ディフェンス
リーヴィス抜きという不安があったDB陣でしたが、そこは我らがタネヒル神に救われました。
レッドゾーン付近まで攻め込まれて先制されるかと思いきや、レシーバーの進路とは ま逆のいわゆる凄い「ターンボール」を投げ込んで、SS#20″マーカス・ウィリアムス”がごっつあんINT。
前試合ではカウボーイズのLBに見事なリードボールを投げてINTされていましたが、まさにその再現です。
終盤にオンサイドキックを成功させた貴重なO#も、1プレー目でファンブルロストするというサービスもします。
この試合のタネヒルのパフォーマンスの悪さは彼だけのせいではありません。第1QでC#51″マイク・パウンシー”がタンカで運ばれ、代わりのセンターをOG#75″ジャミル・ダグラス”が務めるのですが、彼のスナップがもう低いのなんのって。低すぎてタネヒルが2、3回ぐらい取りそこねて、まともにレシーバーを見る余裕が無く投げなければならないところが、敵ながら可愛そうでした。
最後の方のタネヒルがセンターが信用できず 、スナップを受ける腰の低さには哀愁を感じましたね。
パスラッシュに関してはドラ3のOLB#55″ロレンゾ・モールディン”が良かったですね。1サックに加えてファンブルカバーも記録し、プレー回数が増えた事で頭角を現してきました。
DE#91″シェルドン・リチャードソン”もDE#96″モハメド・ウィルカーソン”のドラ1コンビも1サック記録しております。
そして、今回もSS#25″カルヴィン・プライアー”のハードタックルが光りました。WR#18″ラシャード・マシューズ”に殺人タックルをかまして、マシューズがしばらく動けなくなるシーンは快感。
不謹慎と思われるかもしれませんが、ハードタックラーのタックルした瞬間の「カツーン!!」って音がええんですよ。アメフトはルール上合法ならば潰しあいの格闘技なのです。
RB#26″ラマー・ミラー”へも超反応でタックルしロスさせるシーンやパスカットもあり、2年目の成長がハンパないです。
正直なところ、ドルフィンズのケガ人の多さにも救われた感がありましたが、D#全体が良い感じでした。
悪い点は、WR#14″ジャーヴィス・ランドリー”に好き勝手やられたところですね。あと、最後にセーフティーリードがあるとはいえ、大量にブリッツをいれた挙句に、CB#31″アントニオ・クロマティ”がタックルミスでTDを許すシーンは痛かったです。
スペシャルチーム
WR#11″ジェレミー・カーリー”の58ydのパントリターンが出ました。かつてはパントリターンTDを決めておりましたが、最近はさっぱりでしたので久しぶりのビッグリターンは燃えました。
K#08″ランディ・ブロック”は41ydのFG成功のみ。いまだに50yd超を蹴った事が無いので不安要素です。
総評
長い間、イルカさんとは1勝1敗の互角のライバルでしたが、とうとう念願のスィープを果たしました。
加えて、プレーオフ戦線に残るには絶対に勝たねば試合に、リーヴィス抜きで点数以上に内容で圧勝をしてくれた事は今後の展開に期待がもてます。
プレビュー記事ではコプルスがイルカさんに獲得されたためJETSの情報が筒抜けと描きましたが、イルカさん状態の悪さの前に情報戦は関係ありませんでした。
コプルスを思い切ってカットしたことは、JETSのD#陣全体にとっても良かったのでしょう。OLB#55″ロレンゾ・モールディン”の出番が増え、ノビノビとプレーしていたように見えました。
逆にイルカさんの方はケガ人続出かつ、タネヒルがまたもチャンスを潰し、さらに最新のニュースではOC解雇という状況でチームが荒れに荒れております。もうタネヒルは来シーズンのトレード候補なんじゃないでしょうかね。
さて残り5試合、来週は同居人ジャイアンツとの重要な一戦です。ジャイアンツも首位をレッドスキンズに奪われ崖っぷちの状況。
ここを勝利すれば、次は不調のタイタンズとロモがシーズンエンドしたカウボーイズとの対戦ですので、Week16のパッツとWeek17のビルズの同地区連戦を前に貯金ができそうです。
頼むから行ってくれ!5年ぶりのプレーオフ!!!