ディフェンス

今宵もターンオーバー祭となった超D#陣。スタッツだけ見るとスゴイのですが、実際はコルツO#のホールディング等の反則連発に助けられました。

コルツ反則11回84yd損失に対してJETSは9回90yd損失と どっこいどっこいですが、肝心なところでやらかしたのはコルツ側です。特にラックが20ydぐらい走った後でホールディングをコールされた時は、敵ながらラックに同情しましたよ。

 

とはいえ、個人的に「仮想ブレイディ」と見ていたラックを封じたのは素晴らしい結果です。DLの圧力で一気にポケットを凝縮し、さらに右から正面から背後からとブリッツを入れてラックに余裕を与えずパスを狂わせて、そこに強力DB陣でINTを奪う、まさに理想のD#でした。

かなりD#がラックを追い込んだにも関わらずサックは0回。これはラックの背後からブリッツ入れても背中に目があるがごとくクリックスローで免れる感のよさと、D#数人がかかりで掴んでも倒れないアホみたいな足腰の強さのせいです。

純正ポケットパサーのクセに足がめちゃくちゃ速いのはもちろん、天才を支える秘密はピーターソン並みの足腰の強さなんでしょうね。

 

そんな天才ラック君を蹂躙したのがリーヴィスアイランドと呼ばれるCB#24″ダレル・リーヴィス”のD#。

前試合でもファンブルリカバーをしていますが、この試合でも2ファンブルリカバーを記録。全部たまたまボールを拾ったように見えますが、実はそうでない。マンカバーであちこち走りつつも、QBの手からボールが離れた瞬間にボールの近くに詰めている嗅覚と超反応のたまものです。

どこまでもWRに引っついてカバーするのがリーヴィスアイランドではありません。ボールを投げる前とボールが投げられた後に移動してフォローする範囲がめちゃくちゃ広い事が、島並みに広いのでリーヴィスアイランドなのです。
(実際に島は大げさ)

エンドゾーン手前でゴアのファンブルロストを拾うシーンなんて、巨漢のDLとLBがゴチャゴチャになってるところに迷い無く突入してボールを取れるでしょうか?私にはムリです。
。+  ( ・`Д・´)+キリッ

さらにエンドゾーンでTDを阻止するシーンや、INTを奪う活躍で、3ターンオーバーを生み出す暴れっぷりでした。

 

そんなリーヴィスの弱点はパワーの無さ。いつも足を狩るような低空タックルなのに、WR#13″T.Y.・ヒルトン”へ珍しく上にタックルに行って、片手で顔面を押さえられ簡単にいなされました。
(´д`lll)

 

他にDB陣ではINTを奪ったSS#21″マーカス・ギルクライスト”や、最多タックルを記録したDB#41″バスター・スクライン”と数名が目覚しい発展を遂げてますが、嬉しい誤算がクソの2014年ドラフトの元ドラ1 FS#25″カルヴィン・プライアー”

去年はタックルミスしまくりBUSTかと思っていたら、今年は別人。LB並みの強力タックルでゲインをとめます。

さらに前試合ではQB”ジョシュ・マッカウン”をTD直前でタックルしファンブルロストを誘発。今回は、WRが弾いた不規則なボールをINTするビッグプレーメーカーとなっております。

クソGM”ジョン・イジク”の置き土産ですが、もしかしたらポラマル級のSに成長するかもしれません。

 

そんなDBの活躍もDLがあってこそ。コルツOLのポケットの圧縮されるスピードがハンパなく速い!!あまりの速さにポケットから出れなくなったラックからインテンショナルグラウンディングを誘発します。

最後のコルツO#では、JETSのD#は全員引いて一発TDを阻止する布陣さながら、DL3人はOLを圧倒しラックはヘイルメイリーどころかミドルにも投げれず、もうチェックダウンに投げるしかないというハイパワーぶりを見せます。

DE”シェルドン・リチャードソン”の出場停止が解けても、しばらくこの3人でも良いかもしれません。

 

失態は前半RB#23″フランク・ゴア”を止められなかったこと。49ers時代はキャパニックとコンビを組んで、ピストルでガンガン突っ込んでパッカーズD#をパワーで粉砕したイメージが強かったのですが、実際には細かいカットも上手かった。

私は結構、ヨソの試合は真剣に見てません。
(;´Д`)ノ 

スペシャルチーム

リターンに関してはミスしないがゲイン無しの安定した状況。

FGでは、フォーク様が35ydのFGを外す失態を見せます。しかし、コルツの名K”アダム・ヴィナティエリ”は29ydをまさかの失敗。二人ともボールが右のバーに直撃するという全く同じような感じでした。

フォーク様が短い距離ほど外す確立が高い”変態キッカー”なのは知ってますが、まさか昨年は98%以上の成功率を誇っていたビナティエリが29ydを外すとは驚きました。この失敗もコルツにモメンタムを渡さなかった勝因となりました。

 

総評

ターンオーバーを奪いまくり、試合を有利に進めながらも、最後まで1ポゼッション差を追われる苦しい展開でした。

勝因として最も大きいのが、JETSのD#ではなく、ゴアがエンドゾーン手前でファンブルロストしてくれた事。これがTDだったら、流れが完全にコルツに行ってしまい、逆転負けしていたでしょう。

ゴアほどのベテランが肝心なところでファンブルした理由はハンドオフした時にボールをちゃんと持てていなかった事です。ハンドオフなんて当たり前の動作に見えますが、実際には難しい事を練習の反復で当たり前にできるように見せてるだけ。

そこでエンドゾーンまであと1ydの3rdDownという失敗できないシュチュエーションにて、チームが変わったばかりの上に、思うほど活躍できていないゴアの現状が緊張を生んでミスを誘発したのでしょうね。

ハンドオフの連携をミスったQBが味方OLのオケツに突っ込んだシーンを、JETSファンは嫌というほどリピートで見させられてきました。たかがハンドオフ、されどハンドオフです。
(´д`lll)

 

 なにわともあれ、優勝候補名高いコルツに勝利して予想外の2連勝。

今シーズンのJETSは今までと違いミスが最小。今日のターンオーバーはフィッツがエンドゾーンでINTされたのみで、相手に良いフィールドポジションを与える致命的なものではありません。

 これまでのJETSはO#がミスりまくりつつも、最後にどさくさに紛れて勝つという不安定な勝利が多かったのですが、今はO#がミスせずD#がチャンスを生むという理想的なパターンが出来ております。

これもQB”ライアン・フィッツパトリック”のおかげ。JETSの勝利寸前にジーノがカメラに抜かれましたが、帽子を深くかぶって悲壮な顔でした。自分の立場がようやく分かってきたようです。

 

このまま勝ちまくって怨敵パッツの撃破にも期待したいところですが、ブレイディはいつもシーズン序盤はパスが合わずに苦戦しているところ、今シーズンは開幕戦から絶好調。ライアンD#のビルズも問題なく攻略してJETSと同じく無敗で2連勝です。

 

ブレイディに関しては、既に人間を超越したバケモノだと思っていましたが、開幕週からレシーバーとシンクロ率120%を超えております。

そして、さらに我々の想像を超えて、ブレイディは量産体制に入りました。空気圧以上の不正でJETSの前に立ちふさがります。

Week07での激突はこれまで以上に盛り上がる事になるでしょう。

(※ブレイディの量産体制に関しては当然ネタです。以下の動画を参照)
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=4hScgyXu_9c[/youtube]