プレーオフの魔物
ワイルドカード最後の試合は18年ぶりにプレーオフに出場したブラウンズと、同地区の強豪スティーラーズとの対戦です。
この対戦は1週間前のWeek17と同じですが、Week17ではスティーラーズは温存策でロスリスバーガーら主力は欠場しブラウンズが勝利。なので、スティーラーズは1週間前とは別のチームと言って過言はないでしょう。
本気のスティーラーズに対してブラウンズはどこまでやれるのか?・・・と、思っていたら予想外の展開が待っていました。
これぞNFL、これぞプレーオフ。
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ブラウンズ |
28 |
7 |
0 |
13 |
48 |
スティーラーズ |
0 |
10 |
13 |
14 |
37 |
総評
まずブラウンズはHC”ケビン・ステファンスキー”がコロナ陽性判定を受けて欠場。代行HCはSTコーチの” マイク・プリーファー”が務める事になりました。
ここで「リモートワークでカバーできないのか?」という疑問が上がりますが、それに関してはG+の実況の中で「規約によりベンチとスタジアム上部のスポッター席からしか通信できない」と解説がありました。
(※有馬さんは「外部からのリモートを許可すると、ベリチックが何するか分からない」という毒(正論)を吐いてました)
試合の方がスティーラーズが1プレー目からスナップミスで後逸し、エンドゾーンでボールを抑えたブラウンズがなんと開始14秒で得点!
THAT WAS QUICK.
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— Cleveland Browns (@Browns) January 11, 2021
まるでブロンコスvsシーホークスのスーパーボウルだ!
失態を取り返したいスティラーズ。しかし、次はインターセプトを喰らっちゃう!お見事!
.@Checkout_Marv WITH THE TAKEAWAY‼️
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— Cleveland Browns (@Browns) January 11, 2021
このターンオーバーをWR”ジャービス・ランドリー”のラン・アフター・キャッチでTD!わずか3プレー!
JARVIS. LANDRY.
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— Cleveland Browns (@Browns) January 11, 2021
この後のスティーラーズのオフェンスは3&OUT。しかし、返しのブラウンズのオフェンスは、RB”カリーム・ハント”のTDランが炸裂!
.@Kareemhunt7 WILL NOT BE DENIED.
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— Cleveland Browns (@Browns) January 11, 2021
今シーズンは鉄壁のディフェンスを誇るスティーラーズが、予想外のスタートに浮足立ったのか?
もはや鉄のカーテンではなく、ティッシュののれん状態!
第1Qを終わってみれば28-0!これはプレーオフの第1Q失点記録。(NFLの記録、細かい)
だが我々は知っている。プレーオフでこのような展開から、第2Qに逆にボコられたテキサンズを!
テキサンズとは違うのだよ!テキサンズとは!!
ブラウンズは第2Q、点は取られるもののTDを1本決めて、35-10 の大差で折り返します。
スーパーボウルを2度制覇したスティーラーズQB”ベン・ロスリスバーガー”がこのままあっさりとブラウンズを勝たせてくれるわけがなく、パス連射で第3Qに13点を返して、第3Q終了時点で35-23。
あれだけリードしていのにもう12点差。
(((((((ι゚д゚;)アワワワ
今までのブラウンズなら、このまま逆転負けしていたでしょう。しかし、QB”ベイカー・メイフィールド”が率いるブラウンズは違う!
RB”ニック・チャブ”の爆裂ランでTD!
スティーラーズのディフェンスが疲れた終盤でのランのロングゲインは精神的にも効くぅぅぅぅ!
Niiiiiiiiicccckkkk Chhhuuubbbbbb 🚂
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— Cleveland Browns (@Browns) January 11, 2021
取られたら取り返すブラウンズが逃げ切って、大勝利!!ブラウンズがプレーオフで勝利したのは、なんと26年ぶり!
赤ちゃんが社会人そこそこになるまでの時間がかかりましたが、ようやく光が見えました!!
勝利したブラウンズQB”ベイカー・メイフィールド”のスタッツは、21/34回263yd、3TD。
走れるQBですが、この試合では3ydしか走っておらず、ポケットワークに徹しました。
2018年ドラフト全体1位にて、大半の予想であった”サム・ダーノルド”を取らず彼を獲得した結果が大きな実を結びました。
(ほぼ自虐ネタ)
出足からくじかれ敗北したスティーラーズQB”ベン・ロスリスバーガー”のスタッツは、パス47/68回501yd獲得、4TD、4INT。
大量失点から パス連射でかなり点差を詰めるも、4INTとターンオーバーが多かったのも致命的でした。
レシーブでは、WR”ジュジュ・スミス=シュスター”が137ydレシーブ1TDと健闘。
JETS狂の宴ではスピンオフとして応援するも、残念な結果になりました。
ブラウンズの次の相手は昨シーズンの王者、かつ第1シードのチーフス。
クリーブランド、なんかやってくれそう。数年前の弱小チーム対決AFCチャンピオンシップ。で、スーパーはGOAT。史上初の開催地フランチャイズ制覇〜さてどうなることやら