これはただの暴力

こんにち和太鼓、放談の時間です。

ツィッターで話題になっている日本の大学アメフト界で起こった事件があまりに酷すぎるので、ここでも取り上げたいと思いました。

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日大のレイトヒットが反則の域を超えすぎる

5月6日に行われた日本大学vs関西学院大学で起こった殺人プレーがヤフーニュースに取り上げられるほど話題になっています。

大学アメフト頂上対決で行なわれた不可解で危険なプレー(三尾圭) – Yahoo!ニュース

その動画がツィッターにあがっておりました。

 

お分かりいただけましたでしょうか、ブルーの関西学院大のQBがパスを投げ、それの軌道を見送ってサイドラインから出る最中にレッドの日大の#91がほぼ背後から全力でタックルを喰らわして、QBの体が折れるような形で押し出されます。

もはやラフティング・パサーやレイトヒットという言葉を超えた意図的にやったとしか思えない愚行です。

 

さらにこの#91は先の動画より分かりづらいですが、ハンドオフした後にQBを狙う行為を行います。

 

この#91は最初から5プレー中3プレーもパーソナルファールを喰らって退場したとのこと。

 

さらに話題になったのが試合後の監督のコメント。

関学大・鳥内監督「話にならん」日大に雪辱も不満 – スポーツ : 日刊スポーツ

「最初の守備でDL宮川が、不必要なラフプレーの反則を連発した。さらにプレー後に相手を殴って、資格没収=退場となった。「力がないから、厳しくプレシャーをかけている。待ちでなく、攻めて戦わないと。選手も必死。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」と独自の持論を展開した。」

 

→意味不明なコメントを出してラフプレーを行ったDL宮川選手を擁護しているのです。

動画を見る限り、アメリカンフットボールにおける「攻めて戦う」という意味に当てはまらないでしょう。

かつ、この選手はルールを把握していないルーキーではなく大学3回生とのこと。もはや相手を意図的に潰しに行ってるとしか思われても仕方ありません。

 

NFLブログ「BEAR DOWN」さんでは、このプレーに対して日大に問い合わせたとのことです。

あのプレーに関して日大に問い合わせてみた : BEAR DOWN! Chicago Bears

回答があれば、また掲載されるかと思います。

 

BEAR DOWNさんの質問文の中にあるとおり、この悪質なプレーを監督が容認し、チームやこの選手に対する処分が何もないという事が、日本のアメフトのイメージダウン及び、発展の遅れを引き起こすでしょう。

 

NFLでも昔、セインツのDCがD#陣に報奨金を出していた事件で、HCのショーン・ペイトンが1年間の謹慎処分を喰らいましたが、ここまで悪質な事は起こりませんでした。

それよりも、このプレーが通るなら、日本のアメフトはもう相手のQBを殺すか半身不随にさせることで決着がつくスポーツ、いや、ただの暴力に成り下がります。

こんなスポーツ、誰が子供にやらせます?

 

「ネットだから匿名でみんなで叩く」という行為は好みませんが、さすがにこれは悪質すぎて見逃せません。

私も何らかの処罰があるべきだと思います。

以下の記事に続きます。

日本大学 日大フェニックス ラフプレー アンネセサリーラフネス ラフティング・パサー
納得いかん 前回の「【放談】日大フェニックスのレイトヒット、超危険ラフプレーが話題に 」の続きです。 私は本来、コメントに対して返答するのですが、コメントの多さと返答の難しさに