高山病にも注意だな

我らがジェッツはByeWeekでお休みのWeek11。

AFC東首位のペイトリオッツは高度で有名なデンバーの「アット・マイル・ハイ」からメキシコ遠征に向かいますが、試合会場は更なる高度のスタジアムになります。

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ボールが飛ぶ飛ぶ海抜7380フィート

ペイトリオッツvsレイダースが試合をするメキシコのエスタディオ・アステカ (Estadio Azteca)[通称アステカ・スタジアム(Azteca Stadium)]」の場所は海抜7380フィート。

NFLのホームスタジアムで最も高所にあるデンバー・ブロンコスの「スポーツオーソリティ・フィールド・アット・マイル・ハイ」が海抜5280フィートで、その差はなんと2100フィートです。

 

「フィート」と言われてもパッとしませんが、富士山の海抜は3776m=12388フィートなので、ざっくり言えば富士山の約2/3の高度で試合します。

これはとんでもないですね。高度で試合をするとどのような影響が出るかというと、

  • ボールがよく飛ぶ

高度になると空気が薄くなるので、ボールがよく飛びます。

NFLのFGの最長記録は64ヤードで、2013年12月8日にブロンコスのK”マット・プレイター(Matt Prater)”が、タイタンズ戦にて前半終了間際に決めたものです。

アイシールド21 フィールドゴール 最長
運命を決める一撃 接戦の勝敗を左右するフィールドゴール(以下、FG)。 2005年シーズンはプレイオフでコルツが通常なら入る距離をプレッシャーに負けて外して敗退。 2008シ

この時の会場がデンバーの「アット・マイル・ハイ」であり、NFL史で最長のFGのTOP5のうち3つがこの会場での記録なので、高度であればあるほど長距離のFGは決まりやすいのはお墨付きです。

あとパントに関しても飛距離が伸びるので、自陣の回復が行いやすくなります。敵陣40yd弱で4thDownになると、めっちゃ悩みそうですね。

  • 体力の消耗が激しい

空気が薄いと当然、呼吸で体内に取り込む酸素量が減ります。つまり、酸欠になりやすく体力の消耗が激しくなります。

選手層の厚さも勝敗に大きく影響するでしょう。

  • ボールがパンパン

レイダースにとって朗報が、高度であればあるほど空気中の気圧が低くなるため、下界で入れたボール内の空気が膨張しボールが膨らみます。山でお菓子の袋が膨らむアレです。

ボールの空気を抜いちゃう人にとって、これは嫌でしょう。

 

以上の事を踏まえて、Week11のペイトリオッツvsレイダース戦を見ると、見方が変わって面白いかもしれません。