残酷な誤審のテーゼ(意味不明)
舞台はいよいよ準決勝、チャンピオンシップ。
勝てば夢の舞台スーパーボウル行きの天国ですが、負ければこれまでの苦労がパーになるどころか、誰の記憶にも残らない上にドラフトがめっちゃ不利になる恐ろしい地獄です。
(2年連続でチャンピオンシップで敗退したジェッツのファンこそ分かるw)
NFCはセインツvsラムズのトップシード同士の激突となりましたが、残念ながら物議をかもし出す内容となりました。
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スコア&ダイジェスト
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
OT |
TOTAL |
ラムズ |
0 |
10 |
7 |
6 |
3 |
26 |
セインツ |
13 |
0 |
7 |
3 |
0 |
23 |
総評
セインツQB”ドリュー・ブリーズ”から話題のQB”テイサム・ヒル”へTDパスがヒットするなど、いろいろ素晴らしいシーンがありましたが、やはりこの試合で話題になったのが以下のシーン。
Yeah. That was pass interference. pic.twitter.com/niV9z2rnJi
— Brad Galli (@BradGalli) 2019年1月20日
スコアは20-20で残り1:49。セインツが敵陣13yd、3 rd&10というまさに勝敗を左右する状況。
QB”ドリュー・ブリーズ”が放ったパスはTE”トミーリー・ルイス”がレシーブして1stDownを更新するかと思ったら、CB”ニッケル・ロビー=コールマン”が横から飛んできてカットします。
しかし、これは映像を見てのとおり、まずコールマンはボールを見ずに先にルイスへ接触しており、これだけでもパス・インターフェアランスになる事に加えて、ヘルメットから相手のヘルメットに向かって接触している危険なプレーで、今シーズンから始まったヘルメットヒットルールの拡大にも抵触します。
しかし、このシーンで反則は発生しませんでした。
これにはG+解説の村田さんも「これ反則取らない?ありえない」的なセリフを連呼しておりました。
もし、この場面でパス・インターフェアランスが適用されて、セインツがファーストダウンを更新していたらどうなっていたか?
セインツはランをコールしてギリギリまで時間を潰し、最後に近距離からFGを決めて、ラムズに反撃の機会を与えずにセインツの勝利となっていたでしょう。
しかし、実際には反則にはならずパス失敗で時間が止まったため、セインツはFGで3点を取っても返しのラムズのO#で3点取られて、OT(延長戦)に突入したのです。
そしてOTでブリーズに悲劇が襲いかかります。OTでセインツは有利な先行を得たものの・・・
The @RamsNFL defense forces the INTERCEPTION!
Huge turnover in OT. #LARams #NFLPlayoffs
📺: #LARvsNO on FOX pic.twitter.com/Bn54AaPEBR
— NFL (@NFL) 2019年1月20日
なんと、パスラッシュでブリーズのパスが狂って痛恨のインターセプト!
これでO#を得たラムズはFG圏内まで進み、最後に57ydのFGを決めて勝利しました。
かつて、プレーオフにて誤審っぽい事で勝敗が決した事はあります。しかし、ここもまで明白で直接勝敗を左右させた誤審は珍しいです。
そして、誰もが誤審と思ったとはいえ、スルーされて試合の結果が出てしまえば、誰にも覆せません。
最新のニュースでは、NFLがパス・インターフェアランスもレビュー対象にする議論が始まりルールが変わる可能性があるとのことです。
3年目にしてスーパーボウルの舞台に立つラムズQB”ジャレッド・ゴフ”のスタッツは、パス25/40回297yd獲得、1TD、1INT。
「ゾーンディフェンスを読むのが苦手」という弱点をセインツに突かれパスに精彩を欠き、さらにRB”トッド・ガーリ―”が十分に走れない状況下で良く勝ちました。
これは最後のINTといい、D#の粘りのおかげともいるでしょう。
一方、またもスーパーボウルの舞台に届かなかったセインツQB”ドリュー・ブリーズ”のスタッツは、パス26/40回249yd獲得、2TD、1INT。
チャンピオンシップのオーバータイムでINTされて、FGで負けるパターンは”ブレット・ファーブ”のパッカーズでの最後の試合を思い出させました。
となると、ブリーズが「引退」を口にしないかと心配になります。
(ファーブはプロレスのごとく、あっさり撤回)
それにしても、昨シーズンに続き、勝利目前でまさかの事態で負けるブリーズの不運に「マッデンの呪い、長げーなー」と思わざる得ません。
実際にファールと認められていたら勝っていたんですかね?
