メイクドラマ
いよいよ残すは2試合。しかし、既にシーズンエンドしているジェッツの対戦相手は、同じくシーズンエンドしたパッカーズ。
この試合の勝利に何の意味も無いので、負けてドラフトを有利にした方が得なのですが、負けるのも楽じゃありません。
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スコア&ダイジェスト
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
OT |
TOTAL |
パッカーズ |
0 |
17 |
3 |
18 |
6 |
44 |
ジェッツ |
7 |
14 |
14 |
3 |
0 |
38 |
オフェンス
QB”サム・ダーノルド”は1stドライブからポンポンパスを通して絶好調。
スタッツはパス24/35回341yd獲得、3TD、0INT。
今回もINT0回で切り抜け、レーティングは128.4と、前試合のテキサンズ戦に続いて100以上を記録しました。
レシ-ブではWR”ロビー・アンダーソン”が爆発し、9レシーブ140yd獲得1TDの活躍。
そしてドラ4TE”クリストファー・ハーンドン”がワンハンドキャッチを見せる活躍で、レシーブ6回82yd獲得、1TDと調子を上げています。
前試合は活躍しなかったWR”ジャーメイン・カース”にも投げ分け、ダーノルドは復帰後から試合をするたびにパフォーマンスが上がっています。
ランではRB”イライジャ・マクガイア”が35ydと物足りないものの、要所で決めて1TD。
ルートの見極めとカットが上手くなり、レッドゾーンで強さを見せます。
では、なぜ負けたかと言うと、今回も勝ってはいけないジェッツの演出が入りました。第4Qに入った時点で15点リード。ここでHC”トッド・ボウルズ”のマジックがでます。
第1Qから第3Qまで1TD以上決めていたオフェンスは、第4Qは0TD。
サックを喰らって3凡したり、1stDownを取った直後にホールディングとチョップブロックの反則が同時に発生するなど、ジェッツは4Qから露骨すぎるタンクモードに入りました。
最後はSTのプロボウラー二人が空気を読めずに、ビッグリターンからのFGで同点となりOTに入りましたが、見事な逆転負けを演出です。
またも試合を最後まで見せる展開にしておいて逆転負けする「ボウルズ劇場」が完成し、ドラフト上位に向かって着実に歩んでおります。
ディフェンス
パッカーズ不振の原因はD#のみならず、OLにもありました。
ジェッツD#はパスラッシュでポケットをあっという間に縮小させ、QB”アーロン・ロジャース”を追い込み、4サックを記録。
それでもロジャースは、チャンスにゾーンのすき間にロングパスを投げ込んで第4Qに追いつき、最後は逆転勝利を呼び込みました。
ロジャースのスタッツはパス37/55回442yd獲得2TD、ラン32yd獲得2TD。
パスのみならず、スクランブルやダイブでもTDを決めるNFLトップクラスの意地と根性はさすがです。
RBは”ジャマール・ウィリアムズ”一人しか走っておらず、ラン95yd1TDを記録し、オフェンスを支えました。
しかし、第4QとOTに入るとジェッツはD#でもタンクモードを発動。
第1Qから第3Qまで目立った反則は無かったのに第4Q以降は、パスインターフェアランスやアンネセサリー・ラフネスを犯し、反則を連発してジェッツ敗北のシナリオを演出しました。最終的に反則は計16回です。
加えて、審判が急に厳しくなった印象があり、メットライフの審判団も1枚噛んでる疑惑が浮上しました。
スペシャルチーム
もはやジェッツと言えば、プロボウルを2名出したSTとなってしまいましたが、K”ジェイソン・マイヤーズ”が最初の45ydFGを外す異変が発生。
しかしながら、このFGを決めていたらジェッツが勝利していたので、前試合で2本エクストラポイントを外した事と同様に、これもジェッツ敗北の演出と見ましょう。
この空気を読めないのがリターナー”アンドレ・ロバーツ”。
何年ぶりか分からないキック・オフ・リターンTDを決め、さらにラスト2ミニッツを切ったところでビッグリターンを見せ、オーバータイムにもつれこむ原因を作りました。
There’s a reason Andre Roberts is our highest-graded returner this season!
(via @NFL)pic.twitter.com/WICGlJPZxV
— Pro Football Focus (@PFF) 2018年12月23日
プロボウルに選ばれ、さらにノリノリ。気持ちは分かりますが、これ以上の活躍は来シーズンに取っておくべきでしょう。
さらにSTはパッカーズのリターン時にファンブルさせターンオーバーを誘発。
優秀すぎるジェッツのST。来シーズンもこの調子で頼むぞ!
