40歳のハムストリングが悲鳴をあげている

ワイルドカードプレーオフの2試合目は、意外にもランオフェンスがリーグ1位のシーホークスと、王政復古を目指すカウボーイズの対戦。

RB”クリス・カーソン” vs RB”エゼキエル・エリオット”のエースRBの出来が勝敗を決めると言っては過言ではありません。

さぁ、どうなった!

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スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

GAME CENTER(NFL.com)

  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
シーホークス 0 6 8 8 22
カウボーイズ 3 7 0 14 24

総評

互角の展開を繰り広げた両者でしたが、明暗を分けたのが予想どおりエースRBのパフォーマンス。

カウボーイズは後半からRB”エゼキエル・エリオット”が爆発し、最終的にラン137yd獲得1TDを記録。

一方、ランオフェンスリーグ1位であるはずのシーホークスのエースRB”クリス・カーソン”はレギュラーシーズンのラスト3戦を100yd越えする勢いをプレーオフには持ち込めず、ランはわずか20ydに封じ込められました。

 

カウボーイズは一時、シーホークスに逆転されるものの、ラスト2ミニッツ直前にQB”ダグ・プレスコット”の体を張ったTDランを決めて再逆転。

D#をすり抜け、最後は空中で縦に1回転しております。なんちゅう運動神経でしょう。

 

しかし、この状況からも奇跡プレーを生み出すのがQB”ラッセル・ウィルソン”であり、すぐさまWR”タイラー・ロケット”に53ydのロングパスを決めて、TDと2ポイントを決めます。

これで2点差まで追うも、オンサイドキックは失敗して試合終了。カウボーイズがシーホークスを破り、2回戦にコマを進めました。

 

カウボーイズvsシーホークスといえば、2006年のプレーオフで当時のQB”トニー・ロモ”が決めれば勝利のFGのホルダー役で失敗した苦い思い出があります。

これがいわゆる「ロモった」や、NHKで「Destiny」と命名されたシーンであり、12年の時を経てやっと成仏するでしょう。
(するのか?)

トニー・ロモ Distiny romo

 

そして、この試合のFGで、またも名(迷?)シーンが生まれました。

レイダースからシーホークスに移籍したベテランK”セバスチャン・ジャニコウスキー”がFGをミスった上に太ももを抑え倒れこんだシーンに・・

G+実況の近藤さんが、

「40歳のハムストリングが悲鳴をあげています!」

と、去年のスーパーボウルの「グロンコウスキー祭りだぁ!」以来のパワーワードを放ちました。

皆さんも「 #40歳のハムストリング 」には気をつけましょうw。

 

ダグ・プレスコット ラッセル・ウィルソン

勝利したカウボーイズのQB”ダグ・プレスコット”のスタッツは、パス22/33回226yd獲得、1TD、1INT。

強力なシーホークスD#に苦戦するも、要所で決め、さらに決勝点を身を削るTDランで決めました。

加えて、“エゼキエル・エリオット”のランを支え、サックを量産する強力なシーホークスDL相手に1被サックで済んだOLの力も勝因でしょう。

意外にもカウボーイズは過去22年間でプレーオフは3勝しかしておらず、どこまで勝利数を伸ばせるか楽しみです。

 

一方、敗れたシーホークスのQB”ラッセル・ウィルソン”のスタッツは、パス18/27回233yd、1TD、0INT。

最後2点差まで追い詰めましたが、届かず。FGミスはお互い様なので、やはりランを完全に封じられ、援護射撃が無かったのが痛かったです。

相手を徹底的に研究し、強みを消しにかかるプレーオフ。HC”ピート・キャロル”はプレーオフ常連であるにも関わらず敗北したのは、やはり元ジェッツのOC”ブライアン・ショッテンハイマー”の力量の無さでしょう。
(ジェッツはOCショッテンハイマーで2回チャンピオンシップ行ったのですが、あれはD#の力ですw)