1:45 タイムアウト1 1&goal、パスインターフェアの場合多分時計は止まると思うので。(間違ってたらすみません)
もし、ニーダウンを行なってフィールドゴールを決めれば残り20秒ぐらいしか残らないのでラムズの負けだと思います。
ただランをコールしてしまったら2011年のSBの様にわざとタッチダウンをさせてゴフに時間を残す事が可能だったのでは無いのでしょうか。セインツHCなら強気にランをコールしそうで、自分的には勝ちが確定してたのか微妙だと感じています。
クロースさん>
反則だと時計が止まりますね。
何にせよ、セインツが1stDownを更新すれば、あとは時間つぶしに全力を注ぎいでFGです。2ミニッツ後にラムズはタイムアウトが1回しか残っていないので、貴重なタイムアウトを使わされて時間ギリギリまで回されセインツがFGを蹴ると、ラムズに残されるのはタイムアウト0と10秒ちょっとなので、ラムズが勝利する確率は微塵も無かったでしょう。
もし反則で1stDown更新だったら、ほぼセインツ勝利でしょう。
ラムズがわざとTDさせる手法を使ったとしても、残された時間が少なすぎる上にRBがTDせずにエンドゾーン手前でわざとダウンして簡単にO#の機会与えずに終わります。
問題は審判は何を見ていたのか?ですね。ここはリーグが正式に調査して誤審を認めるべきだと思います。
返信ありがとうございます。
そうですよね(笑)勝ち確定ですね。
変なコメントすみませんでした。
2011sbのジャイアンツrbブラッドショーみたいなミスさえしなければ勝ちですもんね。
4パターンあったSBの組み合わせの中で、個人的には尤も興味のない対戦になったので意気消沈していますが、それ以上にあれほどあからさまな誤審だったことが不快で、新時代を演出するために何らかの意図が働いたのではないかと疑ってしまいます。
T.Takahashiさん>
依然として理由は謎ですね。審判の見てた角度に問題があったのでしょうか。
いずれにせよ、レビューできない状況というのが問題なんですが、何でもかんでもレビューできたら時間がかかるし、審判の権威が損なわれるので、何ともなりません。
結果が出てしまった以上、ラムズに運があったとしか言いようがないですね。
決勝のFGは48ydではなく57ydですね
反則の件はヘルメットヒットについてはシーズン中盤以降かなりゆるゆるになった印象あるので微妙ですがパスインターフェアなのは明らかなので誤審は明らかですしもし反則取られてたらマイアミミラクルのようなプレイがない限りセインツがほぼ勝っていたでしょうね
ハムストリングさん>
すいません。記録を見直すと57でした。ありがとうございます。
たしかにヘルメットヒットの話が出た時に「どーやってタックルするねん」的な意見も飛び交ったので、反則を取るのは控えめだった印象があります。
この問題、落としどころが難しく来シーズンのルール改正の一番の課題になることは確かです。
セインツは誤審で負けたとは何ともやり切れない結末でしたね!(◎_◎;)来シーズンこそ払拭して欲しいものですね
ふて猫さん>
2年連続で不本意な負け方をして、ブリーズが一番釈然としないでしょう。
私ならやさぐれて、ニューオリンズの夜の街で酒浸りになって倒れてます。
これも「接戦になった時点で力量が無かった」的な事で片づけるのでしょうけど、ファンが一番やりきれないです。
今プレイオフを通じて、パスインターフェアランスの運用は、パスルートに出るレシーバーをホールドすること、パスが投げられる前ならホールディング、投げられた後ならインターフェアランス、に関しては取っていましたが、ホールドしない接触にに関しては、取っていないんですね。CBSもNBCもFOXも、現地放送のアナリストはそれを伝えているんですが、おそらくその「運用内規」で、このプレーも取らなかったのですが、酷すぎますね。これは接触レベルではないですし。中継のFOXも何度も映像を流しましたし、ジャッジしなかった黒人審判の顔をアップで流してました。Ramsはこの前にもやはりインターフェアランスの見逃しがあって、この時も元審判部長のルールアナリスト(Mike Peraira)に「私だったら取っている」と言わしめています。
プレーオフでの審判団の運用内規は、リーグ要請の側面もあるやに聞いているので、誤審までは発展しないのかもしれませんが、インターフェアランスとパスキャッチの規定は、毎シーズン運用基準が変わるし、プレーオフになると若干緩くなります。ワイルドカードラウンド4ゲームで、およその運用方針が見えるので、それを体感して、プレーオフを見ているのですが、このジャッジはいかがなもんか??と思いますね。
一大率さん>
昔からパスインターフェアランスが一番グレーかつ、獲得ヤードが大きく影響力が大きい問題が立ちふさがります。
プレーオフに水を差すように細かい反則は取りたくない方針でしょうが、これは明らかにアカンですよ。
どのスポーツにも常に誤審問題がつきまといますが、今回の事件に関しては勝敗をモロに左右したので、その影響力もかんがみてジャッジしてほしいものです。
OTの決勝FGは57yardsだったかと思います。
匿名さん>
ありがとうございます。私も何を見て書いたのか記憶が定かではありません。
JETS狂の宴は皆様に支えられて生きております!
