微妙な反則が多いスポーツですから
ネタ探しをしていて一番多く出てきたのが、「モン太の必殺技”デビルバックファイア”は反則じゃないのか?」という意見でした。
この技は経験測でボールの弾道を予測し、パスキャッチの際に振り向かず、全くボールを見ずにキャッチするというスゴイ技。
ウエストコーストオフェンスのように投げる位置を正確に決め、キャッチする時にだけチラっとボールを見る事があっても、全くボールを見ずにキャッチするのは正直、無理です。
それよりもこのプレー自体が”パス・インターフェアランス”の反則になるのでは無いかというのが今回のテーマです。
[SPONSORED LINK]
▼この反則は投げられたパスに対してキャッチする権利は、攻撃と守備の双方平等にあり、不正に互いを妨害してはならないというものが基本原理です。
妨害とはキャッチしようとする相手に対してタックルをしたり、腕やジャージを掴むといった行為です。しかし、レシーバーと守備の選手の双方がボールを見ながら接触した場合は反則になりません。
この技に関してはボールを見ずにボールへ飛びつきますので、その際に接触があると、反則を取られる可能性が大となりますが、守備の選手と接触するのと同時にレシーバーがボールに触れていれば、反則を取られないかもしれません。
「~かもしれないと」という意味は、パス・インターフェアランスの判定は、はっきりとした線引きが無く、審判の主観に委ねられる部分が大きいのです。
原作者のサイト「米スタジオ」では「パスを捕りに飛び上がってクラッシュはOK」となっていますが、やはりボールを見ていないので、レシーバーがボールに触れるのが先か、相手との接触が先かで反則の是非が決まると個人的に思います。
で、デビルバックファイアを使用するシーンを見てみると・・・
#1
▲バックファイア誕生のきっかけとなるシーンです。
分かりずらいですが、この時はモン太は守備で、ボールを見ずにインターセプトを試みます。相手WRが先にキャッチしてから接触しているようなので、これはOKです。
#2
▲そして、初デビルバックファイア。
コマからは判定が難しいですが、この後に一休先輩が「頭の後ろで取るのは難しい、それを桜庭にクラッシュしながら・・・」と言っていますので、これは接触したのが先のようなので反則と思われます。
#3
▲相手守備に激突して、弾かれてからボールをキャッチ。これは反則でしょう。
総評するとボールを見ずにキャッチ出来ようと出来まいと、”ボールを見ていない”という行為自体が判定に不利なので、なるべくボールを見てキャッチしましょう。(それが普通なんですけどね(=_=;))