キビシー!

こんにち和田勉、放談の時間です。

今朝のニュースから、NFLにもよくある 薬物 の事件という事で、テニスのマリア・シャラポワ のニュースを取り上げたいと思います。

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【テニス】マリア・シャラポワが禁止薬物に陽性で2年間の資格停止

ソース:NHK News web

テニスを見ない人でも名前は知っている女子テニス界のTOP選手、『ロシアの妖精』こと”マリア・シャラポワ”選手。彼女は2016年1月に行われたドーピング検査で妖精だけに『陽性』となり、その処分が注目されておりました。

シャラポワが検査で引っかかった 『メルドニウム』という薬物なのですが、これは過去10年間もシャラポワが医師から処方されていた薬物で、「なぜ今更!?」と思いますが、この『メルドニウム』自体が今回の検査から新たに禁止薬物に入ったばかりで、 彼女および周りのスタッフがドーピング検査の規定が変わった事を全くチェックしていなかったわけです。

これ、トップレベルの選手と そのスタッフにあるまじき事じゃないでしょうか?

 

そして、今回決定した処分が 2年間の出場停止 という大変厳しいもので、シャラポワ側は当然、この処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所 に訴えたとの事です。

シャラポワは既にリオのオリンピック出場に内定しているのですが、仲裁裁判所の判断次第ではオリンピック出場も取り消しになる可能性もあることで、かなりの大事件になっています。

テニスのあらゆるタイトルを制覇しているシャラポワが唯一持っていないタイトルが、オリンピックの金メダル。 なので、本人は相当ショックでしょう。

 

他のスポーツで、近年のドーピング大事件といえば、ツールド・フランス で7連覇を達成した 鉄人 “ランス・アームストロング”が過去にドーピングしていた事が発覚して、過去の 7連覇が全部 無かった事になりました。

「おいおい、そんなの連覇している最中に気づけよ」 と言いたくなるニュースでしたね。

 

さて、我らがNFLなのですが・・・ 毎シーズン 禁止薬物の使用で出場停止となる選手が恒例行事のようにいます。しかし、その期間は 開幕4試合という シャラポワと比較しても全然、軽いものです。

昨シーズンのスーパーボウル50でMVPとなった”ボン・ミラー” なんて、ドーピング検査で提出する検尿をすり替えた という、検査そのものに違反する事をやったのに、今じゃスーパースターで 巨額の契約交渉が進行している最中です。

 

なぜ処分がこんなに違うのかというと、それはテニス協会 とNFLの規定 の差としか言いようがないですね。

加えて個人競技というのは、その個人のパフォーマンスで勝敗を決するので、ドーピングに対しては非常に厳しいのは当然でしょう。

あとはNFLはエンターテイメントにも特化しているスポーツなので、本人も意図しないドーピングでスター選手が2年も舞台から完全に消える事になると、リーグの収益にも影響しますし、ファンも黙ってはいないでしょう。ビジネス面でも大きいです。

 

それにしても、違う業界とはいえ2年間も出場停止したら、もう引退レベルでしょう。既に選手としてのピークは過ぎたシャラポワが2年も休んだら、なおさらです。

 

ボールの空気を抜いて 明らかに証拠隠滅した人には、2年間ぐらい休んで欲しいところですけどね。

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