4Qの同点FGは48yardsでした。
ズーラインはあの物々しい雰囲気の中で2本も簡単ではないFGをよく決めましたね。
匿名さん>
そっちと間違えたんですね。
ズーラインだけに、神経は図太そうです。
どちらのチームが勝ち上がってもOKの姿勢で観ていましたが、萎えました。
アメフト嫌いになりかけたので、悲しいです。
来シーズンもデトロイト推しさん>
誤審とペイトリオッツは嫌いになっても、アメフトは嫌いにならないでください!(名言)
誤審疑惑のヒットですが、レシーバ側ってボールを持たずにディフェンス選手に突っ込んでも構わないんですかね?そのあたりのルールがどれぐらいしっかりしているのかよく分からなくて・・・。
レシーバもボールだけ見て、捕球体制に入る前にディフェンスとぶつかっていますし。ボールの着地点に先に到達しているのはディフェンスなんですよね。先過ぎて、ぶつからなければ通り過ぎてたかもしれませんが。
「どっちもどっちだよなー」で両者お咎めなし、なのかなと思っていました。でもそれなら、両者反則ヒットでオフセット、再プレイが正しかったような気もします。
スパイガラスさん>
レシーバーはボールの弾道の先にいますので、ディフェンスの選手に突っ込んでるわけではないですね。今回のケースは。
ディフェンスもこれを止めなければ負けがほぼ確定するので必死であり、故意でことで大目に見たのかもしれません。
しかしながら、張り付けたツィッターの動画を何回見ても、レシーバーはボールしか見ていないのに対してディフェンスはレシーバーを見てるので、本来はインターフェアを取られて仕方ないプレーだと思います。
この辺がアメフトの難しさですね。
凄い試合でしたね。判定も含めて最高に楽しい二試合でしだ。
途中解説も言ってましたが、最初にとらなかった以上D#の接触については以後とらない方向でいくしかなかったということでもありますね。両チーム守備陣はその認識で激しく接触してましたので。
それでもアレは黄色投げるべきでしたけども。
それがあってか、OTの仕切りなおしによってか。OTに入ってからラムズの反則がコールされたのもセインツにとってはインターセプトでマイナスになりましたね。
守備陣はOTに入って今度は反則とられるかもしれないという疑念はあって守りにくかったでしょう。
おおいに議論の余地ある試合になりましたが。
個人的にはあまり機械でガッチリ検証ってのはやりすぎないでほしいところ。
プレイヤーも審判も人間がやるからこそブレが生まれるわけですが、そこがスポーツの面白いところでもありますので。機械で固めてしまうとゲームでいいじゃんって感じですので。
やってる当人はたまったものではないでしょうが。ブリーズの頭にもストレスが。
とにもかくにもやっぱりチャンピオンシップは最高だなと。
スーパーボウルは出場である程度満足できてしまうところもあるでしょうし。
更新お疲れ様でした。
ktさん>
プレーオフからOLのホールディングが激減し、その他反則も減るユルユル裁定モードになりましたが、さすがにこれは取るべきでした。
この後、セインツがOTで勝利していれば良かったものの、負けたために連日話題になっています。
しかし、おっしゃるとおり審判には試合を裁くために権威が必要であり、誤審ありきのスポーツである部分もあります。
ブリーズの頭皮も心配ですが、今後、この問題がどのような方向に向かうのかも心配です。
試合を決定付けるフラッグは投げづらいんじゃ無いでしょうか。
以前コラムでフラッグにより試合を決定させてしまう判断のしにくい
プレーの場合、フラッグは極力投げないと読んだ記憶があります。
でも今回は判断しやすいプレーでしたが。
さんきちさん>
コメントありがとうございます。たしかに、フラッグをめっちゃ投げにくい状況ですね。
しかし、投げた後で協議してフラッグを無かった事にもできますので、ここは投げてから裁定してほしかったです。
スーパーボウルはペイトリオッツに偏らない裁定をお願いしたいところです。