ここで白黒つけようや!
ワイルカード4戦目は、今プレーオフ一番の注目のカードになりました。
2021年シーズンに互いのフランチャイズQBを交換するという前代未聞のトレードを行ったラムズvsライオンズの直接対決です。
”マシュー・スタフォード”と”ジャレッド・ゴフ”、互いに思い入れのある古巣を倒さねば先に進めないことは当然として、プライドをかけた直接対決は実にドラマチック。
果たして、目覚めたライオンが羊を喰らうか!?
はたまた羊さんが眠りにいざなって再びライオンを眠らせてしまうのか!?
さぁ、思う存分に投げ合え!
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スコア&ダイジェスト
ハイライト&データ[GAME CENTER(NFL.com)]
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
ラムズ |
3 |
14 |
3 |
3 |
23 |
ライオンズ |
14 |
7 |
3 |
0 |
24 |
総評
これはもう、語るには足りない名試合です。
両者、インターセプトもファンブルロストもない、ターンオーバー0でイレギュラーなしの純粋なぶつかり合いになりました。
QB”マシュー・スタフォード” vs QB”ジャレッド・ゴフ”、
WR”プカ・ナクア” vs WR”アモン・ラ=セントブラウン”、
DT”アーロン・ドナルド” vs DE”エイダン・ハッチンソン”
などなど、タレント力や戦力もほぼ互角。
結果、1点差の接戦でした。
ラムズの今シーズンは、WR”クーパー・カップ”の存在がかすむほどのWRが爆誕。その名も”プカ・ナクア”。
PUKA UP TOP FOR SIX!
: #LARvsDET on NBC
: Stream on #NFLPlus pic.twitter.com/ZuVyAKLYeH— NFL (@NFL) January 15, 2024
足が早いのは当然として、タックルしてもなかなか倒れない常人離れしたフィジカルが武器で、ライオンズのディフェンスを翻弄します。
スタッツは9レシーブ181yd獲得 1TD というとてつもない数字を稼ぎました。
しかし勝敗を分けた差は、まずライオンズRB”デビット・モンゴメリー”のパワーランがQB”ジャレッド・ゴフ”への負担を軽くした事でしょう。
Lions make it look too easy
(via @NFL)pic.twitter.com/zabJAfasti
— B/R Gridiron (@brgridiron) January 15, 2024
ラムズのRB”カイル・ウィリアムズ”のスタッツはモンゴメリーとほぼ同じなのですが、要所で力を発揮したのはモンゴメリーの方に思えます。
その結果、パス回数や獲得ヤードはゴフの方が圧倒的に少なくなりました。
加えて、ラムズのキッカーが昨シーズンにカウボーイズのプレーオフにてエクストラポイントを4回連続外したK”ブレット・マーハー”であったこと。
ラムズはシーズン中に1回彼をカットしたものの、呼び戻すほどキッカーに困っていたようです。
この試合でマーハーは3回のFGを決めていますが、最長で29ydという簡単なものでした。
キッカーへの信頼の無さが如実に現れたのが、1点差を追いかけるラムズ最後のドライブでの 敵陣44yd ・3rdDown-14の状況。
長距離FGが狙えれば、ランか短いパスで前進してFGで逆転という選択肢がありましたが、キッカーが信用できないためにパスでファーストダウンの更新を狙うしかなく、失敗しパントを蹴らざる得ませんでした。
さらに明暗を分けたのがタイムアウトの使い方。
後半途中、ディレイ・オブ・ザ・ゲームを止めるためにHC”ショーン・マクベイ”が追いかける展開ながらタイムアウトを使ったため、最後のライオンズのドライブでラムズは使うべき時に使えませんでした。
LIONS GET A BIG FIRST DOWN!
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私もラムズが追う立場であるにも関わらずディレイのわずか5ydの損失のために、後に勝敗を決めるかもしれない貴重なタイムアウトを使う事は疑問に思いました。
何にしろ、互いに大きなミスの無い素晴らしい試合で、今シーズンのベストマッチの1つに入るのではないでしょうか。
因縁の対決に勝利したライオンズQB”ジャレッド・ゴフ”のスタッツは、パス22/27回、277yd獲得、1TD、QBレーティング74.6(ESPN)
ラムズ時代にスーパーボウルに到達するもペイトリオッツに阻まれ、QBスワップ後にラムズに移籍したスタフォードにスーパーボウル制覇されるという、常にスタフォードの影がつきまとうキャリアになりましたが、大舞台での直接対決を制して、大きく前進。
しかし、最近「スーパーボウル初出場で敗れたQBは、ほぼスーパーボウルを制覇できない」という説を聞いて、ゴフとライオンズの幸先が心配になっております。
一方、敗れた”マシュー・スタフォード”のスタッツは25/36回367yd獲得、2TD、QBレーティング75.4(ESPN)。
今回敗れましたが、2シーズン前にスーパーボウルを制覇しているので、まぁ今回はゴフに譲って良かったでしょう。
しかしながら、ラムズは当分再建モードかと思いきや、ドラフトでバンバン良質の若手を引き当てて49ersと同地区ながらプレーオフに出場というところまで回復しました。
また近いうちにスーパーボウルに戻ってくる可能性はありそうです。
マシュー対ゴフの注目の裏に、お互いにKに不安を抱えた同士の対決でもありました。
そして、長距離FG蹴るか蹴らないかの場面で、DETはFGを決めて得点、LARはFGしないでギャンブル失敗して無得点。
この決断の差が勝敗を分けたと思ってます。
当然、タラレバなんですけどね。
DETの前オーナーのおばちゃんが生きているうちにSB制覇の景色を見せてあげて欲しいですね。
ロッカールームに激を入れに行くほど熱いおばあちゃんだったんで。
どっちに転んでもおかしくない試合でしたね。これぞ正しく“This is プレーオフの試合でしたね
ゴフ怒りのワイルドカード
こんなにも気合いが入りまくったゴフを見たことがない
まさに真の意味でのリベンジだったな
見事に怒りの炎で小羊の丸焼きができた ∩(´∀`)∩
ラムズにはマット・ゲイという素晴らしいキッカーが去年までいたのになんで解雇してしまったのか、、、
マクベイのディレイオブゲーム嫌いはシーズン中もよく見たな。