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2019年2月9日

【NFL 2018-2019:スーパーボウル53(Super Bowl LⅢ)】ニューイングランド・ペイトリオッツvs ロサンゼルス・ラムズ

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GAME CENTER(NFL.com)

総評

攻撃力がウリの2チームが大苦戦する「ディフェンスボウル」と銘打ってもおかしくない頂上決戦でした。

スーパーボウル史上最少の合計スコア、最小TD数などのワースト記録をいろいろ打ち立てながらも、ペイトリオッツに関してはこれまでのスーパーボウルなかで最高得点差で勝利したという意外性もありました。

反パッツ連合の私ですが、ペイトリオッツのスーパーボウルは、いつも最後まで勝敗が分からない展開であり、そのエンターテイメント性は認めざるえません。

 

しかしながら、レギュラーシーズンでは1試合平均32.9得点のラムズ自慢のハイパーオフェンスがたった3点に抑えられたのはなぜだったのか?

それは、ゴフが不調だったわけでなく当然ペイトリオッツD#の策にあります。

 

ペイトリオッツD#はプレーオフでは、ワンハイのマンカバーを多用していましたが、スーパーボウルまでの2週間の間にゴフ対策へ完全にスイッチ。

以前から指摘されていたゴフのゾーンD#を読むのが苦手な欠点を考慮し、これまでの試合よりもゾーンD#を多用しつつ、常にプレッシャーをかけ続け「ゴフを慌てさせる」ことに注力しました。

 

個人的には3rdDown-shortでゴフにパスを投げさせるシーンに関して、ゴフは狙われている上に裏をかいたつもりでも結局は失敗してるので、ショートヤードはRB”C.J・アンダーソン”のパワーランでゴリ押して欲しかったです。

ペイトリオッツD#を攻略するために、ラムズはパワーランでリズムを作りゴフに余裕を与える事に期待しましたが、後半のラムズO#の策がアンダーソンを外側へ走らせるという意外性を狙ったつもりが、実は彼の持ち味を生かせてない手法だったので「それは違うだろ~」と思いました。

私はプレーオフの間にアンダーソンのファンになってしまったようです。

 

一方、ラムズD#も鬼畜ペイトリオッツO#相手によく守りました。DLとDBの良さが際立ちましたが、ベテランCB陣がエデルマンの動きについていけずセパレートされる事が勝敗を分けました。

もし、昨シーズンのスーパーボウルもエデルマンが健在だったら、ペイトリオッツが前人未到のスーパーボウル3連覇をしていたでしょう。

 

MVPに関しては最初、ゴフにプレッシャーをかけ続けたLB”カイル・バンノイ”か、インターセプトしたS”スティーブン・ギルモア”などのD#陣に与えるべきだと思いましたが、ブレイディが苦戦するラムズD#を攻略し勝利を導いたのはエデルマンなので、カムバック賞込みでMVPはエデルマンで納得しています。

 

6つ目のSBリングをゲットしたブレイディ様のスタッツは、パス21/35回262yd獲得、0TD、1INT。

O#は進んでいるが得点できない状況にフラストレーションを感じていたでしょう。

 

ラムズD#の良さもありましたが、状況を見て急激にテンポを上げる事もありませんでしたし、本来の調子では無かったのかもしれません。

しかし、そこはエデルマンとグロンコウスキーの言わばブレイディの「飛車角」が珍しくスーパーボウルに揃って出場しているラッキーに助けられました。

 

当然、来シーズンの目標はNFL単独トップとなるペイトリオッツ7度目のスーパーボウル制覇でしょう。

 

一方、敗れたラムズQB”ジャレッド・ゴフ”のスタッツは、19/38回229yd獲得、0TD、1INT。

17年前のHC”マイク・マーツ”、QB”カート・ワーナー”、RB”マーシャル・ホーク”の過去最強のラムズがペイトリオッツの前に敗れたリベンジを、HC”ショーン・マクベイ”、QB”ジャレッド・ゴフ”、RB”トッド・ガーリ”の近年最強のラムズで果たす事はできず。

最高の舞台で最低得点であった事は屈辱以外の何者でもないでしょう。

 

ということで、2018-2019シーズンもあっという間に終了。

開幕までが長く感じ、シーズンが始まればあっという間に終わってしまい、またも長いオフに入ります。

ドラフトなどのイベントがありますが、当分の間はLIVEで試合を見ることはありません。

しかしながら、長いオフを乗り切ったあとの待ちわびた開幕戦では「あ~~久しぶりだわ!この感じ!」と、思えるのもNFLファンの醍醐味の一つだと最近思います。

 