(新しいHCの下で)
総評
今回も第4Qまでビッグプレーの数々でジェッツファンを喜ばせて「ああ・・・このままだと勝ってしまう!」と思った矢先に大逆転負けを演出。
今回はちょっと露骨すぎた感がありますが、結果よければすべてよし!
パッカーズに関しては、ロジャースにオンブにダッコしてもらわないと勝てないチームになってしまった事が近年の不振の原因なのでしょう。なのでロジャースが負傷したり調子が悪ければ、並以下のチームになります。
今回の試合までロード9連敗していたので、ランボーフィールドの恩恵にも助けられていたのは明白。
シーズン中にHCマッカーシーを退任させたのは、ある意味正解だったように思えます。
ジェッツは順調に負けてドラフト上位をキープしていますが、最終戦の相手は怨敵ペイトリオッツ。
既にペイトリオッツは地区優勝が決まり、残念ながらAFC東10連覇を阻止できませんでしたが、今シーズンは下手したらワイルドカード行きになる可能性があるギリギリの状況です。
もう負けなくていいです。パフォーマンス全開でボコボコにして、思いっきり足を引っ張ってやりましょう。
昔、阪神ファンが思っていた、
「負けてもいいけど、読売だけは
負けるな」
と似た気持ちになっています。
最後に選手たちが盛り上がるために
「ボウルズが辞めるから、最後に
一花咲かせてやろう」
って話になりませんかね^_^?
元NJたろさん>
最後はパッツに勝利したという良い思い出を作って、ボウルズを送り出しましょう。
むしろ、ボウルズがいつぞやみたいに急に来れなくなって、勝利すると「ボウルズいない方が勝つやん」となり、クビが加速していいんですけどね。
なにわともあれボウルズのラストマッチとなりそうです。
(来シーズンもいたりして)
折角のホーム最終戦はOTまで縺れて逆転負けですか?何だか疲労感の残る敗戦ではありますね(´・ω・`)
ふて猫さん>
リアルタイムで見てましたが、ここまで私の思い通りに試合が運ぶのは正直、怖かったです。
OTは余計でしたが、ダーノルドが善戦したうえでの敗北なので、最高の出来でしょう。
JETS狂さんへ 確かにNYのチームはNFLのJETSといいジャイアンツといいNBAのニックスといい(ブルックリン)ネッツといいMLBのメッツといいこの数年間不振が続いていますね。NYY(ニューヨーク・ヤンキース)除いて低迷が続いていますが、それぞれのファンの皆様は、どういう心境なのでしょうか?
ジャイアンツといい何故ニューヨークのチームはこんなに盛り上げて負けるのが上手いんですかね?
アノニマスさん>
ジャイアンツもコルツに逆転負けを喰らいましたね。ジェッツは昔からありえるとして、近年のジャイアンツは本当にどうしちゃったんでしょ。
イーライにこだわっている以上、低迷期を脱出できない気がします。
ここ数試合、ドラフトに向けてシナリオ通りの最高の試合ですね。
ボウルズは、就任以来初めて仕事をしてくれています。勝ちに行っているように見せかけて、計算通りに負ける。表情なしのムッツリだからこそ、そのような作戦も相手にバレずに実行できる。初めてムッツリが役に立っています。
同地区対決で0勝はちょっと厳しいので、ビルズ戦勝利はまぁ良しとしましょう。
ただ、JETSのことですから、指名権が上位になり過ぎるとバストを指名する可能性大なので、ジャガーズ・ジャイアンツ・ドルフィンズ・レッドスキンズ・ブロンコス・パッカーズなどQBを欲しているであろうチームよりも少しでも上位になり、あとは条件の良くトレードダウンをしてくれることを期待しています。
2巡指名が増えるだけで、3巡までにEDGE(DE)・WR・OTのそこそこ良い選手を指名できそうなのですがね〜
PB29さん>
ここにきて勝ちそうで勝てないボウルズの才能(?)が爆発してますね。やっと仕事してます。
私も狙いはドラ1上位を一択よりQBが欲しそうなチームへダウンしてOL、CB、OLBなどニーズをかき集める事が重要だと思います。
ダーノルドのポテンシャルは計り知れないので、まだまだ成長すると思います。
そして必要なのは彼にフィットするHC。ラムズのゴフとマクベイのような関係が築けるHCが来ることに期待してます。
いやー、来シーズンこそ楽しみ!
再来週の「オードリーのNFL倶楽部」に相武紗季さんが来ます。
「相武さんが来る前の週はペイトリオッツは負ける」ジンクスが番組で言われてます。
ですから…
「今度の日曜はジェッツが勝つ
相武さんが保証する」
と言うことで…
通りすがりのMAJIK MIRRORさん>
再来週は相武回でしたか。もうプレーオフは毎週来てほしいですね。
頼むぜ相武紗季!