復活?覚醒?

もはやプレーオフ出場は絶望的なジェッツ。

Week11以来 QB”ザック・ウィルソン”を先発に戻して挑む相手は、ドラフト全体2位 かつ 11月のAFCオフェンスMVPを獲得したQB”C.J・ストラウド”率いる新生テキサンズです。

 

プレーオフに行けないとしても、ここまできたら来シーズンにつながる試合をしたいところですが、テキサンズは7勝しておりプレーオフ出場を期待される強敵となりました。

 

ジェッツはまたもオフェンス死亡で、ディフェンスがサンドバックとなるだけなのか?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

テキサンズ

0

0

6

0

6

ジェッツ

0

0

14

16

30

オフェンス

天候は大雨。

前半は両軍ともにランがアテにならずQBに負担がかかる状況。

 

ジェッツのOLが相変わらず弱く、QB”ザック・ウィルソン”に常にプレッシャーがかかります。

かつ、コールがまたもザック君が的になるような一辺倒な上に、ターゲットを見回す余裕が出来たとしても、やっぱりWR”ギャレット・ウィルソン”に投げるしかないWR陣の層の弱さを

見せました。

 

進んだとしてもロスタックルでFGレンジに到達できず、ジェッツのみならずテキサンズも苦戦して両者無得点で前半を終了。

 

しかし後半、流れを変えたのが第3Q 11:55の以下のプレーでした。

 

パスラッシュにつかまる寸前にスピンでかわし、レッドゾーンのど真ん中にWR”ギャレット・ウィルソン”へのロングパス。

 

このチャンスにWR”ランドール・コッブ”への見事なTDパスをヒット!
ヘ(゜∀゜*)ノ

 

ジェッツファンでも「居たの?」と思ってしまうぐらい存在が薄すぎるのが功を奏したのか?
Σ(・ω・ノ)ノ!

 

コールも前半と打って変わって、スクリーンを入れたり、決め打ちのカムバックのクイックを投げたりパターンが多くなり、これによってRB”ブリース・ホール”が自由になり、ファーストダウンの連続更新につながります。

 

ラフィン・ザ・パサーも手伝ってレッドゾーンまで進んだ次はWR”ゼイビア・ギプソン”のジェットモーションからのTD!

 

この状況で1回止まれるのは成長ですね。

 

 

この後のシリーズも連続でファーストダウンを更新しますが、なんと調子にのってファンブルロスト。

 

相変わらずスラディングしないQB”ザック・ウィルソン”。

またケガしたらどうするんでしょ。

 

このファンブルロストを起点にテキサンズにTDを取られました。

これが無かったら、完封勝ちしていたのに残念。

 

せっかく出来たジェッツの勢いが無くなるんじゃないかと心配しましたが、それは杞憂。

RB”ブリース・ホール”へのスクリーンで大きく前進し、最後もRB”ブリース・ホール”へのパスでTD!

 

その他TE”タイラー・コンクリン”とTE”ジェレミー・ロケット”も要所でレシーブし、勝利に貢献しました。

 

 

しかしながら、大量リードの第4Qに時間を潰せばいいのに、1stDownから果敢にパスに行くのが納得できないところでした。

そのせいで、以下のように背後から負傷しかねない危険なタックルを喰らうシーンもあります。

 

 

ラストはテキサンズのギャンブルを3度も阻止して、FGを蹴りまくるだけのハメ技みたいになります。

 

オフェンスが2ポゼ差以上のリードを奪えれば、第4Qはディフェンスの強さで沼にハメる事ができる、ジェッツの理想形である試合内容でした。

これをもうちょっと早くやって欲しかったですね。

 

QB”ザック・ウィルソン”のスタッツは、パス27/36回301yd獲得、2TD、0INT、レーティングは117.9と久々の高得点。

ランは12yd獲得、1ファンブルロスト。

 

しかし、レシーブではWR”ギャレット・ウィルソン”が9回108レシーブ、RB”ブリース・ホール”が8回86yd、1TD。

それ以下はTE陣が数回、コッブのTDレシーブ1回で、WR陣の弱さが露呈しています。

 

その影響でWR”ギャレット・ウィルソン”はまだ4試合残している時点で、ジェッツ史において2シーズンで一番レシーブした選手になりました。

 

ちなみに2番手のWR”アレン・ラザード”はレシーブ0回の上にホールディングで足を引っ張ったのみです。

この補強は失敗だったかもしれません。

ディフェンス

QB”C.J・ストラウド”の剛腕の映像を見て、かなりビビッていましたが雨も手伝って不振。

 

元ビルズのRB”デビン・シングレタリー”も恐れるに足りずプレッシャーをかけまくり、テキサンズが敵陣に入ったのは私の記憶だと”ザック・ウィルソン”のファンブルロストも入れて2回ぐらいです。

 

OLはどうもRTが弱いようでDE”ブライス・ハフ”が抜けるシーンが目立ちました。

 

ウィリアムズ兄弟も活躍し、チーム計5サック、6ロスタックル。

 

投げたとしても鬼のDB陣が待ち構えており、10パスディフェンス。INT未遂が3回ぐらい。

ガードナーやリード以外にもCB”マイケル・カーター2世”、S”トニー・アダムス”等の層が厚く、ミラクルなパスカットを見せます。

 

 

点差が開けば第4Qにテキサンズは必ずギャンブルをしなければならない状況になり、3凡&ギャンブル失敗を3度も繰り返し、泥沼にハマって敵ながら見ていて可哀想な事になりました。

 

 

さらに不幸なことに、試合終盤にQB”C.J・ストラウド”がサックされたさいに後頭部を打って、QB”デービス・ミルズ”に交代。

 

次戦にストラウドが出場可能か未定です。

 

オフェンスのドライブが長引き ディフェンスを休ませる時間を作ることが出来れば、ディフェンス陣は勢いをキープし、最後まで楽しそうにプレーしてくれます。

これは見ていて気持ちいいです。

スペシャルチーム

K”グレッグ・ズーライン”が”第4Qにテキサンズのギャンブル失敗から得たFGトライ3回を全て決めました。

 

長い距離が不得意だった上に、さらに悪天の中で55ydを決めたのは驚きです。

 

P”トーマス・モーステッド”もタッチバックが1回あったものの、3回を20yd内に落とす好パントで勝利に貢献。

この人、雨の方が調子がいいのか?

総評

OLが相変わらず弱くQB”ザック・ウィルソン”へ常にプレッシャーがかかる状態だったにも関わらず、それを跳ねのけて大差で勝利!

 

QB“アーロン・ロジャース”とは常にサイドラインで仲良く話をしており、その影響もあるのかスローが時折ロジャースに似てきました。

 

ここで先週のアナリストの予想を振り返りましょう。

 

A.RANK氏凄いですね。スコアはともかく一人だけジェッツの勝利を的中です。

(まともに予想してないでしょうが)

 

 

強敵テキサンズに勝利し連敗を5で止めて、残すは4試合。

来週はAFC東首位のドルフィンズですが、マンデーナイトでタイタンズにまさかの敗北で、第1シードから陥落しました。

 

今週の試合内容を見る限り、ジェッツにも勝ち目があると思います。

プレーオフに届かない可能性の方が高いですが、残り4戦を全勝し、気持ちよくフィニッシュしましょう。