嘘だと言ってよイーライ
遅れたニュースですが、ジャイアンツにて2度のスーパーボウル制覇に貢献したQB”イーライ・マニング”が引退を発表しました。
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イーライ・マニング引退。16年のキャリアに終止符
イーライについて、今さら説明は不要だと思いますが、ご存知のとおりジャイアンツで2度のスーパーボウル制覇を達成したNFL史に名を残す選手ですが、コルツとブロンコスでスーパーボウルを制覇したQB”ペイトン・マニング”の実弟に関わらず、兄者と違ってカリスマ的なオーラはありません。(失礼)
しかし、この2度のスーパーボウル制覇というのが2回とも対戦相手がペイトリオッツであり、「パッツキラー」としてアンチパッツファンには英雄なのです。
名シーンと言えば、やはり奇跡のヘルメットキャッチ。
2007年シーズン、ペイトリオッツが開幕戦から全勝で第42回スーパーボウルに到達。
誰しもがペイトリオッツが対戦相手のジャイアンツを圧倒して、16試合制初のパーフェクトシーズン達成を疑いませんでした。
試合は予想外のロースコアの接戦となり、ペイトリオッツが4点リードで残り時間1分15秒。ジャイアンツのO#は自陣44ydで3rdDown-5ydという瀕死の状況。
イーライ・マニングはターゲットが見つからずペイトリオッツのパスラッシュにサックされそうになるもジャージを掴まれても逃げ回り、最後に苦し紛れに投げたようなパスがなんとWR”デビット・タイリー”が競りながらレシーブ!
Eli Manning found David Tyree for one of the greatest plays of all time to beat the undefeated Patriots in Super Bowl XLII …
The helmet catch 🙌 (via @NFL) pic.twitter.com/FxLi747YYh
— SportsCenter (@SportsCenter) January 22, 2020
私は当時、夜中に録画で見ましたが、このシーンで「ああ、オワタ」と思った瞬間にミラクルパスが通った衝撃に、意味不明な奇声をあげて ご近所迷惑したこと思い出があります。
そして、ジャイアンツは逆転のTDを決めて無敗ペイトリオッツを倒したのです。
ついでに、この後のイーライに関して説明しますと、2011年シーズンのスーパーボウル46でもイーライ率いるジャイアンツはペイトリオッツを倒し、イーライは2度目のスーパーボウル制覇を達成します。
ルーキーから4年毎にスーパーボウルを制覇するイーライに対して、世間は「もしかして、オリンピックみたいに4年毎に制覇する?」と期待するも、2015年シーズンはプレーオフ出場を逃します。
その後、ジャイアンツはプレーオフには出るものの、イーライにかつてほどの力はなく、2017年シーズンにとうとうルーキー時代から誰にも譲らなかった先発を外され、先発連続出場記録が終わるという事件が発生。
そして2019年シーズン、ジャイアンツはドラフト全体6巡でQB”ダニエル・ジョーンズ”を獲得し、シーズン途中からジョーンズを先発に据えます。
ジョーンズ不振のためイーライが再び先発する事もありましたが、結局ジャイアンツは4勝12敗でシーズンを終えました。
そしてこの度、引退を発表したのです。
意外な記録を持っているイーライ・マニング
イーライのキャリア通しての成績は、以下になります。
・16シーズン(ジャイアンツ)
・117勝117敗
・57,023 yards (7th all-time)
・366 TDs (7th all-time)
・244 INTs
・Super Bowl 2回制覇&Super Bowl MVP 2回
2回スーパーボウルを制した以外は、記録を立てまくった兄者のように際立ったものがないのですが、意外にもシングルシーズンで記録を持っています。
それは、ポストシーズンにおけるパス獲得ヤード歴代1位(1219yd)。
まさかシングルシーズンで記録を持っているとは思わなかった。ゴメンね、イーライ。
イーライと言えば、あの事件
ジェッツファンからしたら、同じスタジアムを本拠地とする、ある意味で最大のライバルチームの顔でしたので、イーライが居なくなるのは寂しい限りです。
何にしても怨敵ペイトリオッツのスーパーボウル制覇を2度も邪魔した功績は大きいです。
ありがとう、イーライ!!!
・・・と、言いたいところですが、こやつには許しがたい側面があります!
!∑(゜ Д゜)
それは・・・
2004年のドラフトだぁ!
そう、イーライは、サンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス)に全体1位で指名されたのに、当時弱小だったチャージャーズでプレーするのを拒否し、1時間後にフィリップ・リバースとトレードされて、ジャイアンツ入りしたのです。
このスワップが無ければ、みんな大好きリバースは今頃ジャイアンツでスーパーボウルを2回制覇していた・・・かどうかは知りませんが、とにかくドラフトでゴネたらアカン!!
江川、元木、菅野!日米関係なく、なぜ巨人軍はドラフトの秩序を乱すのか!!
まぁ、なにわともあれ お疲れさまでした。
おまけ1
実はマニング兄弟は、ラップやったりバカなドラマに出たり、意外と許容範囲が広い。
おまけ2
イーライの引退を聞いて、喜ぶ人。
Eli Manning: “I’m retiring from the NFL.”
Tom Brady: pic.twitter.com/AVDNPGON3K
— NFL Memes (@NFL_Memes) January 22, 2020
シーズン中はぱっとしなくて周りの力で勝ち進んだような印象があって、特に鳴り物入りだった初年度はレイティング0の荒業を披露して度肝を抜かれたことを覚えています。
しかしなぜか要所では別人のような力を発揮する稀代のクラッチプレイヤーでした。
T.Takahashiさん>
たしかに凄さを感じないながらも、突発的な爆発力があり、そういうところはマーク・サンチェスに似ています。
移籍の道を選ばなかったのは、自分の力を測っての事でしょう。SBを2回も制覇すれば十分です。
トムブレイディにスーパーボウル2連勝したことでイーライは記憶に残りますね
FootballCops、久しぶりに見ました
『西武警察』にタメ張れます(笑)
日本なら『鎧球警察』ですかね
また1人一時代を築いた選手がユニフォームを脱ぐようですね。最近はチームも低迷しているなかで苦悩していたようですが、お疲れ様でした(^_^)
ヘルメットキャッチの瞬間はなぁ・・・・俺も同じく近所迷惑な奇声を上げて録画放送を見てたものですよ。
髪と心臓と毛量は兄を凌駕した弟でした。
なお俺の中では
盟主気取りの汚いジャイアンツ(読売)
適度に強い綺麗なジャイアンツ(SFG)
糞愛国者を退治する正義のジャイアンツ(NYG)
とジャイアンツを区別しております。
う~ん・・・個人的にはドラフト前から(ご自身が悲惨のチームでPLAYしていた経験から)パパ・マニングが指名しない様に言っておられたし
当時のSan Diegoの内情の悪さは自分も知っておりますし、
それを利用してSan Diegoは指名回避も出来たにも関わらず他チームの指名権欲しさに
わざと指名したし・・・。
リバース、ゲイツ等名選手の後の実情を鑑みれば・・・。
(イーライ、<当時のSan Diegoの>先発ブリーズはスーパー制覇>
個人的にはSan Diegoの組織としての悪さ故の事・・・だと・・・。
それを言うならエルウェイだって・・・ねぇ・・・。
イーライは二度もスーパー制して
自ら「エリートQB」と発して記者に失笑を買うほど
不思議な選手でした。従って残念なのかよくわかりません。
尚、江川、元木、菅野に加えて長野も忘れてはなりませんぞw
イーライってもしかしたら最多敗先発QBでは?
ファーブ112敗、リバース102敗、ブレイディなんてたった64敗