ジェッツに関しては、やっとトッド・ボウルズが解雇されたので、来シーズンこそ勝負の年だと確信しています。

ウェンツだって、ゴフだって、マホームズだって2年目でブレイクしたのですから、ダーノルドも2年目は大爆発してチームをスーパーボウルに導いてくれるでしょう。

そんな夢を見ながら、またもブログを終了できなかった2018シーズンよ、さようなら。

SEE YOU NEXT SEASON

おまけ:今回のスーパーボウルで生まれた新記録

Most Games – 9, Tom Brady

Most Games, Winning Team – 6, Tom Brady

Oldest Starting QB, Winning Team – 41, Tom Brady

Most Games, Head Coach – 9, Bill Belichick

Most Games, Winning Team, Head Coach – 6, Bill Belichick

Oldest Head Coach, Winning Team – 66, Bill Belichick

Most Passes, Career – 392, Tom Brady

Most Completions, Career – 256, Tom Brady

Most Passing Yards, Career – 2838, Tom Brady

Longest Punt – 65 yards, Johnny Hekker

Most Games, Team – 11, New England

Fewest Points, Game, Both Teams – 16, New England (13) vs. L.A.Rams (3)

Fewest Points, Game, Winning Team – 13, New England

Fewest Points Through 3 Quarters, Both Teams – 6, New England (3) vs. L.A.Rams (3)

Fewest Touchdowns, Game, Both Teams – 1, New England (1) vs. L.A.Rams (0)

Fewest PATs, Game, Both Teams – 1, New England (1) vs. L.A.Rams (0)

Fewest Kickoff Returns, Game, Both Teams – 2, New England (1) vs. L.A.Rams (1)

Most Consecutive Drives Ending With A Punt, Game, Team – 8, L.A.Rams

 

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  1. enjiiro より:

    訳知り顔で「こういうゲームは意外とロースコアリングゲームになるんだよ」などとのたまっていた輩も、まさかここまでとは思わなかったでしょう(17-10位だったらあるかも…とは思ってましたがねぇ。3Q終わって3-3だなんて…)。チャンピオンシップでは抗うMVPマホームズを退け、スーパーではマクベイ&ゴフを完膚なきまでに封じ込める。「出る杭は打つ!」というところでしょうか…容赦無いですね年長組の2人は。

  2. GENO より:

     試合内容はともかく、パッツがブレイディの代だけで今まで積み重ねてきたPITの最多優勝回数に並ぶという脅威はとんでもないですよ。パッツに対しては特別に応援してるわけでもなく、アンチというわけではありませんけど。(身内にパッツファンがいるのでお気に入りチームとの対戦以外では応援してますけど)このままブレイディ、ベリチックの代だけで最多優勝チームになる景色も観てみたい気もします。まだまだ現役やる勢いですし。

  3. #12 より:

    >しかしながら、長いオフを乗り切ったあとの待ちわびた開幕戦では「あ~~久しぶりだわ!この感じ!」と、思えるのもNFLファンの醍醐味の一つだと最近思います。

    同感ですね。8月のプレシーズンマッチが待ち遠しいです。
    また、JETS狂さんがおっしゃっているように、PATS は7回目のスーパーボウルを狙いに行くのでしょうが「彼らならそれを実現してしまうのではないか?」と他チームのファンにも思わせてしまう凄いチームになりました。それもNPB の某GY のようなやり方ではなく「賢いお金の使い方」で現在のチームを作り上げているところに脱帽です。
    ただし、次のシーズンこそは帝国の野望を打ち砕くチームが現れることを期待しています。(それがSEA だと嬉しいのですが( ^ω^)・・・てへっ)

  4. ヒデフミ より:

    このスコアは予測出来なかったですね。
    ラムズはガーリーのランがもう少し出てればゴフのパスがもう少し出てたかもですね。
    しかしアトランタなのにペイトリオッツファンが多いのかクラウドノイズが凄かったですね!これも影響したみたいですね。
    フォックスボロかと勘違いしましたよ笑

  5. Patsファンでごめんなさい より:

    いつも楽しく読んでます。
    新記録の中にはありませんでしたが、両軍合わせてレッドゾーン侵入がたった1回なんて、レギュラーシーズンでも記憶がありません。それだけ両軍のD#が素晴らしかったのと、それを崩したブレイディ、エデルマン、グロンクの集中力がすごかったということでしょうね。

  6. アパパネ より:

    (JETS狂さん、2014のシーホークス戦もバトラーのもひょ後にいろいろありましたがビクトリーフォーメーション使ってますよ。。。)

    1. JETS狂 より:

      アパパネさん>
      あらそうでしたか。訂正しておきます。ありがとうございます!

