メイクドラマ

いよいよ残すは2試合。しかし、既にシーズンエンドしているジェッツの対戦相手は、同じくシーズンエンドしたパッカーズ。

この試合の勝利に何の意味も無いので、負けてドラフトを有利にした方が得なのですが、負けるのも楽じゃありません。

[SPONSORED LINK]

スコア&ダイジェスト

ハイライト:Youtube

GAME CENTER(NFL.com)

 

1Q

2Q

3Q

4Q

OT

TOTAL

パッカーズ

0

17

3

18

6

44

ジェッツ

7

14

14

3

0

38

オフェンス

QB”サム・ダーノルド”は1stドライブからポンポンパスを通して絶好調。

スタッツはパス24/35回341yd獲得、3TD、0INT。

今回もINT0回で切り抜け、レーティングは128.4と、前試合のテキサンズ戦に続いて100以上を記録しました。

 

レシ-ブではWR”ロビー・アンダーソン”が爆発し、9レシーブ140yd獲得1TDの活躍。

そしてドラ4TE”クリストファー・ハーンドン”がワンハンドキャッチを見せる活躍で、レシーブ6回82yd獲得、1TDと調子を上げています。

前試合は活躍しなかったWR”ジャーメイン・カース”にも投げ分け、ダーノルドは復帰後から試合をするたびにパフォーマンスが上がっています。

 

ランではRB”イライジャ・マクガイア”が35ydと物足りないものの、要所で決めて1TD。

ルートの見極めとカットが上手くなり、レッドゾーンで強さを見せます。

 

では、なぜ負けたかと言うと、今回も勝ってはいけないジェッツの演出が入りました。第4Qに入った時点で15点リード。ここでHC”トッド・ボウルズ”のマジックがでます。

 

第1Qから第3Qまで1TD以上決めていたオフェンスは、第4Qは0TD。

サックを喰らって3凡したり、1stDownを取った直後にホールディングとチョップブロックの反則が同時に発生するなど、ジェッツは4Qから露骨すぎるタンクモードに入りました。

 

最後はSTのプロボウラー二人が空気を読めずに、ビッグリターンからのFGで同点となりOTに入りましたが、見事な逆転負けを演出です。

 

またも試合を最後まで見せる展開にしておいて逆転負けする「ボウルズ劇場」が完成し、ドラフト上位に向かって着実に歩んでおります。

ディフェンス

パッカーズ不振の原因はD#のみならず、OLにもありました。

ジェッツD#はパスラッシュでポケットをあっという間に縮小させ、QB”アーロン・ロジャース”を追い込み、4サックを記録。

それでもロジャースは、チャンスにゾーンのすき間にロングパスを投げ込んで第4Qに追いつき、最後は逆転勝利を呼び込みました。

 

ロジャースのスタッツはパス37/55回442yd獲得2TD、ラン32yd獲得2TD。

パスのみならず、スクランブルやダイブでもTDを決めるNFLトップクラスの意地と根性はさすがです。

 

RBは”ジャマール・ウィリアムズ”一人しか走っておらず、ラン95yd1TDを記録し、オフェンスを支えました。

 

しかし、第4QとOTに入るとジェッツはD#でもタンクモードを発動。

第1Qから第3Qまで目立った反則は無かったのに第4Q以降は、パスインターフェアランスやアンネセサリー・ラフネスを犯し、反則を連発してジェッツ敗北のシナリオを演出しました。最終的に反則は計16回です。

加えて、審判が急に厳しくなった印象があり、メットライフの審判団も1枚噛んでる疑惑が浮上しました。

スペシャルチーム

もはやジェッツと言えば、プロボウルを2名出したSTとなってしまいましたが、K”ジェイソン・マイヤーズ”が最初の45ydFGを外す異変が発生。

しかしながら、このFGを決めていたらジェッツが勝利していたので、前試合で2本エクストラポイントを外した事と同様に、これもジェッツ敗北の演出と見ましょう。

 

この空気を読めないのがリターナー”アンドレ・ロバーツ”。

何年ぶりか分からないキック・オフ・リターンTDを決め、さらにラスト2ミニッツを切ったところでビッグリターンを見せ、オーバータイムにもつれこむ原因を作りました。

プロボウルに選ばれ、さらにノリノリ。気持ちは分かりますが、これ以上の活躍は来シーズンに取っておくべきでしょう。

 

さらにSTはパッカーズのリターン時にファンブルさせターンオーバーを誘発。

優秀すぎるジェッツのST。来シーズンもこの調子で頼むぞ!
(新しいHCの下で)

総評

今回も第4Qまでビッグプレーの数々でジェッツファンを喜ばせて「ああ・・・このままだと勝ってしまう!」と思った矢先に大逆転負けを演出。

今回はちょっと露骨すぎた感がありますが、結果よければすべてよし!

 

パッカーズに関しては、ロジャースにオンブにダッコしてもらわないと勝てないチームになってしまった事が近年の不振の原因なのでしょう。なのでロジャースが負傷したり調子が悪ければ、並以下のチームになります。

今回の試合までロード9連敗していたので、ランボーフィールドの恩恵にも助けられていたのは明白。

シーズン中にHCマッカーシーを退任させたのは、ある意味正解だったように思えます。

 

ジェッツは順調に負けてドラフト上位をキープしていますが、最終戦の相手は怨敵ペイトリオッツ。

既にペイトリオッツは地区優勝が決まり、残念ながらAFC東10連覇を阻止できませんでしたが、今シーズンは下手したらワイルドカード行きになる可能性があるギリギリの状況です。

もう負けなくていいです。パフォーマンス全開でボコボコにして、思いっきり足を引っ張ってやりましょう。