予想外の大接戦

プレビューでは、ジェッツは王者チーフスに対して全く勝ち目がない事を書いたのですが、これがもう大外れの大混戦。

この予想できない面白さがNFLの醍醐味です。

果たしてジェッツはジャイアントキリングをやってのけるのか!?

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今日もテイラー・スイフト参上

ベアーズvsチーフス戦に続き、世界的シンガー”テイラー・スイフト”がチーフスの敵地であるはずのメットライフに参上。

 

そもそも「なぜ”テイラー・スイフト”とTE”トラビス・ケルシー”が付き合ってるのか?」という疑問はNFL倶楽部にて解説がありました。

 

今年の7月、チーフスの本拠地「アローヘッド・スタジアム」でテイラー・スイフトのコンサートが行われた際、彼女のファンである”トラビス・ケルシー”がバックステージで自分の電話番号が入った手作りブレスレッドを渡そうとするも、面会を断られたとのこと。

ケルシーは自身のポッドキャストで「ちょっと傷ついた」と話したそうです。

 

普通に考えてヤベー奴ですが、有名人なのでそこはまぁ許す。

 

で、この後に二人の間に何があったのかは詳細は不明ですが、先週のベアーズ戦でボックス席に”テイラー・スイフト”とケルシーの母親が並んで観戦していることが見つかり、二人は親公認の仲に発展していたことが発覚したのです。

 

開幕戦を欠場するぐらい負傷していた裏で彼は何をやっていたのでしょう。

 

話戻して、なんせ世界の歌姫なので試合中に中継カメラが何度も彼女の姿を映すのですが、試合終了後に話題になったのが、実はすぐ近くにチーフスQB”パトリック・マホームズ”名物嫁ブリトニーが居たのです。

 

いつもは目立つブリトニーも、さすがに歌姫の前ではかすみすぎて透明人間と化しています。

おかわいそうに・・・

スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

チーフス

17

3

0

3

23

ジェッツ

0

12

8

0

20

オフェンス

本来は投げるハズだった”アーロン・ロジャース”が松葉づえをついてスタジアムに参上。

試合前はサイドラインで話し込んで、試合中はボックス席で観戦していました。

↑この後、撮られているのに気づいたのかスマホをしまってキョロキョロします。

度々カメラに抜かれたらリラックスして観戦もできませんな。

有名人は辛い。

 

 

で、試合はQB”ザック・ウィルソン”が動きは良くなったものの、序盤は振るわずフリーフリッカーに失敗したり、相変わらず得点に期待できませんでした。

 

しかし、チーフスQB”パトリック・マホームズ”がジェッツのエンドゾーン無いからスローするさいにOLがDE”ブライス・ハフ”を止めようとファイスマスクの反則をしてセーフティーとなり、ジェッツに思わぬ形で2点入った後から風向きが変わります。

 

 

次のドライブでWR”ギャレット・ウィルソン”やWR”アレン・ラザード”へのロングパスがとおり、調子を上げていきます。

 

これにはロジャースも拍手してご満悦。

 

TDパスは惜しくもTE”タイラー・コンクリン”の落球で失敗し、FGでの得点となりますが、このドライブでオフェンス全体が自信を持ったようでした。

 

 

この直後のチーフスのドライブで、マホームズがいきなりロングパスを投げたところDB”アシュティン・デービス”のインターセプトが決まり、もはや流れは完全にジェッツ。

 

 

WR”ランドール・コブ”のサイドラインギリギリのレシーブで前進し、敵陣1yd。

ここでQB”ザック・ウィルソン”がパスを投げるハズが無いと誰しも思ったと思うのですが、なんと大胆にもTE”C.J・ウゾマ”へTDパスをヒット!。

見直すと、ウィルソンはウゾマがカバーを外すところしっかり見て投げています。

 

 

そして驚いたのが、第3Qの最初のドライブ。

ここで私もウィルソンはまだ信用できないし、後半の立ち上がりなので確実にランで行くと思いました。

 

しかし、予想に反してTE”タイラー・コンクリン”へ大胆なロングパスを決めます。

 

で、次こそランだろうと思ったら、またもパス。

おそらくチーフス陣営も同じことを考えていたのでしょう、それだけにこのパス2発が決まった事でチーフスD#はオフェンスが読めない浮足立った状況になりました。

 

ラン1発入れた後に誰も存在を忘れていた2022年ドラ3TE”ジェレミー・ラッカート”へのロングパスも成功。

 

そして敵陣10ydまで進んで3rdDown-8。ここでも予想外すぎるWR”アレン・ラザード”へのTDパスをヒット!

