダウンして3巡で手にレイたのは、なんとWR。

WR”アーデアリウス・ステュワート”はフィジカルが強くスピードもあるレシーバー。弱点は身長が低め・・・というか、ここでWRは必要か!?

WR“ブランドン・マーシャル”が抜けたとはいえWR”エリック・デッカー”とWR”クインシー・エヌンワ”に加え成長著しい若手がひしめいているポジションであるのに、3巡目でWRを獲る必要あるのかが非常に疑問です。他にニーズが山ほどあるのに何故?

 

さらにJETSはもう1つの3巡(全体107位)をバッカニアーズの4巡目(全体125位)と6巡目(全体204位)を交換しトレードダウン。

下位のPICKを大量に集めて、最終日で一気にニーズを獲る気のようですが、またも物議をかもし出すドラフトとなりました。