フラッコorふらっ子

いよいよ待望のプレーオフがスタート。

初戦は、ひょんな事から再びプレーオフの舞台に帰ってきたQB”ジョー・フラッコ”率いるブラウンズ  vs ドラフト全体2位のQB”C.J・ストラウド”率いるテキサンズの対戦です。

 

言い換えれば、スーパーボウルを制覇した大ベテランとルーキーの顔合わせという興味深いカードとなりました。

さぁ勝つのはどっちだい?

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スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

ブラウンズ

7

7

0

0

14

テキサンズ

10

14

14

7

45

総評

プレーオフ初戦にふさわしい、互いのQBの力とフロント陣の知力がぶつかる好試合となりました。前半は。

 

レギュラーシーズンはランが主体のブラウンズがQB”ジョー・フラッコ”のパスワークでテキサンズD#を翻弄。

 

ベストタイミングでの素晴らしいパス!

 

 

エンドゾーンを狙ってると思ったら、絶妙なショベルパスでTD!

 

ジェッツをボコボコにした時と同様、TVで見てもいつボールを持ったのか渡したのか分からないぐらい、動作や目線で騙す老獪なテクニックを見せて前半2TDを演出します。

 

さらに、テキサンズD#を回す芸達者ぶり。
Σ(・ω・ノ)ノ!

手玉に取るとは、この事か!

 

しかし、テキサンズQB”C.J・ストラウド”も負けてはいません。自慢の強肩が炸裂!

 

さらに、ランが弱いレギュラーシーズンのデータの裏をかいて、ランとスクリーンパスで地上戦を徹底したドライブを展開しTD。

 

両者、QBが良いので、持てるカードを切り合いプレーオフにふさわしい素晴らしい内容で前半を終了。

14-24とテキサンズが10点差でリードしていますが、両者ミスの無い展開で勝負は分かりません。

 

しかしこの時、私は思いました。「ブラウンズ、ジェッツ戦ではオフェンスが前半は凄かったのに後半から機能しなくなったな。

今日もフラッコの二重人格が前後半で入れ替わるパターンだったら、ブラウンズはマズいよね」と。

 

そう。再三、このブログで書きましたがフラッコがなぜ12月までどことも契約していないQBだったのかというと、スーパーボウルを制覇した後から試合ごとに別人かと思うぐらいパフォーマンスが変わる「二重人格」みたいなQBで、不安定すぎるからです。

 

今回も前半のエリートQBの動きはスーパーボウルを制覇した”ジョー・フラッコ”だったのですが、後半からダメダメドジっ子の”嬢・ふらっ子”の人格が出ちゃいました。

 

ブラウンズ後半最初のシリーズでCB”スティーブン・ネルソン”から痛恨のPICK6!

 

失態を取り返さねば行けない次のドライブでもLB”クリスチャン・ハリス”から2シリーズ連続でPICK6!!
!∑(゜ Д゜)

 

この次のドライブ、14-38と大差が開いたため、取り返すべく6ydのギャンブルするも、さきほどPICK6されたLB”クリスチャン・ハリス”にサックされ、ターンオーバー。

 

そのターンオーバーを起点に、テキサンズのRB”デビン・シングレタリー”の19ydTDランが決まって勝負あり。

 

前半の締まった内容とはうって変わって後半はブラウンズが自滅し、テキサンズがワイルドカードを突破しました。

 

 

ドラフト全体2位のルーキー、かつ、史上最年少(22歳102日)のプレーオフ勝利QBとなった”C.J・ストラウド”のスタッツは、パス16/21回274yd獲得、3TD、0INT。QBレーティング98.4。

 

ルーキーとは思えぬ落ち着きぶりで、今回もミス無く3TDを記録し、1回戦を突破。

レギュラーシーズンから続くターンオーバーしない安定したオフェンスに、スーパーボウルを獲る可能性を見ました。

 

WR”ニコ・コリンズ”も6レシーブ、96yd獲得、1TDの活躍。

 

もう一人のドラ1(全体3位)のDE”ウィル・アンダーソンJr”も1サックを記録し、ドラフトの成功がテキサンズ飛躍の原動力となっています。

そのドラフトPICKは”デショーン・ワトソン”のトレードでブラウンズから大量にもらったものですから、皮肉なものです。

 

 

一方、久々のプレーオフ出場も後半の自爆で敗れたQB”ジョー・フラッコ”のスタッツは、パス34/46回307yd獲得、1TD、2INT。レーティング57.0。

 

前半の素晴らしいパフォーマンスからうって変わって、後半いきなりの2INTが全てPICK6になり、自滅で試合をぶち壊しました。

 

フラッコが勝利すれば、プレーオフのロード8勝目となり、”トム・ブレイディ”に記録を抜いていたのですが、それも叶わず。

 

一体、この急激なパフォーマンスの変化はなんなのでしょう。フラッコモードが1試合もたなくなっています。

これは集中力が無くなる?それとも油断?

 

しかし、ブラウンズのプレーオフ進出に貢献したことには間違いないので、来シーズンも果たして声がかかるかもしれません。