実は先輩後輩対決

わずかながらでもプレーオフ出場の可能性がまだあるジェッツの対戦相手は、プレーオフ常連ながら5連敗中で厳しい状況のセインツ。

セインツの先発はオフェンスの全スキルポジションができるジョーカーこと”テイサム・ヒル”です。

 

実はQB”ザック・ウィルソン”と同じブリンガムヤング大学(BYU)の出身で、今回は先輩後輩QB対決になりました。

果たしてドラフト外から苦労で成り上がってきた先輩のヒルが勝つのか?それともドラフト全体2位のエリートコースでNFL入りした後輩ウィルソンが勝つのか?

そして、果たしてジェッツの命運は!?

[SPONSORED LINK]

スコア&ダイジェスト

ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]

 

1Q

2Q

3Q

4Q

T

セインツ

3

7

3

17

30

ジェッツ

0

6

0

3

9

オフェンス

TDを1本も取れず敗北。

QB”ザック・ウィルソン”は果敢にミドル以上のパスを狙いやる気を見せるも、それを取るレシーバーがいません。
(むしろ奥に投げさせられていた?)

RB”マイケル・カーター”、RB”テビン・コールマン”、WR”コーリー・デービス”の不在に加えて、ドラ2天才WR”イライジャ・ムーア”までIR入りとは、一体どーすればいいのか。

RB”タイ・ジョンソン”がドロップ3連続で酷いのなんのって。今時のRBはパスも取れて当然でしょうが。

 

2020年ドラ2WR”デンゼル・ミムズ”はオープンになれない上に、インターフェアとイリーガルシフトの反則を連続でやらかして、オフェンスをFGレンジから出す逆活躍。

しかも0レシーブときたもんだ。おいおい、そんなドラ2レシーバーは他に居ねーぞ。

WR”キーラン・コール”のドロップもドイヒー。

シーズン途中、全員レシーブが上手くなっていたのは幻だったのか。

 

良かったのはWR” ブラクストン・ベリオス”とTE”ライアン・グリフィン”ぐらいですかね。

レシーバー陣が全て悪いわけでなく、QB”ザック・ウィルソン”もスイングパスがワンバンしたり、パスがオーバーしたりコントロールに安定性がありません。

本日のスタッツは、パス19/42、202yd獲得、0INT、0TD。レーティング59.3。ランが33ydでチームトップでありRB陣も壊滅的です。

RBの人出不足に2020年ドラ4のRB”ラミカル・ペリン”が久々の登場し、ちょっとは抜けるシーンがあるも、やはり役不足でした。

 

OLは3被サックですが、そこそこ耐えてた感じ。

この戦力では、トム・ブレイディでも勝てないかもしれません。

ディフェンス

今日もD#に光はナシ。

予想どおりRB”アルビン・カマラ”を止められず、ズルズルいかれてカマラにラン120yd、1TDを献上。

 

加えてQB”テイサム・ヒル”にも73ydを走られる始末。ほぼ、試合終盤のこのTDランで獲得されたヤードですけどね。

 

ヒルも決して調子がいいわけでなく、前試合で痛めた指が完治していないのかパスがすっぽ抜けるシーンもあり、QBの能力としては平凡。ランありきのティーボウのスタイルに近い選手です。

こんな先輩らの試合を見たBYUの後輩たちは何を思うのか・・。

 

LB”C.J・モズリー”はカマラを体当たりで止め、計11タックルと頑張りましたが精細さを欠きました。

LB”クインシー・ウィリアムズ”の方が、カマラへのパスカバーでTDを阻止するなど動きは良かったです。DE”クイネン・ウィリアムズ”の兄で今シーズンから加入した選手ですが、パワーもあり来シーズンは非常に期待できます。

CB”ブライス・ホール”と、今試合で復帰したドラ6CB”ブランディン・エコールズ”も悪くなかったので、このあたりのさらなる成長に期待です。

スペシャルチーム

新キッカー”エディ・ピネイロ”が3本のFGを真ん中に決める活躍。

最近、まともなキッカーを見ていないジェッツファンからどよめきが起こりました。もうスタメン決定でしょう。

 

リターンでは相変わらずWR” ブラクストン・ベリオス”が42ydのリターンを見せる活躍を見せております。こういう選手が最近いなかったので、非常に頼もしいです。

総評

と、いう事で敗戦によりジェッツのプレーオフに行ける確率は0%となり、これにて2021年シーズン完全終了です。

 

タイタンズを倒した時は少しは見込みがあるかと思ったのですが、さっぱりダメでした。

近年は主力にケガ人が多すぎるのが一番のネックになっています。特に先発QBはシーズン1回は必ず不在になります。

 

ジェッツは2011年シーズンからプレーオフに出場しておらず、とうとう11年間プレーオフに出場していない事になりました。

かつてはビルズが2017シーズンに1999年から17年ぶりにプレーオフに出場したことで4大スポーツ最長となるプレーオフ未出場記録が終わりましたが、ジェッツがその記録に到達しそうな予感がしております。

ビルズ プレーオフ出場
アンビリーバボー!! ブラウンズの16試合全敗に続き、またも快挙が発生しました。 全米4大スポーツで最長のプレーオフに出ていないチームであるバッファロー・ビルズが奇跡的にプレー

たぶん私もブログを書いてなかったらもう他のチームに乗り換えていたかもしれないぐらい、ジェッツファンは沈んでおります。

 

もしかして負傷しやすい噂があるホームスタジアムに問題があるのかと思ったのですが、メットライフスタジアムが完成したのが2010年であり、そのシーズンはAFCチャンピオンシップまで進んでおり、これは言い訳にならず。

だいたい2010年以降に同じホームのジャイアンツが数回プレーオフに出場してますから。

 

今シーズンに限っては先日もお伝えしたとおり、「G+(ジータス) 森さんの呪い」という事にしておいて、来シーズンに希望を託します。

ドラフトはDB狙いですね。あー楽しみだ。(棒読み)

 

これにて2021年シーズン、

終劇

※ブログは続きますよ