RED vs GREEN

いよいよ2022-2023年シーズンもファイナル、残すは第57回スーパーボウル1試合となりました。

対戦カードはワイルドカード・プレーオフで右足を負傷し、足を引きずりながらもギリギリの勝負で勝ち上がってきたQB”パトリック・マホームズ”率いるAFC第1シードの「カンザスシティ・チーフス」 vs、圧倒的な強さでスーパーボウルまで勝ち上がってきたNFC第1シード「フィアデルフィア・イーグルス」です。

 

ちなみに黒人QBどうしの対戦は初、加えて両者の年齢を足すと51歳で平均年齢が一番若い対決でもあります。

 

「赤いきつねと緑のたぬき」を連想させるカードですが、内容はそんな生ぬるいものではありません。

第1シード同士の頂上決戦は、ファンを最高潮に沸かせる素晴らしい激戦となりました。

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試合の前に

今回、コロナ禍が終わりましたので、3年ぶりに神戸のスポーツバー「D-フェンス」にて観戦会を行いました。

やはり、スーパーボウルはファンが集まってで盛り上がりたいものです。

事前情報

スーパーボウル初の兄弟選手対

今回のスーパーボウル、チーフスTE”トラビス・ケルシー”とイーグルスC”ジェイソン・ケルシー”は兄弟であり、「ケルシーボウル」とも言われました。

母親は両チームのジャージを半分にしたカスタムジャージで応援。「どっちが勝っても私は勝者よ!」とコメントしています。

 

かつて、兄弟HC対決はありましたが、兄弟選手の対決はスーパーボウル初となります。

参考:

Brother 「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、2012シーズンも例年のごとくまるで脚本があるかのような驚きの展開ばかりでした。 NFLは本当に終わりのないドラ

下馬評やジンクスではイーグルスが圧倒的優位

いくら破られても、いくらでも湧いてくるスーパーボウルのジンクス。これも勝敗を決める1つのカギになります。

今回のジンクスは以下のとおりです。

 

・シーズンMVPは9連敗中→マホームズ:イーグルス優位

・日テレG+森さんが勝利予想したチームは負ける→チーフス勝利を予想:イーグルス優位

・コイントスで勝った方は負ける→チーフスが勝つ:イーグルス優位

・白ジャージが勝つ→チーフス:チーフス優位

・オードリー春日が応援したチームは負ける→イーグルスを応援:チーフス優位

 

さらにこれまでの戦績と戦力からして下馬評ではイーグルスが圧倒的に有利とされてきました。

ゲストも豪華

観戦にポール・マッカートニーやレブロン・ジェームズなど世界のセレブが大集結。しかし、

♪日本人は~いませんでした~、いませんでした~♪

オープニング

シェリル・リー・ラルフ(Lift Every Voice and Sing)

ベビーフェイス(America the Beautiful)

https://www.youtube.com/watch?v=dDbASXjmVtM

クリス・ステイプルトン (National Anthem)

最初、イケメンの精悍なオジサンが紹介されて「この人が歌うのか」と誰もが思ったところで・・

 

ギターをたずさえたオッサンが登場。

ギター担当かと思ったら、ギターを弾きながら歌いだす。

これには「お前が歌うんかい!」と総ツッコミ。

 

じゃあ、最初に出てきたイケオジは何やねんと思いきや、なんと中国拳法のような動きで手話を始める!

手話なら歌唱中はずっとワイプで抜くべきと思うが・・、TVに映ったのは一瞬。なんなのこの演出・・

 

そして、イーグルスHC”ニック・シリアニ”がウミガメのように泣いている!

