リベンジの時
1回戦のワイルドカードプレーオフは第6シードのセインツとチャージャーズがともにアップセットする怒涛の展開。
しかし、1回戦なんてほんの余興。2回戦は、リーグ最強の四天王がワイルドカードを勝ち抜いたチームを迎え撃つディヴィジョナルプレーオフです。
その第1試合はセインツ vs シーホークス。そう、2010シーズンに当時、NFC西はリーグ最弱地区でシーズン負け越したのにプレーオフに出場したシーホークスが、前回王者のセインツを倒すという大波乱が記憶に新しい、因縁すぎるカードです。
しかし、今回の立場は逆。今やシーホークスはトップの勝率で1番に勝ち抜けた文句なしのリーグ最強チームです。
しかも試合は、前回と同様かつシーホークスが1番に力を発揮するシアトルのセンチュリーリンク・フィールド(過去の名はクエスト・フィールド)。
はたしてセインツは、難敵かつ敵地でリベンジを果たす事ができるのか?
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▼簡単な内容
雨と強風で互いにラン重視のO#を展開。
シーホークスは優勢に攻めるもセインツD#に阻まれFG2本を決める。そしてセインツRB”マーク・イングラム”のファンブルロストからTDを奪いリードを広げる。
一方、セインツはFG失敗のうえに、4thDownギャンブルもパスを叩き落とされ失敗とO#が停滞。
シーホークスは前半終了間際にFGをさらに1本決めて、前半は0-16で折り返す。
後半、セインツはブリーズがパスを通せるようになるものの、サックとファンブルでFGレンジから出されるなどありO#はやはり不振。
しかし、第4Q早々にRB”ヒリー・ロビンソン”のTDランと2ポイントコンバージョンを決めて 8-16 と1ポゼッション差に詰める。
さらに、ブリーズのロングパスはあわやINTかと思ったら、D#がボールを弾いてそれがWR”ロバート・ミーチェム”がレシーブするというラッキーもあり勢いはセインツにあり。
だが、FGに失敗した上に、シーホークスの返しのO#でRB”マショーン・リンチ”のTDランを喰らい 8-23 と引き離される。
しかし、セインツは残り26秒にTDパスを決めて 15-23。さらにオンサイドキックを成功させ、希望を残す。
しかし、WR”マーキス・コルストン”が敵陣39ydにサイドライン際でパスをレシーブすると、残り6秒あるのにサイドラインに出ずになんとパス。
これがフォワードパスになってしまい、反則でタイムアップとなり試合終了です。
▼スコア&ダイジェスト
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | total | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
セインツ | (11-5-0) | 0 | 0 | 0 | 15 | 15 | |
シーホークス | (13-3-0) | 6 | 10 | 0 | 7 | 23 |
ライアン父がウチを率いていた時のGGDは、カニンガムという規格外のQBがいても最大の魅力はディフェンスで、オフェンスよりもディフェンスの方が楽しみという移植のチームでした。(ジェローム・ブラウンが亡くなった時はファンになる3年前で僕はGGD世代ではありませんけど)
今のSEAもそれは同じで、芸術というべきディフェンスには本当に惚れ惚れするし、次は何をして来るんだろうとオフェンスよりもディフェンスが出て来る時の方が楽しみです。
この試合もご多分に漏れず、本当に素晴らしいディフェンスでした。
基本オフェンスしか見ない僕がここまでディフェンスを楽しむなんてかなりのものですよ。
気象条件が影響していたとしても、シーズン二度もNOオフェンスを完膚なきまでに叩き潰すなんて普通じゃ出来ませんよ。
SEAファンも、HCは人間としてはクズだけど強くしてくれるならそれでいいと認めているように(何かあったらまた真っ先に逃げ出す可能性はありますが)トップに立つ人間は手腕と求心力があれば人格に問題があってもそれだけで支持を得られるんだな、と実感しています。
使われる側の選手も、ミスした後に「気にするな。お前を信じているから頑張れ」と上司に言って貰えば相当やる気になりますからね。
いつでも捨てられる恐怖があるから部下として働くのはちょっと恐いけど、アメリカに理想の上司というアンケートがあれば結構ピート・キャロルはいいところに行くでしょうね。(ディフェンスの選手は特にキャロルHCのところでやりたいでしょう)
ピート・キャロルマジ半端ないって!
あいつ半端ないって!
だって、コルストン、スプロールズにグラハムとほぼ完璧に抑え込むんやもん!
そんなの出来ひんやん普通!
最近流行ってるみたいなので乗っかってみました。
明日の試合もオフェンスよりも楽しみなディフェンスの活躍に期待します!
YM5さん>
すみません。最初のコメントが埋もれてされていませんでした。
せっかくお時間を割いて誤字脱字だらけのブログを見ていただいているのに、すみません。
やはりシーホークス強いですね。リンチを生かすも殺すも環境しだいでした。(ビルズファンの方、一応すみません。)
チーム力もありますが、49ersが魔界ともいえるシアトルでどのような戦いを見せるのかも楽しみの一つです。
ハセルベック&アレクサンダー コンビ以来のSBにたどり着く可能性は高いですが、簡単にはいかないでしょうね。
とにもかくにも、激戦は必至であります。