ラザードはカバーされているのに、勝負しました。

 

2ポイントコンバージョンはウィルソンのスクランブルで成功し、なんと20-20の同点に追いつきます。

もうジェッツファンは祭りですよ
ヘ(゜∀゜*)ノ

 

 

・・が、この後のオフェンスがいけませんでした。オーバースローして チェックダウンへのパスを2回速攻止められて3凡。

 

同点に追いつくことが目的だったかのように、気が抜けた感がありました。

リラックスしていたといえばそう見えるのです、同点になったことで何か気負ってたモノが安心して落ちちゃった感じです。

 

プレーコールもなんだかなぁ・・・といった感じでした。

 

 

あとRB”ブリース・ホール”のランが抜けたシーンで不可解な事が。

 

最後、そのまま外側に行ってればNo83がブロックしてそのままTDまで行っていたような気がします。

なぜ内側に行ったのでしょう?

 

で、極めつけが3点リードされた後、残り7分の重要なドライブでのファンブルロスト。

もうちょっとでFGレンジなのに、そりゃないぜウィルソン!
(´д`lll)

 

このシーンだけだと分かりにくいのですが、ウィルソンは右からブリッツを入れるそぶりを見せられて、目線をスナップから切っちゃったんです。そしてボールを受け損ないました。

若さゆえの過ちです。

 

そして最後まで得点できず敗北しましたとさ。

 

 

QB“ザック・ウィルソン”のスタッツはパス28/39回245yd獲得、2TD、0INT、1ファンブルロスト。

レーティングが105.2と及第点です。

 

これはかなりWR陣に支えられたところが大きいです。ウィルソンのコントロールがどんなに悪かろうが、ラザードもコブも変態的なレシーブでカバーしてました。

 

特にWR”ギャレット・ウィルソン”(以下、ギャレソン)が凄い。

超低空のパスに対してヘッドダイビングしながら両腕はちゃんとボールを抱え込む形で飛んで、ボールが地面に絶対につかぬようレシーブするのです。

 

今までドラフト上位なのに身体能力だけ高くてレシーブが下手なWRを腐るほど見てきました。
(スティーブン・***とか~、***・ミムズとか~)

 

一方、ギャレソンはあらゆるケースに対して決められた型を瞬時に繰り出しています。

他にもサイドライン際のパスを足を引きずりながら体だけ行って強引にインバウンドにするシーンもありました。

 

ルーキー時代からトッププロレベルの対応力、これは天才とかでなく相当鍛錬してるでしょう。

 

どうりで昨シーズンは、”ザック・ウィルソン”のみならず、”ジョー・フラッコ”などパスが下手なQBしか相手していないのに1000ydレシーブを稼ぐハズです。信頼されてますから。

今日のワンシーンだけでギャレソンの修行の日々を勝手に妄想できました。

 

 

OLに関しては、本日もLT”ドゥエイン・ブラウン”が欠場で、LTに”メカイ・ベクトン”を入れた前回と同じ先発になりました。

 

予想外にも被2サックと大健闘。

チーフスのDE”クリス・ジョーンズ”への対策がG+でも紹介していましたが、OL全体がジョーンズのいる右側に流れることで自然とダブルチームとなり、パスラッシュを抑えれたとのことです。

しかし、その分一番左にいるLTのベクトンに負荷がかかると思うのですが、作戦が機能した事からベクトンのパフォーマンスの凄さが見えます。

まぁ反則多いところは改善してほしいですけど。

 

 

それにしてもランがもっと出て欲しいですね。

RB”ブリース・ホール”は先ほど紹介したロングゲインがありましたが、鳴り物入りのRB”ダルビン・クック”が酷い。

以下の映像をご覧ください。

 

リプレイで解説しているとおり、まっすぐ走れば抜けれるところわざわざカットして捕まってます。

 

なぜジェッツに来たFA大物RBはみんなダメになるのか・・・。ジェッツ七不思議の1つです。

(残り6つは知らんけど)

ディフェンス

序盤はTE”トラビス・ケルシー”にやられて17-0と大量リードされましたが、第2Q途中からQB”パトリック・マホームズ”の様子がおかしくなりました。

まるで集中力を欠いてるような感じで適当なロブのパスを投げて2INTを献上します。

 

オフェンス欄で紹介したセーフティーがショックだったのか。それともジェッツD#がケルシーとその他レシーバー陣を徹底カバーしたのが効いたのか真意は不明です。

 

