ドラフトでは不十分
ドラ1ではOLをゲットできず、EDGEを獲得したジェッツ。
しかしながら、補強すべきポイントはOLであり、この度はテコ入れするためFA選手と契約しました。
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ベテランOL”ビリー・ターナー”(Billy Turner)と契約
ジェッツは元パッカーズでキャリア9年のベテランRT”ビリー・ターナー”と契約しました。
契約内容は1年3.15M。
この選手、私は全く知らないわけでありません。以下の写真に注目。
数年前にパッカーズの試合で同じような画像が選手紹介に使用されて「この髪の毛、ヘルメットに入るのかよ!!」とツィッターで突っ込んだ事を思い出しましたw
ターナーは2014年ドラフトにてドルフィンズが3巡で獲得。
デビュー時はパッとせず2年目にTからRGにコンバートするも上手く行かず、Tに。
2016年の9月、他の先発の欠場のため強制的に先発の機会を与えられますが、散々なパフォーマンスを見せてカットされます。
同年10月にレイブンズがウェーバーで獲得しますが3日でリリース。
次にブロンコスがウェーバーで獲得してから3年間奮闘し、2019年にパッカーズと4年28Mの長期契約にこぎつけました。
つまり、ここで現ジェッツのOC”ナサニエル・ハケット”のもとでプレーしており、QB”アーロン・ロジャース”のパスプロを3年間行ったわけです。
2022年に再度、ブロンコスと契約。
そして、この度はジェッツとの契約になりました。
特徴としてはOLはC以外のポジションを全て経験がある器用さでしょうか。
ただ、キャリアを通してケガが多いのが難点です。
ジェッツはドラフトでニーズである2名のOLを獲得しましたが、1巡で取り損ねて2巡でニーズから外れたC、4巡でLTと微妙な結果となりました。
昨シーズンはケガの多さに加えて、元ドラ1LT”メカイ・ベクトン”が2年もプレーしておらず、層の厚さは必要です。
OLメカイ・ベクトン(Mekhi Becton)、5年目のオプション契約は行使せず
そのベクトンですが、5年目のオプション契約を行使しない事が決定しました。
繰り返しになりますが、2020年ドラフト1巡(全体11位)で獲得したOL”メカイ・ベクトン”は、2021年シーズンは開幕戦でMCLをねん挫しシーズンエンド、2022年シーズンはキャンプ中に右足の膝頭を骨折しシーズンエンドして、2年間ほぼ公式戦でプレーしておりません。
これによりジェッツのOL構想がガタガタになり、もはやバスト認定の選手です。
当然、ドラ1の5年目オプション契約は無し。来年はFAになります。
しかしながら、こういうガケっぷちの選手が必死になってパフォーマンスを上げて、契約延長になるケースがあります。
かつて、2011年ドラ1のDE”モハメド・ウィルカーソン”は契約延長が危ぶまれた2015年だけ12サックを記録する最高のパフォーマンスを見せて5年86Mの契約延長にこぎつけました。
しかし、契約後はパフォーマンスが激落ちし2018年にカットしました。
ベクトンも今シーズンは体重を絞る努力をしているようで、ロジャースでプレーオフが狙い今年だけでも過去最高のパフォーマンスを出してくれることに期待です。