せねばプレーオフはない
JETSのHCがベリチックを裏切ったマンジーニから”レックス・ライアン”に変わったので、互いの因縁も和らぐかと思ったらライアンは就任一発目の記者会見で「私はベリチックのリング(スーパーボウル)にキスしにきたわけではない」と挑発し、因縁をどこまでも引きずるJETS vs ペイトリオッツ戦。

昨シーズンJETSはペイトリオッツとの最後の試合はオーバータイムの末に勝利しました。
しかし、この時のペイトリオッツのQBは”マット・キャッセル”。
1年振りに帰ってきたQB”トム・ブレイディ”に対してJETSは過去14回試合して12回負けているという散々な戦績です。

しかし、Week01でビルズにギリギリ逆転勝利をした内容から勝機も十分にあると思います。
(↑って書くと負けるんだよな~~)

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▼ペイトリオッツLB”ジェロッド・メイヨ”OUT!!
ペイトリオッツが昨年ドラフト1巡で獲得したLB”ジェロッド・メイヨ”が膝を負傷して欠場です。
ベテランLB陣が抜けて、さらにメイヨまで抜けたLBは穴でしょう。

ペイトリオッツがビルズのエースRB”マーション・リンチ”が欠場したにも関わらず苦戦したのは、LBの弱体化にあると思います。
しかしペイトリオッツは昨シーズンもLBやRBに負傷が相次ぎ、弱体化したかと思ったら控えがキッチリカバーしました。
層が厚い上に人材教育が優れていて、伏兵がぞろぞろと出てくるのでWeek02までに立て直して来ることは間違いないでしょう。油断大敵です。

▼見せろ鬼守備!
JETSはWeek01で足を痛めていたテキサンズQB”マット・ショーブ”に対して、さまざまなブリッツを仕掛けて混乱の渦に叩き落しました。
しかし今回の相手はQB”トム・ブレイディ”。判断力とクイックスローの速さはショーブとは全く別物です。だが、JETSもDE”ショーン・エリス”がこの試合から出場できるので、前回よりもパスラッシュ力は上がります。

そして守備における最大のアドバンテージは開幕直前までペイトリオッツにいたQB”ケビン・オコネル”がJETSにいる事です。彼からデータを引き出したHC”レックス・ライアン”がどんな手を打ってくるかが楽しみです。

▼ルーキー vs 最強
そして最大の見所はQB対決。JETSは大学で先発は1年間だけで、今年加入したばかりのQB”マーク・サンチェス”。それに対するはスーパーボウルを3度制覇した現役最強のQB”トム・ブレイディ”。
これだけキャリアに天地ほどの差がある対決も珍しいです。ここでサンチェスが投げ勝てば大きなハクがつきます。

しかし勝利するにはサンチェスが頑張るよりもパワーの”トーマス・ジョーンズ”とスピードの”レオン・ワシントン”のRBデュオを使って、地上戦に持ち込む方がいいでしょう。そうするとサンチェスも生きます。
パスにおいてのキーとなるのは、昨シーズンもペイトリオッツに相手にキャッチしまくったTE”ダスティン・ケラー”ですね。
そして毎度の事ですがC”ニック・マンゴールド”とNT”ヴィンス・ウィルホーク”のタイマンも重要。マンゴールドがウィルホークにどれだけ押し勝てるのかが勝敗に関わります。

ブレイディの攻撃に対して守備はCB”ダレル・リーヴィス”がWR”ランディ・モス”ピッタリ張り付いて仕事をさせない事が不可欠です。
やっかいな3rdDown請負人WR”ウェス・ウェルカー”に対してはテキサンズ戦で見せたタックル一発でキッチリ倒す守備を見せれば大丈夫。
テキサンズ戦で11タックルを決めたLB”デビット・ハリス”がショートパスもランも止めてくれることに期待。そして破壊王NT”クリス・ジェンキンス”がOLをどれだけぶっ壊してくれるかにも期待です。

ライバル、因縁、鬼攻撃vs鬼守備、といろ~んな楽しみを含めたWeek02はたまりませんな ( ̄∀ ̄) 。

▼QB”マーク・サンチェス”、開幕週の最優秀新人に選出
確実にルーキーの中で際立った活躍を見せたマーク・サンチェスが開幕週の最優秀新人に選出されました。
活躍したルーキーWR”Kenny Britt”(タイタンズ)、WR”Percy Harvin”(バイキングス)、WR Louis Murphy(レイダース)、T”Michael Oher”(レイブンズ)を含めた5人の候補からサンチェスが選出。
サンチェスはテキサンズ戦で18/31-272yd獲得,1TD,1INTという好成績で勝利に大きく貢献。272ヤード獲得は開幕戦の新人としては史上3番目との事です。

サンチェスにはこの調子で年間の最優秀新人賞も狙ってもらいましょう!