しかし、マホームズがおかしくなったらRB”アイザイア・パチェコ”に頼ってオフェンスを立てなおすから、厄介です。

結果パチェコに20キャリー、115yd獲得、1TDとやられました。

 

私、敵ながらこのRBが好きでして、それほど踏み込んでいないのに曲がったり、タックルをあっさり切ったり、とにかく足腰や体幹がバケモノなのでしょう

元シーホークスの”マーション・リンチ”に似たタイプだと思います。

 

これがドラ7なのですから、かなりの拾い物ですね。

ちなみに元ドラ1のRB”クライド・エドワーズ=ヘレイラ”も出てましたが、こちらは3キャリー12ydでした。

もはや、どっちが元ドラ1か分かりません。

 

 

話戻して、結果的には第3Qにジェッツは同点に追いつき、第4QにチーフスはFGを決めて3点リードします。

チーフスのオフェンスを止めねばならないシーンで、マホームズの真骨頂にやられました。

 

残り6分の3rd-22ydでのシーン

こんなの通されるのチャージャーズだけだと思っていたら・・

なんと走られちゃいました。
(;´Д`)ノ

 

これで致命的なファーストダウンを取られるのですが、このシーンでマホームズの回りをよく見ると不可解な事が起こっています。

DE”ジャーメイン・ジョンソン”が片腕を掴まれて、「離せ!この野郎!」と言わんばかりに残った片手で叩いた押したりして引き離そうとしています。

すんごい、オフェンスホールディングが起こってるわけなんですよ。

 

 

あと、これも試合終盤で値千金のインターセプトがCB”ソース・ガードナー”のホールディングで帳消しになったシーンにも注目。

 

ガードナーがレシーバーと接触していたのはインターセプトよりかなり前なのに、インターセプトを確認してから審判がフラッグを投げて、ガードナーに反則を取りました。

G+森さんも「これは厳しい判定」と微妙なフラッグであった事を言っていましたが、なぜガードナーが接触して反則した時点でフラッグを投げず、インターセプトを確認してからフラッグを投げたのでしょうか?

 

 

さっきのホールディング見逃しといい、一体何が起こっているのか、

もうわかったよね

 

話戻して、負け寸前のエンドゾーン手前。

最後もマホームズに走られてファーストダウンを更新され、敗北が決定しました。

 

最後にマホームズがとったポーズに関して「挑発行為だ!」と批判されているようですが、ある意味で被害者当人であるジェッツファンの私は何も思わなかったですね。

プロレス好きだと許せるのかな。

スペシャルチーム

K”グレッグ・ズーライン”が52ydのFGを1本外してます。これが入っていれば、同点でありオーバータイムだったのですが、仕方なし。

P”トーマス・モーステッド”がパント5回中4回を20yd内に落とすナイスパントを見せています。

 

今シーズンはリターンに期待しがちですが、もう警戒されてますので過度な期待はやめときます。

総評

ぐわぁあぁっぁぁあ~~~~~勝ちたかったぁぁぁ!!!
ヽ(TДT)ノ

最初から負け試合だと思っていたので、ここまで淡々とレポートを書いてきましたが、思い出すと感情が爆発しました。

 

いや、本当は王者に勝ってたよこれ!

 

芸能人と付き合って浮かれてる野郎なんざ屈服させて恥かかせてやりたかった!

おい!サインを書いてもらってニヤニヤすんな!歯ぐきから血が出るくらい悔しさを噛み締めろ!!

ロジャースにペンダント送った事もあったし、ガードナーってミーハーか!?

私がCBコーチなら1000本ノックだ!!

 

 

それはさておき、この試合は前回スーパーボウル以来に視聴率が良かったようで、テイラー・スイフト効果やジェッツの意外な健闘で多くのファンが楽しめたと思います。

 

あと敗戦後、元パッカーズWRコンビがウィルソンを慰めるシーンがエモかったです。

 

ウィルソンのパフォーマンスの悪さにロッカールームがギスギスしてると聞きましたが、今回の善戦で絆も少しは修復されるでしょう。

 

 

さて、ここまでの4試合は対戦相手が厳しく1勝3敗と負け越しましたが、来週の相手は・・

ブロンコス~♪

イルカに70点取られて、クマとの全敗対決を3点差でやっとこさ勝利した、今シーズン一番楽そうな相手ですぅ!

 

いやいや、油断は禁物。

むしろ、このような相手だからこそ気を引き締めて勝ち星を取りこぼしてはなりません。