NFLイメージ
えるぜハート!燃え尽きるほどヒート!(意味ナシ)
初戦を落として、落ち込むヒマなく怨敵ペイトリオッツとの対戦。
近年は1勝1敗で乗り切っている相手ですが、こっちが勝つときは常にギリギリなので、不利であることは否めません。

しかもモスを封じる役目であるリーヴィスは、左足ハムストリングのケガをおしての参戦。ウェルカーもエデルマンも登場し、優秀なTEもそろえて、ブレイディの地獄のパス攻撃が展開される事は予想できます。

しかし、付け入るスキはいくらでもある。ここで勝てればWeek1の負けなんぞ帳消し級の大事な試合。死んでも勝て!!

 

[SPONSORED LINK]



序盤はレイブンズ戦のように攻撃が通らない上に、パッツに大量に時間を使われWR”ウェス・ウェルカー”をDB”アントニオ・クロマティ”がカバーしきれずTDを奪われる。DB”アントニオ・クロマティ”はタックルミスが多くコイツはダメだと諦めかけたが、サンチェスの火がいつもより早くつき、WR”ブレイロン・エドワーズ”がレシーブしまくり最後もWR”ブレイロン・エドワーズ”のTDレシーブで同点。
しかし、前半終了間際にこれまでWR”ランディ・モス”を封じていたCB”ダレル・リーヴィス”が抜かれてしまいモスにワンハンドTDを決められる。JETSはFGレンジまで何とか進んでK”ニック・フォーク”が49ydのFGを決めて10-14で折り返す。

だがCB”ダレル・リーヴィス”の左足は限界のようで後半から欠場。WR”ランディ・モス”にDB”アントニオ・クロマティ”、WR”ウェス・ウェルカー”にDB”カイル・ウィルソン”がつくという何とも不安なマッチアップ。しかしこれが良かったのか、二人とも封じるどころか、DB”アントニオ・クロマティ”はINTとDB”ブロウドニー・プール”のINTに繋がる好カバーを見せる。

RB”ラデイニアン・トムリンソン”はランに加えて、無茶なパスもレシーブするベテランならではの幅の広さを見せて活躍。RB”ショーン・グリーン”のランの効果も出始め、サンチェス得意のプレイアクション、ロールアウトからのパスも決まりだす。こうなりゃJETSのリズムは完成。WR”ジェリコ・コッチェリー”にTDパスを通して、2ポイントはまたもWR”ブレイロン・エドワーズ”のレシーブで成功。
そして第4QにCB”ダリアス・バトラー”が2連続パスインターフェアランスをやらかして大きく前進し、勝利を決定づけるTE”ダスティン・ケラー”のTDレシーブで28-14。

ブレイディ反撃のドライブはレッドゾーンに到達するも、LB”ジェイソン・テイラー”がスピンしながらOLを抜いて背後からサックし、ファンブル!これをカバーしターンオーバー!トドメのJETS4thDownギャンブルは久しぶりにトムリンソンのダイブで1stDown更新で試合終了。この手があった事を全員忘れてただろうなぁ。
予想外のダブルスコアで勝利です!ヽ(*・ ω・)人(・ω・*)ノ

▼総評
序盤はパッツのいい所。JETSの悪い所が出てズルズル負ける展開かと思いきや、JETSのレシーバーがパッツのセカンダリーを圧倒しはじめ、パッツの弱点が露呈する形となりました。CB”ダリアス・バトラー”の2連続インターフェアランスは明らかに、レシーバーを抑えれない動揺が起こしたミスでしょう。

守備は予想どうりランディフェンスに関しては心配無用。ロングゲインを与えないどころか、ロスさせまくる。パッツは”ケビン・フォーク”が負傷し、マロニーちゃんを抜いたアダが出ましたな。
そして昨年みたく、しつこいブリッツは届かなくても、ボディブローのように少しずつ効き始め、前半はあんなにパスを簡単に通していたQB”トム・ブレイディ”は歯車が狂ったようにレシーバーと合わなくなり、JETSの術中にハマりました。
クロマティとエドワーズの活躍はJETSファンからみても誤算でしょうな。
加えて、要所で2度もチャレンジを成功されたレックス・ライアンの眼力と判断力はすばらしい。

