頼むぞフラッコ!
泥沼4連敗のジェッツの次の相手は、2勝2敗のカーディナルス。
この試合はQB”サム・ダーノルド”が欠場し、元スーパーボウルMVPのQB”ジョー・フラッコ”が先発します。
もはやフラッコがチームに変革をもたらす事に期待せざるえません。
さて、どうなった?
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
カーディナルズ |
7 |
10 |
7 |
6 |
30 |
ジェッツ |
0 |
3 |
7 |
0 |
10 |
オフェンス
QB”サム・ダーノルド”が負傷のため、先発は”ジョー・フラッコ”。さすがのスーパーボウル王者も肝心なところで落球するWR陣ではどうにもならず、O#は停滞。
特に先日活躍したWR”ジェフ・スミス”やWR” ブラクストン・ベリオス”の3rdDownやTDパスの落球は試合に大きく影響しており、この辺りはQBが変わった事に順応できない経験の浅さもあるのかと見ています。
しかし、TE”クリス・ハーンドン”のドロップは弁解の余地なし。以前の試合でも簡単なパスを落球しており、ドラフト上位のパフォーマンスではありません。
あいまって、フラッコのスタッツは、パス18/33回195yd獲得、1TD、0INTと、冴えない結果に終わりました。
カーディナルスの「反則が多い」という弱点を得点につなげる事ができないのが、非常にはがゆい。
活躍したのは、ベテランWR” ジャミソン・クロウダー”。8レシーブ116yd獲得、1TDとフラッコの期待に応えたレシーバーは彼だけでしょう。
復活したRB”レべオン・ベル”はそこそこ走るものの振るわず、ラン13回60yd、0TD。掴まれたら簡単に倒れ、セカンドエフォートありません。ただの軽いRBです。
ベルはランに使うよりも、レシーブさせた方が活きると思いますが、ゲイズが「ベルはパスゲームに使う」とか言っていたわりに、ターゲットとなったのは1回のみです。
OLは3被サック。ドラ1LT”メカイ・ベクトン”の欠場もありますが、そこよりC”コーナー・マクガバン”とRG”グレッツ=バン・ロッテン”あたりの正面が弱かった印象があります。
何にせよ、プレーコールも足を引っ張りました。
序盤に敵陣13yd、4thDown-1ydでギャンブルをしかけるも、RB”レべオン・ベル”のランが抜けず失敗します。
慎重にFGで点差を縮めるべく状況に、これまで失敗しているギャンブルを凝りも無くコールするところに変化は見られません。
ギャンブルするにしても、ベルに普通のランをさせるのは無いでしょう。
ディフェンス
プレビューの予想どおり21点以上取られ、30失点。
QB”カイラー・マレー”自体それほど上手いQBという印象は受けませんでしたが、結果的にパス27/37回380yd獲得、1TD、1INTとやれています。
序盤はWR”デアンドレ・ホプキンス”とWR”ラリー・フィッツジェラルド”のカーディナルスの2枚看板を上手く封じていていましたが、WR”クリスチャン・カーク”にやられます。
そして後半は、ホプキンスの猛攻にジェッツのDB陣は対応できません。QB”カレー・マレー”がヤケクソに投げたロングですら、DBに絡まれつつワンハンドレシーブでTDにしてしまう恐るべきWRです。
.@K1 drops a dime to @DeAndreHopkins for a 37-yard @AZCardinals touchdown! 🎯 #RedSea
📺: #AZvsNYJ on FOX
📱: NFL app // Yahoo Sports app: https://t.co/BGCKhfX8uY pic.twitter.com/ZxzlP8HUD2— NFL (@NFL) October 11, 2020
ランD#はそこそこ機能していたものの、1QのRB”チェイス・エドモンズ”の29ydTDランは痛かった。膠着を崩すこの1プレーが無ければ、いい勝負をしていたかもしれません。
パスラッシュはDL”ジョン・フランクリンマイヤーズ”が1サックと頑張りますが、サックはこの1回のみ。D#のハイライトは、LB”ネビル・ハイアット”のディフレクトから、LB”エイヴリー・ウィリアムソン”がINTしたぐらいでしょうか。
繰り返しになりますが、予想通りのD#です。
スペシャルチーム
本日のK”サム・フィッケン”は、26ydのFG1本成功のみ。
P”ブランデン・マン”が6本のパントを4回相手20yd以下に入れ、最長59ydを蹴る活躍をしています。
このパントが無ければ、もっと失点していたでしょう。隠れてD#に貢献しています。
総評
予想通りD#は点を取られるのでO#の爆発が勝機でしたが、爆発するハズもなく大差で敗北です。
RB”レべオン・ベル”に関しては、ジェッツに嫌気がさしてトレードを要求しているという話が出ています。
彼のパフォーマンスと悲惨なチーム状況下では、とっととチームから出した方がいいのですが、どこもトレードに応じないでしょう。
さて、1996年以来の実に24年ぶりに開幕5連敗という最悪のシーズンとなったジェッツ。
世間では、「ジェッツのドラフト全体1位でQB”トレバー・ローレンス”をゲットすることだ」という話も聞かれます。
タンクに徹するにしても、16連敗の逆パーフェクトだけは避けたいところですが、そのたった1勝も難しいチーム状況です。
来週は、本来チャージャーズと対戦する予定でしたが、コロナによるスケジュール変更でイルカ戦になるようです。
イルカは今週、元ジェッツのQB”ライアン・フィッツパトリック”がレーティング154という驚異のパフォーマンスで49ersに勝利したとのこと。
フィッツおじさんの持続しない好パフォーマンスを逆手にとり、好調の反動で絶不調になることに勝機を見出すしかないでしょう。
レベオンベル、一時期ナンバーワンランニングバックじゃないかと言われたりしましたが、なんだったんでしょうね。
スティーラーズが魔法でも使っていたのか、いややはり全盛期に意味のわからん一年プレーしない選択が何か重大なものを失わせたのか、オフェンスラインが弱いだけじゃなく、本人の動きも全然別人です。
アントニオブラウンや、マータビスブライアントらの件も含め、スティーラーズ産のオフェンス選手を取るのは危険ですね。
ジェッツの停滞は本当に悲しいです。ペイトリオッツ亡き後の地区覇権チームになってほしかったですが、ビルズが台頭しそうで何年も苦しみかねない雰囲気が。。大丈夫か。。
ランでゴリゴリ、激しいブリッツのディフェンス、という強いジェッツの時代に早く戻って欲しい。
ふ〜む、96年以来の開幕5連敗ですとな。まだ私、NFL見てない頃の話ですわ。
でもまあ、エースQBが欠けただけで開幕から負けまくる蹄鉄のチームとか、特に何も欠けなくてもシーズン全敗するチームもあることですし、それに比べれば。
パンターはなかなかいい仕事してますよ。
Week02あたりでも、エンドゾーンから軽く70ヤード以上蹴り込んだ記憶もありますし、これからのNFLはパントの時代です。
ドラ1でQB獲得なんて何の解決にもならない事しないだろう…と思いたいですが現状のフロントならやりかねないか…