まだまだ知らない事は多い
マット・ライアンの移籍のニュースはスルーしつつ、オフの間にひさびさに素朴な疑問を追求する「そうだったのか!」のコーナーです。
ツィッターからの拾いネタなのですが、よくよく考えると知らない事がありました。
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よく見るコレは何をやっているのか?
以下の写真をご覧ください。
ツィッター上でこのような姿勢に対して「何をやっているのか?」という質問が上がっていました。
アメフト詳しい人に聞きたかったこと。NFLでこうやって首元伸ばしてる画をちょいちょい見るけどユニフォームの首元きついのかな🤔 pic.twitter.com/ZkIGbXFbYn
— カッチャン (@katchan0840) March 23, 2022
「アメフト詳しい人に聞きたかったこと。NFLでこうやって首元伸ばしてる画をちょいちょい見るけどユニフォームの首元きついのかな」
このように、サイドラインで試合を見てる選手がジャージの開口部に手を突っ込んでいるシーンをよく見ます。
特にQBに多く見られる気がしますが、私は個人的に「肩にショルダーパットがずっと乗っていると重いので、持ち上げて肩を楽にしてる」と思い込んでいました。
そう、私はアメフトの実際の装備を付けた事もないのに、勝手な思い込みで分かった気になっていたのです。
改めて考えると本当の理由は他にあるのかもしれません。今回はそれを追求します。
このツィッターでの質問への回答は?
回答1)空気を入れてリフレッシュ
「こうすると首筋や肩が外気に触れ、放熱しやすいので、クールダウン、リフレッシュに無意識にやりました。考えをリセットする意味もあったと思います。
ショルダーは、少し肩をすくめる様に上げると、ヘルメットと密着して頭をロックし、首を保護出来る様、デザインされています。 反面、ヘルメットやユニフォームも含めて、頭、首、脇が外気に触れにくく熱を溜めやすくなる為、熱中症を招きやすくなります。 これを防ぐ自浄作用の動作とみて下さい。
動作としては、ショルダーを下へ引き下げている、と認識して下さい。」
→もはや調べる必要なく、リプで丁寧な回答がされています。
首もと空けることにより空気を入れて涼むわけです。ワイシャツのボタンを開けるのと同じような感じですね。
回答2)ポケットに手を入れてる感じ
「首元伸ばしてるっていうよりも、ショルダーに手をかけてるだけだと思います!僕もよくしてました。 落ち着くというかなんというか、 実生活だとポケットに手入れるみたいなのに近いんですかね??」
→2つめの回答としては、手を持っていく場所が無いので「ポケットに手を入れているのと同じ」という回答でした。
回答3)腕組みと同じ
「これやると、腕・肩が楽です。 肘が体の横にある姿勢って実はけっこう窮屈ですが、この姿勢だと肘が体の前にちょっと出て、肩甲骨がリラックスします。 普段の腕を組む動作も近いものあると思いますが、ショルダーパッドつけてると腕組みはあまり気持ちよくないです。」
→3つ目の回答としては、「腕組みと同じ」説です。
たしかに私たちも腕をブラブラさせるより、自然と腕組みをしています。
回答4)ショルダーのズレを治す
「レシーバーは腕を持ち上げることが多いのですが、それをやるとキツくしめてるショルダーが全体的に背中側にズレて変な感じになるので、合間でこのように下に引っ張って、ポジションを直してました。」
→ショルダーの位置を適切な場所に直しているという意見もありました。
海外の掲示板では?
実は同じ質問が海外の掲示板でもありました。その回答を直訳で掲載します。
「快適なハンドレストです。肩から体重を落とし、背中・首にかけることができます。通常は腕を組んで行うのでしょうが、腕を組むと肩パットでは違和感があります。」
「私も何度もやってますが、手を置くだけの場所です。襟元の肩パッドだけでなく、ズボンのウエストベルトの内側も。本当に寒い時に手を温めるのに最適な場所はズボンの内側です(見た目がおかしいですが)。
また、肩パットの上(首のあたり)を握るのは、肩パットを襟元から離すと気持ちいいから、という理由もあります。誰かに相談した覚えはなく、自然にそうなります。」
→海外の掲示板でも「腕組みと同じ」、「ポケットに手を突っ込むのと同じ」という回答がされておりました。
「肩パットを襟元から離すと気持ちいい」という意見も日本での回答に当てはまります。
もはや、まとめる必要はないのですが、首元に手を突っ込んでいる理由は・・・
1)「腕組みと同じ」
2)「ポケットに手を突っ込むのと同じ」
「放熱」や「ズレを直す」意見もありますが、主に以上の2点です。
そう!私が勝手に解釈していた「肩パットが重いから」という理由なんてどこにも無いのです。
(・ω<) テヘペロ.
これぞ素人の浅はかな思い込みだけの誤った知識でした。真実を知れてよかったです。
来シーズンからサイドラインでこの光景を見かけたら「腕組みしてる」と思う事でしょう。
今回もためになったね~。
それではごきげんよう!
妙なところに食いつかれましたね。ハンドレストに一票ですね。誰から教えられたわけでも無いのに、みんな気づいたらやってましたし、今もそうですね。本能的な反応なんでしょうな。
この質問どっかで見かけたなーと思ったら、NFL JAPANでワンシーズンだけ?してはったコージさん(当時はまだブリリアン)の動画の質問コーナーにありました(#34 11/21の回)。
コージさん的には空気の入れ替えとリラックスみたいです。
初心者マークの蒼獅子さん>
そうなんですね。それを見ていなかったためにずっと勘違いしてました。
私もこれから首元に手を突っ込んでプロ仕様のリラックスしときます。
経験者です。
記事の通り、主な目的は腕組み的意味、こもった空気の解放ですね。
私はお作法かと思ってました。大男達が腕組みしていると圧迫感を与えるので、襟をつかむように指導されるものかと。
でもよく見るとサイドラインのコーチはよく腕組みしてますよね。
スッキリしました。ありがとうございます。
なつみかんさん>
私はプロテクターは苦痛を伴いながら着てるけど試合中は脱げないので我慢してると思ってました。
何にせよ、来シーズンからコレの見かたが変わることが面白いです。