スコア&ダイジェスト

GAME CENTER(NFL.com)

 

1Q

2Q

3Q

4Q

OT

TOTAL

49ナース

0

10

0

9

3

22

チーフス

0

3

10

6

6

25

総評

今回のスーパーボウルは、視聴者が全米歴代最多の 1億 2340万人に達したと発表されました。

前回の1億 1510万人より7%も増加という事で、テイラー・スイフト効果の大きさが分かります。

 

互いのQBが大きなミスをしないのに関わらず、堅守のあまり序盤はロースコアの展開。

ペイトリオッツvsラムズのような塩試合になるかと思いきや、終盤はシーソーゲームの接戦となり、延長戦にもつれこむハイレベルな内容となりました。

スーパーボウル53 2019年 ラムズ ペイトリオッツ
Challenger vs Old School 今年もスーパーボウルに到達した常勝軍団ペイトリオッツ。 その相手はロサンゼルスに移転し、若きHC”ショーン・マクベイ”とQB”

 

 

それにしても、49ersのQB”ブロック・パーディー”は凄い。

ドラフト最下位で獲得されてからわずか2年目で最高峰を競うスーパーボウルの大舞台に立ち、厳しいパスラッシュに詰められても最後まで崩れることなく素晴しいパフォーマンスを見せました。

 

かつて”キャム・ニュートン”や、レジェンドの”ペイトン・マニング”すら大舞台に飲まれて能力を発揮できなかった事もあったのに、パーディー君は童顔に似合わずかなり図太い神経の持ち主なのでしょうか。

 

特にパスラッシュの手がかかる寸前で、目線をターゲットと逆サイドの方向にやってからミドルパスを通すシーンに「こいつは何なんだ」と思いました。

私は彼に勝って欲しかったので残念です。

 

 

両者互角、いや、49ersがやや上回っていたのに敗北した原因は、やはり第3Qのパント処理のミスでしょう。

これはもうチーフスが「持っている」としか言えない現象です。

 

他に敗因としてエクストラポイントを外した事もありますが、時間が余っていましたし、4点差になったらなったでマホームズならばTDの1本は決めて逆転していたと思います。

 

 

あと、ポストシーズンのオーバータイムの新ルールに関して、実はファンどころか選手らも認識していない人が多かったらしいです。

負けを素直に認めやがれ 昨シーズンのプレーオフ、ビルズvsチーフス戦にて、オーバータイムでビルズが1回もO#せずに負けたので、またもやオーバータイムのルールにケチがつきました。

 

昔は先行が最初のドライブでTDとれば後攻にオフェンスを渡さずに試合終了だったのが、2022年シーズンから先行にTDを取られても後攻もオフェンスが出来るようになりました。

 

オーバータイムのコイントスに勝利した49ersは慣例で先行を取りましたが、新ルールだと先行がFGで終われば、後攻も最悪FGで終わらせても良い。

先行がTDをとれば、後攻は確実にギャンブルする必要があるという勝利条件が判明するので、実は後攻の方が有利になったのではないかと思います。

 

あと、チーフスのラストプレーが時計を回したままタイムアップギリギリでプレーした事も話題になりましたが、あのケースは時計が0になっても、延長戦の第2Qに入るだけで負けにはなりません。

つまり、ポストシーズンのオーバータイムルールにタイムアップの負けは無いのです。

 

 

「オードリー春日の呪い」に関してですが、スーパーボウル告知のための朝の情報番組には、NFL倶楽部で見せたチーフスのジャージ着用だったのですが、関東ローカルの深夜のスーパーボウル放送では、49ersのジャージを着用して応援しました。

その経緯は、後日G+で放送される芸人版のスーパーボウルで確認したいと思います。

 

そして、その後のYoutubeで公開しているオフトークでは、試合終了後にチーフスに戻しました。

 

これは前回のチーフス vs 49ers で現地で同じことをやって、現地の記者にドン引きされた行為です。

 

49ersのあのパントの処理ミスは、春日の呪いだったのかもしれません。

信じるか信じないかはあなた次第です!

 

 

 

スーパーボウルMVPのQB”パトリック・マホームズ”のスタッツは、パス34/46回、333yd獲得、2TD、1INT。

 

ランでチームTOPの9回66ydを獲得。

後半から出した必殺スクランブルが確実に流れを変えました。

 

さっき、MVPはディフェンスだと書きましたが、選手個人で選ぶならMVPはK”ハリソン・バトカー”にあげたいですね。

スーパーボウル最長の57ydのFGを含む4本のFGとエクストラポイントを全て決めて成功率100%。

 

シーズン通しての成功率は95.7%で、ドロップが多く攻めきれないチーフスの勝利に多く貢献しました。

特にプレーオフのドルフィンズ戦では、マイナス20度でボールが飛ばないと言われる悪天候で4本のFGを全て決めた事が印象的です。

 

 

RB”アイザイア・パチェコ”のランは18回59yd(平均3,3yd)とロングゲインは無く不発。

これはチャンピオンシップも欠場していたG”ジョー・トゥニー”の不在が大きいようです。

 

 

レシーブはTE”トラビス・ケルシー”が9レシーブ93yd獲得でチームTOP。

前半は1レシーブ1ydと機能しなかったものの、やはり頼れるところで活躍します。

これも愛の力。

 

 

一方、惜しくも敗れたQB”ブロック・パーディー”のスタッツは、パス23/38回255yd獲得、1TD。

1つ間違えばNFLには居ないドラフト最下位が、スーパーボウルで先発を務めて素晴らしいパフォーマンスを披露。

 

ジェッツの元ドラ1(全体3位)の”サム・ダーノルド”が彼の控えですから、一体ドラフトとは何なのか改めて思いました。

 

今回は敗れはしたもののルーキー契約2年目ということで、まだ安く使えます。

49ersファンは当分、スーパーボウル制覇に期待できるでしょう。

 

 

ということで、これにてNFL2023-2024シーズンは終了。

当ブログの残す仕事は、「オードリー春日の呪い」の更新と「がっかり・オブ・ザ・イヤー」のみとなりました。

 

我らがジェッツは、開幕前までロジャースの大活躍を夢見て、そして開幕戦わずか4プレーで夢が弾けて、今シーズンもプレーオフを逃しました。

ロジャースは2年契約なので、来シーズンこそロジャースのラストダンスに期待したいところです。

 

というわけで、

SEE YOU NEXT SEASON!

おまけ:公式の2023年シーズンのベストプレー集の2位にジェッツが入りました!