勝利を期待せず序盤は予想どうり圧倒される状況から、逆転勝利するドラマのような展開には震えました。昨年のSD戦の興奮を思い出しましたね。これぞNFLの醍醐味でしょう。

・オマケ:先週の不振がウソのよう。ケラーは3rd-1ydからの意表をついたロングパスをレシーブして一気に伸ばす。

Receiving REC YDS TD LG
D. Keller 7 115 1 39
B. Edwards 5 45 1 13
J. Cotchery 4 26 1 11
L. Tomlinson 4 26 0 9
S. Greene 1 8 0 8

NFLイメージ
:サンチェスのスタッツは21/30の220yd獲得、3TD、0INTと絶好調。グリーンのランは抜けなくともズリズリ出れば、サンチェスが生きる。
DT”ジェラルド・ウォーレン”のサックを食らいダメージを受けても直ぐに立ち上がるわ、危ないスクランブルを仕掛けるわ、体を張ったプレイに勝利への執念を感じました。

そしてマンゴールドが途中、負傷退場した穴を埋めたG”ロバート・ターナー”もよくやった。

 

NFLイメージ
:逆転を許し「このビチグソがァ~ッ!」とばかりに怒るトム・ブレイディ。
ブレイディ最大の誤算はモスvsクロマティならモスが勝つと思い込んでしまい、安易なパスをモスへ投げてしまった事だと思います。

ところがどっこい、クロマティは反則しないどころかショートパスもカットし、さらに1INT、1INTをアシストするという活躍で、反撃を抑えます。

前半はミスしまくったのに、後半からリーヴィスの抜けた穴に入った途端、前半とは別人になったクロマティ。向かって右側の方がやりやすいのか?

 

2010/09/13 @The New Meadowlands Stadium

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
ペイトリオッツ   0 14 0 0   14
JETS   0 10 11 7   28
 
Game Stats

[引用:NFL JAPAN]

現地19日、ニューヨーク・ジェッツは本拠地で同じAFC東地区の宿敵ニューイングランド・ペイトリオッツと対戦し、28対14で快勝した。ジェッツは先週に第1ダウン更新わずか6回に終わった攻撃陣が、計336ヤード獲得、第1ダウン23回更新と奮起。後半に限れば18対0と圧倒して見事な逆転勝利を収めた。これで両チームとも1勝1敗となっている。

ジェッツのクォーターバック(QB)マーク・サンチェスは、パス30回中21回成功、220ヤードに自己ベストの3TDをマーク。また、新加入ランニングバック(RB)ラダニアン・トムリンソンがラン11回76ヤードを挙げるなど、ランでもチーム全体で136ヤード獲得とバランスのよいオフェンスを展開し、ペイトリオッツに的を絞らせなかった。

ジェッツは第2Qに先制TDを決められ、4点リードを許す展開で前半を終える。しかし、第3Q中盤にINTを奪うと、直後のシリーズでFG成功。さらに第3Q終盤にQBサンチェスがTDパスを通して逆転する。勢いに乗るジェッツは、第4Q最初のプレイで再びINTを奪取。そして残り約6分にQBサンチェスからこの試合レシーブ115ヤードと活躍したタイトエンド(TE)ダスティン・ケラーへのTDパスが決まって突き放す。その後、残り約4分に16ヤード地点まで攻め込まれるが、ここでQBサックからのファンブルリカバーを奪い、試合を決めた。

ペイトリオッツはQBトム・ブレイディがパス36回中20回成功、248ヤード、2TDも2INT、1ファンブルロスとターンオーバーが目立ち、ジェッ
ツの強力ディフェンスを攻略できず。レシーブ6回101ヤードを挙げた新人TEアーロン・ヘルナンデスの奮闘を勝利につなげられなかった。