  7. ふて猫 より:

    予想外の低スコア(或いはD#が良かった)に驚いた小生ですが、まさかラムズがノータッチダウンとは全く残念でしたね(@_@)

  8. クロヒョウ より:

    こんばんは!
    今年も山あり谷ありながら終わってみればパッツでしたね…
    もー、ペイトリオッツファティーグです…
    来年こそは完全復活のニュートンと大ブレイクのダーノルドでのスーパーボウル54、期待してます

  9. ねくすと より:

    SBのレポートをありがとうございました。
    ペイトリオッツのファンとしては、得点して突き放してほしいドライブでもままならず、ヤキモキした気持ちで観てました。いつ、ゴフが覚醒するか、ガーリーやアンダーソンが爆発するか、気が気でなかったです。
    クックスが素晴らしいWRなのは、前のシーズンから知ってましたし。
    でも、最後まで辛抱して観ていて良かった、素晴らしいゲームでした。

    ご指摘の通り、ペイトリオッツのSBは展開が見えず、どっちに転ぶかわからないゲームが多いと思います。
    ボロ負けの印象があるジャイアンツとの2戦目(2012年)も、ブレイディのヘイルメアリーが成功していたら勝っていたかもしれませんでした。あの時、不調だったグロンコウスキーの前にポトリと落ちたのを観て、「グロンクが普段の調子だったら獲ってくれてたのでは?」と、モヤモヤした思いをずっと持っていました。
    今回のSBで、エンドゾーン手前でのグロンクのダイビングキャッチを観て、そのモヤモヤがリベンジされた思いになりました。ジェッツ狂さんが記されたとおり、やっと飛車角の揃ったペイトリオッツを、SBで観れた気がします。

    あと、ゲータレードシャワーを浴びて濡れネズミになったベリチックを初めて観た気がします。
    対イーグルス戦(2005年の方)であったのかもしれませんが、随分昔のことなので、忘れてしまいました。

    来シーズンもよろしくお願いします。もちろん、オフシーズンの話題も楽しみにしてます。

  10. SEA好き より:

    コメント失礼します。SBの生中継は見れなかったので、ダイジェスト版を見たのですが、パッツさんのO#のスタッツはそれなりに数字残しているのに、中々点が取れないという、変に気味の悪い試合だったように思いますが、まぁ、ラムズのD#も研究したのでしょうね。

    それにしても、ラムズのスペシャルチームはどれだけ多忙だったことか。特にPの活躍はある意味ネタとしておいしいですがね。

    1. JETS狂 より:

      SEA好きさん>
      パッツのINTやFG失敗でラムズに勝利の女神がついてると思っていましたが、ラムズO#が全く進まず死亡しました。
      レギュラーシーズンが良くともプレーオフは関係なくなる経験値の差がモロに出てしまいましたが、ラムズはもうちょっとやりようがあった気がします。
      しかしながら、下手したら試合に出る事が無いパンターの出番がめちゃくちゃ多いSBでしたね。

  11. 似非勇者 より:

    CCも瞬く間に追いつかれたので、気持ち的には3点リードなんて吹けば飛ぶようなもんでした。でもゴフにはマホームズほどのアドリブと図太さはなかったようで、最後まで守備持ちましたね。
    SSのチャンが負傷交代した時はいやーな予感しましたけど、代わりのハーモンが去年のやられっぷりを払拭する活躍をしてくれました。
    プレーオフ3試合で11TDしましたけど、エデルマン・グロンク・ホワイトは全員TDゼロ。SBではエデルマン以外レシーバー陣よくなかったですけど、OLDL含めてしっかり底上げしました。1勝2敗スタートのシーズンとは思えません(笑)

    1. JETS狂 より:

      似非勇者さん>
      パッツの強さの一つに1人負傷しても、後釜が続々と湧いて出てくるところがあります。
      あの層の厚さこそ強さの根底ですね。ブレイディすら倒れても11勝するチームです。
      シーズン中はパッツやブレイディの不調をいろいろ懸念されましたが、終わってみれば最高のシーズンだったので、もうレギュラーシーズンで何が起こっても油断できません。

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