これぞスリザリンの魔法か?

ワイルドカード2戦目も両者QBがプレーオフに初登場のチャージャーズとジャガーズです。

QB”ジャスティン・ハーバート”とQB”トレバー・ローレンス”の次世代を背負うQBが頂点を目指して激突します。

これまたスゴイ試合でした。私、前半で見るのやめなくて良かった。

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

チャージャーズ

17

10

3

0

30

ジャガーズ

0

7

13

11

31

総評

いきなりジャガーズQB”トレバー・ローレンス”のインターセプトから始まったこの試合。

 

ローレンスはチャージャーズCB”アサンテ・サミュエル Jr”の3INTを含む計4INT、さらにパント処理にミスるなどで前半5ターンオーバーで、27-0 と一気に4ポゼッション差にまで点差をつけられ早くもゲームオーバー。

 

・・・と、思ったら、前半残り24秒にジャガーズがTDを1本を返します。

 

この1本がまさに生命線。これがローレスとチームに自信を与えました。

ここでTDを決めずに折り返していたら、大差で敗北していたでしょう。

 

 

後半からジャガーズが怒涛の追い上げを見せる一方、チャージャーズのオフェンスは沈黙。

 

 

さらに、チャージャーズは第4Qに貴重なFGを失敗。

 

ジャガーズは追撃の手を緩めず、とうとう1ポゼッション差に迫ります。

 

このTDプレー時に、チャージャーズDE”ジョーイ・ボサ”が冷静さを失って審判に不満を表したため、アンスポーツマン・ライクコンダクトの罰退となり、2ポイントコンバージョンを選択

1yd手前からローレンスのダイブでTDを決めて、なんと2点差。

とうとう残り時間約5分でFG1本で逆転までチャージャーズを追い込みました。

 

チャージャーズも逃げきるのに必死ですが、ハーバートがいきなりサックされて得点できず、ジャガーズに最後のドライブを与えてしまいます。

 

そして、ジャガーズは失敗できない4thDown-1ydのギャンブルをRB” トラビス・エティエンヌ”が意表を突いた外へのランでロングゲイン!

 

これでFGレンジに侵入し、トドメのFGを決めて31-30。

ジャガーズが最大27点差をひっくり返す、大逆転勝利を収めました。

 

 

プレーオフで27点差からの逆転勝利は、30年前にビルズがオイラーズから逆転勝利をした32点差、そして2013年シーズンにコルツがチーフス相手に28点差から逆転勝利した試合に次いで3位です。

絶望からの回帰 とうとうプレーオフスタート。 その1試合目はHC"アンディー・リード"&QB"アレックス・スミス"の新生チーフスと、昨シーズンに続き天才QB"アンドリュ

↑この試合、当時「なぜアンディ・リードは大量リードしてるのにパスばかりコールするんだ、アホなのか!?」と思ったことを今でも忘れませんw。

 

 

それはさておき、チャージャーズがなぜ後半はダメだったのかというと、まず4回のオフェンスのうち得点はFG1回のみで、FGを1本ミスった事が致命的でした。

かつ、肝心なところでの反則も足を引っ張りました。

特に復帰したばかりのDE”ジョーイ・ボサ”が反則を3回。うち2回はアンスポという不必要な反則で自滅です。

 

心理的なところでも前半の大量リードで勝った気でいたところに、まさかの反撃を喰らって混乱したのでしょうね。

以前、ペイトリオッツvsファルコンズのスーパーボウルの記事で使用した教訓画像を貼っておきます。

ジョジョ JOJO ジョセフ・ジョースター

 

 

昨シーズンはバスト臭がしていたQB”トレバー・ローレンス”は、この試合で本物であることを証明。

さんざんローレンスを「スリザリン顔」とかネタにしてきましたが、今回は頭が下がりました。

今まで、ゴメンね。

 

それにしても、絶望的な大差から徐々にTDを重ねて迫る展開はリアタイで見ていて、ハートがヒリつくと言うか、何とも言えないワクワク感がありますね。口角が上がりっぱなしになります。

 

 

見事に逆転勝利したジャガーズQB”トレバー・ローレンス”のスタッツは、パス28/47回288yd獲得、4TD、4INT。

ちなみに4TDは4本ともレシーバーが違います。TOPレシーブはTE”エバン・イングラム”の93yd獲得1TDでした。

 

ランではRB”トラビス・エティエンヌ”が109yd獲得。ジェッツ戦でも見ましたが、このRBの加速力は凄まじいです。

 

 

敗れたチャージャーズQB”ジャスティン・ハーバート”のスタッツは、パス25/43回273yd獲得、1TD。

あとFG1本でも決まっていれば逃げきれたのに、後半は3得点のみの大失速。

 

天国から地獄とはこのことでしょう。

この試合を糧に来シーズンもプレーオフに帰ってきてほしいところです。