スコア&ダイジェスト

GAME CENTER(NFL.com)

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

チーフス

7

7

7

17

38

イーグルス

7

17

3

8

35

総評

観戦会は大盛り上がりの大熱戦!両者素晴らしい戦いでした。

何が勝敗を分けたのか、思う事を箇条書きでまとめると・・

1)最強DLのイーグルスがまさかの0サック

→チーフスの勝因の1つにレギュラーシーズン70サックを誇った強力なイーグルスDLに対してサック被0回と、OLがマホームズを守り切った事が大きいです。

マホームズがスクランブルをしかけるシーンがあるにしても、プレーが大崩れしたシーンは無かったと思います。

 

これはOLのみならず、私のお気に入りのRB”アイザイア・パチェコ”の存在もあるでしょう。

上半身を分身するかの如くバァァァ~と振ってタックルミスを誘い、さらに足腰がメチャクチャ強い。掴まれても簡単にはロスをせず前進する姿勢に執念を感じます。

加えてボールセキュリティの高さもあり、QB”ブロック・パーディー”と同様に、この逸材がドラフト7巡であった理由が分かりません。

パチェコの内からも外からでも突っ込んでくる強烈なランがあるからこそ、パスラッシュも的を絞りにくかったでしょう。

2)マホームズにミスが無い

マホームズはファンブルロストもインターセプトも無し。

逆にハーツは失点に繋がるファンブルロストをやらかしました。この差は言わずもがな大きいです。

しかしながらこの試合、パス1本の失敗すら凄く重い損失に感じるほど、両者とも素晴らしいパフォーマンスだったことはたしかです。

3)イーグルスの反則

普通にオフェンスすればファーストダウンはとって当たり前のイーグルスオフェンスですが、2シリーズ目で反則で罰退したために更新ができなかったり、ファンブル直前のフォルススタート、最後のホールディング(疑惑ですけど)など、肝心なところでミスをしてリズムを崩すのがいけなかったと思います。

反則数もチーフス3回に対してイーグルスが6回。

4)圧倒的強さで勝ち上がってしまったイーグルス

ツィッターにも書いたのですが、スーパーボウルは圧倒的な強さでたどり着いたチームが負ける傾向が強いです。

逆にギリギリの死闘をくぐり抜けてきた方が勝利します。

 

ペイトリオッツvsジャイアンツが最たる例ですが、今回と似ていると思ったケースが、スーパーボウル50のブロンコスvsパンサーズ。

満身創痍でボロボロの”ペイトン・マニング”が率いるブロンコスに対して、レギュラーシーズンからほぼ無敵の強さで勝ってきたパンサーズは、チャンピオンシップすら試合中に記念撮影を始めるぐらい圧倒的な強さでした。

しかし、スーパーボウルでは勝って当たり前の空気感が接戦に持ち込まれるとプレッシャーと焦りに変わり、結果ブロンコスが2ポゼッション差をつけての圧勝でした。

ALL FOR MANNING JETSが最終戦に負けてプレーオフを落とした事なんて、走馬灯のようにすぎさり、今シーズンのドラマもあっという間に最終回のスーパーボウル(以下、SB

 

今回のイーグルスのベンチにも、その時と途中から似たような空気を感じました。

スーパーボウルとは魔界です。

5)伏兵

あと意外な伏兵としてWR”カダリウス・トニー”の活躍でした。

スピードスターのWR”メコール・ハードマン”が不在のため、リターンが弱いと思っていましたが、大事な場面でTDレシーブとビッグリターンで実質2TDに大きく貢献しました。

ジャイアンツから見限られた元ドラ1の汚名返上です。

 

意外と言えば、これまであれほど活躍してきたWR”マルケス・バルデス=スキャトリング”(以後、MVS)のレシーブが0回で、代わりに”ジュジュ・スミス=シュスター”が後半の要所で光りました。

まぁMVSは徹底的にカバーされて囮に徹したと考えるべきでしょう。

 

6)プレーコールとタイムマネジメント

レッドゾーンからのモーションのフェイクで楽々と2TD奪ったのは、衝撃でした。

1回目はともかく、2回目は逆サイド・違う選手だったといえど、あれほど簡単に引っかかるものでしょうか。

 

私、マッデンではレッドゾーンは徹底的にゾーンD#を引くので、余計にあのイーグルスディフェンスのミスは不思議でした。

逆に言えばチーフスの準備周到さが勝っていたのでしょう。

 

加えてHC”アンディー・リード”は、昔からタイムマネジメントに問題があることで定評ですが、今回は上手くコントロールしたと思います。

人間、成長はするのです!

 

 

一方、イーグルスがレッドゾーンで見せたのが防御不能のスニーク。

ぶっちゃけ、リードしたら後のオフェンスは全部スニークで勝てるチームだったんじゃないですかね。

実際にやると非難されそうですが、そんなオフェンスも見てみたい。

 

7)その他

審判の判定に感しては、いろんな意見を聞きますが、まぁそれはいつものこと。

私が裁定してたら、サンダースはファンブルロストしたし、サイドラインぎりぎりのレシーブもパス失敗に裁定してます。

そこを議論しても、毎回何も生まれません。結果が全て。

 

そして、あらゆるジンクスを上書きしたオードリー春日の呪いにも新たな1ページが加えられて、個人的に大団円といった素晴らしい結末でした。

 

 

勝利したチーフスQB”パトリック・マホームズ”のスタッツは、パス21/27回182yd獲得、3TD、0INT、レーティング131.8。

ランは6回44yd獲得の活躍で、シーズンMVPの呪いを打ち破るどころかスーパーボウルMVPを獲得する快挙を達成しました。

 

名物の嫁ブリタニーと弟のジャクソンも健在。

嫁は中継中に何度もカメラに抜かれ、弟はインタビューに割り込んだり、Tiktokに喜びの舞をUPしてインフルエンサー活動。

いい兄をもったものです。

 

 

一方、敗れた惜しくも敗れたイーグルスQB”ジェイレン・ハーツ”のスタッツは、パス27/38回304yd獲得、1TD、0INT、2被サック、レーティング103.4。

ランは15キャリー、70yd獲得、3TD。ファンブルロスト1回→被リカバーTD。

 

終始強さを見せるもファンブルロストは即失点につながり、ショックだったでしょう。

とにかくナイスファイトに感謝したいです。

 

 

ということで、NFL2022-2023シーズンはこれにて終了。

ジェッツはプレーオフは逃したものの、新人賞を攻守で獲得する快挙を見せました。

両面で新人王は快挙 久々にジェッツに関する嬉しいニュースです。 NFLルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人勝)の守備部門にCB”ソース・ガードナー”、攻撃部門にWRギャレット・ウィ

ジェッツの来シーズンは大いに期待できます。あとはQB次第・・

 

 

とりあえず長いオフはまずドラフトを楽しみに、ブログの改良などを行いつつ、更新を絶やさないように頑張る次第です。

それでは、

SEE YOU NEXT SEASON!

 

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スーパーボウル前にやってやる スーパーボウル直前ともなると日本でも、ここぞとばかりにスーパーボウル関連の記事やYoutubeなどあふれかえっていますが、もはや10年選手このブログ