イメージ 牲者2号が蘇る!?
“ブレット・ファーブ”はシーズン中盤まで順調であったが、終盤に肩の故障との右腕二頭筋のケガによってプレーオフを逃してこの度、2度目の引退となりました。
これも「Maddenの呪い」だと巷では騒がれております。

そして今、Maddenの呪いの犠牲者2号で、闘犬問題で現在収監中のアトランタ・ファルコンズQB”マイケル・ヴィック”が刑期を終えて復帰するというニュースが流れております。

40yd走4.3秒のNFL史上最速の足を持つQBで、真っ赤な背中に白い「7」が非常にインパクトのある選手ですが、再び彼のプレーを見ることが出来るのか!?

 

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▼マイケル・ヴィック(Michael Vick)とは?
2001年にドラフト全体1位指名でファルコンズに入団。2006年にはQBでありながらラン1,039ヤードを記録する典型的なモバイルQBです。
2人のRBに合わせてQBのヴィックまでランかパスか分からないですから、相手ディフェンスは手が追えませんでした。(パスの精度がイマイチなのが救い)

2004年のMaddenの表紙となりましたが、2007年シーズン開幕前に闘犬の運営や虐待に関与していたことが発覚し、有罪判決を受けてヴァージニア州の刑務所に収監。NFLから無期限出場停止処分を受けています。そして今年7月には出所する予定となっています。

▼ファルコンズに戻るのか?
だが7月の復帰は保障されているものではありません。ヴァージニア州から刑期が追加される可能性あります。コミッショナー”ロジャー・グッデル”も法的処理が全て終わるまで復帰させないとコメントしております。

2013年までファルコンズ契約下にありますが、ファルコンズは2008シーズンにチームをプレーオフに導いたQB”マット・ライアン”を中心としたチーム作りを進めているため、ヴィックが復帰してもトレードするでしょう。
そして我等がJETSを含めて即戦力のQBを欲しがるチームは多々あります。

・JETS
⇒QBに一番ニーズある我らがジェッツ。しかし「”マイケル・ヴィック”に興味はない」と既にコメントを出しているとの事です。

・レイダース
⇒前科者を受け入れそうなカラーのチームはここしか無いような気がします。QB”ジャマーカス・ラッセル”から乗り換えるか!?

・シーホークス
⇒以前のファルコンズのコーチ”Jim Mora”と”Gregg Knapp”が居ます。
“マット・ハセルベック”が抜ける可能性があるので、ヴィックを受け入れてくれるかもしれません。

・バイキングス
⇒強豪ながらQBに問題を抱えるバイキングス。RB”エイドリアン・ピーターソン”とのコンビネーションで走りまくって相手をぐちゃぐちゃにする光景も面白そうです。
しかし、新スタジアムの資金集めをしなければならない状況で前科者を受け入れる事は出資者に印象が悪いので、経済面から受け入れない可能性が高いです。

果たしてヴィックはNFLに復帰し、”レイ・ルイス”のように呪いを払拭できるのか!?
(そういえば、レッドスキンズをクビになった”アレキサンダー”は何処にいった??)

[引用:NFL JAPAN]

アトランタ・ファルコンズのトーマス・ディミトロフGMが、現在収監中のQBマイケル・ビックをトレードすることを画策中と語った。これはチーム公式HPのインタビューでの発言で、ディミトロフGMは「マイケル・ビックの処分について、我々は彼と契約する権利を他のチームにトレードする方針を決めた」と述べている。

28歳のビックは、2001年にドラフト全体1位指名でファルコンズに入団。NFL史上に残る走力を持つ司令塔として、2006年にはQBでありながら
ラン1,039ヤードを記録する活躍を見せていた。しかし、2007年シーズン開幕前に、闘犬の運営や虐待に関与していたことが発覚。その後、有罪判決を受けて現在は収監中だが、7月には出所する予定となっている。収監される前は、不動の先発QBだったビックだが、現在のファルコンズには昨年のドラフト1巡指名で、攻撃部門の新人王を獲得したマット・ライアンという新エースQBがいる。そのため、ビックは完全にチームの構想外となっているのが現状だ。

ちなみに現在、ビックは2013年までファルコンズの契約下にあり、2009年の年俸は基本中900万ドル(約8億2,000万円)、サインボーナス
643万ドル(約5億4,600万円)となっている。また、ビックの残り契約の総額は4,511万ドル(約41億円)で、プロボウル出場で300万ドル
(約2億7,300万円)のボーナスが追加される。ディモトロフGMは、「我々は、トレードがファルコンズにとって最善の選択だと思っている。また、これはマイケル(・ビック)にとっても同じことだ。彼の状況は、様々な面で異例のもの。彼に関する件について、何か事態に進展があるまでこれ以上は公の場で発言することはないと思う」と続けている。

また、ディモトロフGMは、現在ビックがリーグから無期限の出場停止処分を受けている最中であることから、どのチームとも交渉を行っていないとコメント。一方、NFLのスポークスマンは、ビックの処分について、彼が法的な処罰を終えてから検討することになるとしている。