この舞台に立ち国家を聞くという状況は、我々には理解に及ばぬ究極の境地なのであろう。

https://www.youtube.com/watch?v=WFKXJ091Ed4

第1Q

コイントスで勝利したチーフスは、後半からのオフェンスを選択。

イーグルスのオフェンスでキックオフ。

とにかくOLが硬く、パスを通しまくるイーグルス。

QB”ジェイレン・ハーツ”のスクランブルで1発ファーストダウン更新に加え、WR”デボンタ・スミス”へ23ydのパスを通して一気に切り込む。

 

そしてイーグルス最強の武器が、止めることが不可能と思われるスニーク。これで先制のTD。

 

先に結論から言うと、このスニークは試合中1回も止めることはできなかった。

チーフス 0-7イーグルス

 

これで勢いはイーグルスかと思いきや、チーフスにはQB”パトリック・マホームズ”&TE”トラビス・ケルシー”のホットラインが強力。

 

さらに今シーズン、チーフスを救ったと言っても過言でないドラ7RB”アイザイア・パチェコ”のラン!

「死んでも前進する!」という気迫は、画面越しでも伝わります。

こういうRBが大好物なのよ、私。

 

そしてトドメもTE”トラビス・ケルシー”への放物線を描くTDパス

 

このデカさ!このスピード!強すぎるケルシー!!

 

最強イーグルス相手に全く後れを取らないチーフス。

早くも殴り合いを予感させる互いのファーストドライブになりました。

チーフス 7-7イーグルス

 

 

この後、イーグルスは反則が手伝ってパントに終わり、チーフスが逆転のチャンスかと思いきや、K”ハリソン・バトカー”が42ydのFGを左ポールに当てて外す!

⊂(´・ω・`)⊃

この瞬間のイーグルスHC”ニック・シリアン”のポーズが、スローで抜かれて美しすぎた

 

このシーンで私、ナウシカを思い出しました。

第2Q

イーグルスのオフェンスの傾向を見る限り、また慎重に刻んでくるのかと思いきや、パスプロが最高潮の動きを見せるや否やロングパス!

WR”A.J・ブラウン”はカバーされているハズであるのに、彼しか取れないドンピシャなところに落とす恐るべきコントロールでTD!

これがリーグ最高のオフェンスの破壊力。

チーフス 7-14イーグルス

 

返しのチーフスのオフェンスは3凡。

これはマズい展開。次にイーグルスにTDを取られたら流れを一気にもっていかれる・・

 

3rdDown-longも簡単に通すイーグルスの破壊力。

このままではTDも時間の問題かと思いきや、ここでQB”ジェイレン・ハーツ”がミスを犯す!

なんとファンブルロストをLB”ニック・ボルトン”にカバーされ、リカバーTD!

 

スローで見てもハーツは全く接触されいないのにポロリ。ボールの手を持ち換えようとして滑ったか?

これぞスーパーボウルに住む魔物。

チーフス 14-14イーグルス

 

しかし、このくらいの事でイーグルスの勢いは止まらない。

ハーツ自らミスを取り返すべく、スクランブルで敵陣深くに切り込む!

 

そしてハーツ自らTD!

チーフス 14-21イーグルス

 

イーグルスは点差を戻すどころか、チーフスをパントに追い込み再び主導権を握る。

さらにこのドライブでマホームズが負傷している足を掴まれ、痛がる様子を見せる。

 

イーグルスは前半終了間際にFGを1本決めてさらに点差を話す。

チーフス 14-24イーグルス

 

やはり強いイーグルス。大ピンチのチーフス!どうやって対抗するのか!?

ハーフタイムショー

リアーナ

地上高くから登場し、宙に浮くステージでのパフォーマンス。

まるでスマブラと話題沸騰。

 

アップで見るとダボついた服にも関わらあず何か体型に違和感を感じましたが、スーパーボウル終了後に第2子の妊娠を発表。

確実にスーパーボウルのハーフタイムショー出演の最年少(?)記録でしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=HjBo–1n8lI

 

ちなみに、リアーナはあらゆるすスーパーボウル効果を獲得。やはりスーパーボウルの影響力は凄まじいです。

 

[次のページへ続く]