屈辱をバネに頑張れ

先日、不運なWR”ラッキー・ホワイトヘッド”の記事を書きましたが、驚くべき事にその彼の引き取り先が我らがニューヨーク・ジェッツでした。

私が突然 彼の記事を書いたのは、これを予知しての事だった?

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JETS、WR”ラッキー・ホワイトヘッド”をクレーム

これまでの不幸↓

ラッキーホワイトヘッド
名前負けというか・・ あまりにも名前に反して不幸すぎる選手が話題になっていますので、記事にいたします。

彼は無実の罪でカウボーイズを解雇され、無罪が晴れてもカウボーイズは彼の解雇を撤回しなかったという、名前の「ラッキー」からかけ離れ過ぎた不幸が彼に降りかかりました。

なぜ警察が事件の現場とは全く別の場所にいてアリバイもあるホワイトヘッドをアカの他人と間違えて逮捕記録まで作ったかというと、逮捕された男は身分証は持っていないものの名前、生年月日、社会保障番号が”ロドニー・ダーネル・ホワイトヘッド・ジュニア”(ラッキー・ホワイトヘッドの本名)と一致したからとの事です。

データで成りすまされ逮捕された事になる恐ろしい社会ですが、マイナンバーを導入した日本も他人事ではなさそうです。

 

そして、カウボーイズを解雇されましたが、彼はNFL2年目なのでまずウェーバーといってドラフト順で彼を獲得する権利がチームに与えられます。そして誰もクレーム(申請)しなければ彼はFAとなり全チームと自由契約できる事になるのですが、そのウェーバー6番手の我らがJETSが彼の獲得に名乗りを上げたのでした。

WR”ラッキー・ホワイトヘッド(Lucky Whitehead)”とは?

JETSの一員となりましたので、改めてWR”ラッキー・ホワイトヘッド”をおさらい。

彼は2015年にドラフト外でカウボーイズが獲得。そのシーズンは重要なラスト6試合でリターン役を任され、イーグル戦で79ydのキック・オフ・リターンを見せ、レッドスキンズ戦で46ydのリターンを記録し決勝FGに貢献しております。

さらに2016年シーズンのラムズ戦(NFL20年ぶりのロサンゼルスの試合)では、101ydのオープニング・キック・オフ・リターンTDを記録し、実はリターナーとして優れた選手なのです。

しかし、バイキングス戦ではファンブルを記録。さらに大事なジャイアンツ戦のミーティングに遅刻して謹慎処分になるなどチームから信用を失っていました。

 

なので、JETSが彼を獲得したのは情けではありません。JETSには2009年までプレーしていたRB”レオン・ワシントン”以降、1発で試合をひっくり返すリターナーが存在しないのです。

JETSが彼を獲得するまで彼の成績を調べていませんでしたが、このような優れたリターナーならJETSがクレームしなくても他のチームがクレームしていたでしょう。

 

彼は不幸な事件でマスコミから騒がれ注目され、そんな選手を嫌うチームもありますが、常にメディアに叩かれる大都会チームのJETSにとったら、こんな騒ぎはカワイイものでしょう。

彼にとって最もラッキーなのは、今のJETSは若手ばかりで起用されるチャンスが転がりまくってる事です。

JETSの一員になった以上、彼のラッキーストーリはこれからだという事を祈っています。

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