イメージを疑うようなスコア

昨シーズンはレギュラーシーズン16勝0敗で無敗であったペイトリオッツに対し、1勝15敗と危うく全敗になるところだったドルフィンズ。
ブレイディ不在など多くの不安要素があるものの、Week2でみせたチーム力と堅実なプレーでドルフィンズには勝つと思っていましたが、朝起きてスコアを見た時は「あれ、逆じゃねーの?」と思ってしまうぐらいの番狂わせが起きしました。

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▼ドルフィンズ 38 – 13 ペイトリオッツ
なぜこんな事になったのか?ドルフィンズの1番の勝因はRB”ロニー・ブラウン”大爆発にあります。
4TDランに加え、パスで1TDの35点を1人で稼ぎました。

その手口がRB”ロニー・ブラウン”がQBに入って、スナップされたら他のRBと交差して、そのまま自らボールをもって走るプレイでTDを2回奪い、3回目のQB時にはまた走ると見せかけて19ydのTDパスを投げるという奇策。2度ある事は3度あるという心理を逆手に取ったプレイでした。(ロニーは元QBでしょうか)

ペイトリオッツ戦は何かしら奇策を用いて相手を混乱させる所が、まるで昨シーズンまでのJETSです。JETSは昨シーズンのペイトリオッツ戦で今回と同じように突然QBにWR”ブラッド・スミス”を入れてロングゲインを成功させました。
他に序盤で突然ノーハドルを連発したりなど、全ての奇策はQB”チャド・ペニントン”の指示なのでしょうか?

そしてロニーは第4Q開始直後に62ydのランでダメ押しのTDを奪いドルフィンズの大勝。
QB”チャド・ペニントン”もTDは無いもののパス20回中17回成功で226yd獲得と正確なパスで絶好調でした。

対するペイトリオッツ。Week2ではランとスクリーンパスを多様してWR”ウェス・ウェルカー”やRB”ケビン・フォーク”のタレント陣がQB”マット・キャッセル”を支える作戦でしたが、RB”ローレンス・マロニー”が欠場で攻撃力を落としRB”ラモント・ジョーダン”や”ケビン・フォーク”も不発。
パスも最大のゲインはウェルカーの21ydで、メインWR”ランディ・モス”も先週に続いて不発。

QB”マット・キャッセル”は1インターセプト、1ファンブルロスでターンオーバー。
ディフェンス陣もドルフィンズ4サックに対してペイトリオッツ0サックと、ペイトリオッツは攻守ともに精細を欠きました。

JETSもWeek1でドルフィンズと対戦した時はキッカー不在のハンデを背負いながらも辛勝したので、ドルフィンズは攻守ともに昨シーズンと違うのは承認済み。
しかしWeek2でペイトリオッツと対戦した印象から、ディフェンス陣がここまで”ロニー・ブラウン”にヤラれるとは想像できませんでした。

で、AFC東因縁の3チームが潰しあっている間にビルズが3連勝でAFC東のトップに踊り出ました。
ビルズのスケジュールはWeek4はラムズ、Week5カーディナルスと序盤は強豪を避けた日程でWeek8のドルフィンズ戦で初の同地区対決、それからWeek9でジェッツ、Week10でペイトリオッツと同地区3連戦。そしてWeek14、Week15、Week17でまた同地区対決。後半にたたみかけるように同地区対決が詰まっています。
前半戦でチームに勢いをつけて後半の同地区対決を一気に制するとAFC東1位の可能性が大です。

長年に渡りペイトリオッツが制し続けて、残りのチームは勝率でプレイオフに行くしかなかったAFC東が今シーズンは予測不能です!!